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主イエスの救済方法に学ぶ(その1)~現代日本を救う道

◇◇主イエスの救済方法に学ぶ(その1)◇◇【2002年10月25日に作成した<第276回>より】 
現代日本を救う道を考える

神に大事にされ大切なる皆さんこんにちはご愛読に感謝します。

これまでに【隣人・社会】を救済する様々な感動的エピソードを紹介してきました。
そこに登場する人々に共通する特徴を現してくれたのが【イエスの生涯と教え】だと
思います。

先ず、神はこの世で人類を救済する為に【現場主義】として最愛の【独り子】を
わざわざ【この世の富・権威・名声】と無縁の在野の【人間体験】をさせました。
この【現場主義】こそが救済のための大いなる【神の摂理・真理】が示されている
のではないでしょうか。

【隣人・社会】を救うためには、相手の立場を理解するために、たとえ相手からの
要求が無くとも、困窮し苦しみ悲しんで絶望の【どん底】にいたり、または、魂を
見失っている人々がいるならば、彼らを助け励まし導き出す為に自分から率先して
自発的に愛好する現場に赴くことが重要であるといえるでしょう。

●強いられてするのでなく、神に従って自ら進んでなし、恥ずべき
 利得のためでなく、本心からそれをしなさい(ペテロ前書5-2)
●各自は惜しむ心からでなく、また、強いられてでもなく、自ら心で
 決めたとおりにすべきである。神は喜んで施す人を愛してくださる
 のである(コリント後書9-7)
●人の子が来たのは、失われたものを尋ね出して救うためである(ルカ伝19‐10)
●私を失われたものを捜し、迷い出たものを連れ戻し、傷ついたものを包み
 病気のものを力づける(エゼキエル書34‐16)

そして、現場の人々の思いと一つにできる時にこそ、優越感や義務感からでなく
本当の喜びの心に従って【神の愛・隣人愛】による救済方法を発見できるからです。

●互いに思いを一つにして、高ぶった思いを抱かず、かえって低い者たちと
 交わるがよい。自分を知者だと思いあがってはならない(ロマ書12‐16)
●野心からも、単なる義務感からも、本当に価値あるものは生まれてきません。
 本当に価値あるものは、むしろ、人や事物を深く愛する心から生まれてくるのです。
アインシュタイン

さらに、【現場主義】に加えて重要なことは【共感上手】であることだと思います。
【共感上手】とは「聞き上手」でもあり「誉め上手」でもあります。

以前この場でも紹介したように、例えば子供の教育においても【共感上手】こそが
誉めたり叱ったりするよりも、最も大切であるといえるでしょう。

失敗や違反を「叱る」のではなく、「共に悲しむ」
成功や達成を「誉める」のではなく「共に喜ぶ」
という【共感上手】である事が人々を再起させ奮起させる最善方法だと思います。

●喜ぶの者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい(ロマ書12‐15)

最近、その活躍がテレビで度々紹介されている沖縄出身の盲目のテノール歌手の
新垣さんの場合も、ある一人の牧師が、【どん底】にあった新垣さんの話しを
聞いて、何も言わずに涙を流し共に悲しんでくれたことで、新垣さんは再起する
勇気を得たのだそうです。

ご存知のように、おかげで今では現場である日本中を飛び回りながら、天賦なる
【タレント】の歌声とユーモアによって多くの人々と心を一つにして励まし続けて
います。

事故現場での欧米の救済方法の一つにしても、とても興味深いものがあります。
阪神大震災の時にテレビ報道で紹介されて、私自身は初めて知り感動しました。
先ず感動させられたのは、スイスなど欧州各国の人命救助犬チームが日本の悲劇を
テレビで知って、直ぐに自発的に日本に駆けつける段取りをしてくれたことです。

瓦礫の下敷きになった人々の生命を救済するためには一刻一秒でも貴重だからです。
早朝の突然の惨劇に訳も判らずパニック状態になっている日本政府の人々の思いを
共感できたからこそ、正式な救助要請など来なくても、彼らは日本にやって来る
つもりだったのでしょう。そうしなければ、せっかく救える命も救えないことを
彼らはよく理解していたからです。

一方で残念なことは、せっかく彼らが地震直後の瓦礫に駆けつけても、日本の場合、
上空を無数の報道ヘリコプターが飛び回って大騒音を放ち続けていたことでした。
報道陣にしてみれば、彼らの使命感に燃えて決行したことでしたが、そのために
救助の邪魔になっていたことが後になって判ったのです。

