【ビジョン&使命・天職】で<御国:千年王国・メシア的王国・神愛王国>に導く【神の愛=主イエス】!!

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【神愛福音道】【聖書価値観:神愛世界観・神愛歴史観・神愛人生観> 【神助道:神助精神・神助主義・神助本願・神助努力・神助本位】 【<御国:千年王国・メシア的王国・神愛王国>創世道】

【オンリー・ワン】を目指そう!

◇◇ナンバー・ワンでなく【