欧米では災害直後の被災地での救助活動において定期的に「サイレント・タイム」を
設けるそうです。しかし、当時の日本ではその救助方法を知りませんでした。

災害で土砂や瓦礫の下敷きになった人命を救うためには、なるべく急いで土砂や瓦礫を
取り去る必要があるためにクレーンやブルドーザーなどを使います。しかし、それらは
騒音が大きくて下敷きになっている人々の小さな「叫び声」はかき消されてしまうので
一斉に全員が作業の手を休めて、15分間でも全員が静かに聞き耳を立てるのです。

実際に9・11テロ事件の時にも、彼らは「サイレント・タイム」を設けて、懸命になって
生存者と心を一つに思いを一つにして、助け出そうとしている報道を目にしました。

日本の失業者対策にしても、【現場主義】と【共感上手】に沿った方法があるはずです。
失業手当給付期間内の人々には「ハロー・ワーク(職安所)」があります。私もお世話に
なったことがありますが、報道ではカウンターに長い列ができて、係員はトイレに行く
時間も無いほど忙しいとのことです。一人一人に適切なアドバイスを提供する事など
困難な話しのようです。

英国では興味深い失業対策を発案したと聞きました。「ハロー・ワーク」ではなくて
「マン・ツー・マン(一対一)」で世話ができるエイジェントを養成して彼らが自らの
判断で失業者を率先して見つけだして、就職までの支援ができる体制を作ったのです。

日本で言う「世話好きのおばさん」や生保の勧誘員のように、自分で失業者を選んで
彼らの要求を懇切丁寧に相談に乗り、就職先を一緒に探し服装手配から面接指導など
全面的にサポートすることを政府予算で体制を築いたのだそうです。失業者のための
新たな職種にもなり、まさに一石二鳥の名案であると感心しました。

一見すると効率の悪い方法のようですが、まさに【福音伝道】の手法そのものです。
遠回りのようでいて、「ハロー・ワーク」形式よりも予算も軽減できるし、成果も
間違い無く上がっていると私は確信できます。

何よりも、探す人も助ける人も全てが満足できて喜びと感謝の善循環であることが
【神の愛・隣人愛】の実践そのものではありませんか。

●完全なる職業とは他を喜ばして、我もまた喜ぶの職なり(内村鑑三

英国政府が考えついたのも、失業最前線の現場をしっかり現地視察して何が本当に
失業者と社会の活性化のために必要か最善であるかを研究したからに違いありません。

●人間のうちに善をのばしてやり、彼らの心に善に対する愛好心を注ぎ込むことが
 必要である(ヒルティ)

神は人類を救済するために、この世(危険な現場)とかけ離れた天界(安全地帯)から
神の都合だけで勝手に救い出すような横暴で強権なる独裁者の創造主ではありません。

神は最善の【共感上手】な方で、個人を尊重して、私たちに許された【自由意志】を
最も大事にして、私たちの勝手な独断決行を最後の最後まで静かに見守り続けてくれ
どうしようもなく行き詰まった時だけ、本人にも気づかないようにそっと【神助】を
【無償ギフト・恩恵】として提供してくれる【偉大なる父】であるといえるでしょう。

●彼らが呼ばないうちに私(主)は答え、彼らがまだ語っているうちに私は聞く
 (イザヤ書65‐24)
●彼らの叫びを聞き、その痛みを知っている(出エジプト記3‐7)
●主に向かって述べた不平を、聞かれたから恵みは与えられた
 (出エジプト記16‐8)
●神は罪人の言う事はお聞き入れになりませんが、神を敬い
 その御心を行なう人の言うことは聞き入れて下さる(ヨハネ伝9‐31)
●もうあなたは泣くことはない。あなたの叫び声に応じて、
 主は必ずあなたに恵み、それを聞かれるとすぐ、
 あなたに応えてくださる(イザヤ書30‐19)

最後に【隣人・社会】を救済において重要なことは、全体(家族・組織・社会・国家・
人類・世界)を救いたければ、先ずは目の前の【個】から救うことだということです。

【全体】を救うためには【個】の多少の犠牲は止むを得ないという考えは適者生存・
弱肉強食の発想であり、それは欧米のグローバリズムの自由市場主義の思想であり
日本古来の伝統にはないという意見があります。

しかし、欧米には同時に【キリスト精神】が【精神土台】として、しっかり根付いて
いると思います。それを代表する価値観が一匹の【迷える子羊】を救い出すという
主イエスの「たとえ話」です。

●あなた方に内に、百匹の羊を持っている者がいたとする。
 その一匹がいなくなったら、九十九匹を野原に残しておいて
 いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないだろうか
 (ルカ伝15‐4)
●これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい
 (マタイ伝18‐10)
●これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなた方の天の父の
 御心ではない(マタイ伝18‐14)
●目の前の一人を救える者が、世界をも救える(ユダヤの格言)

★★【その2】につづく★★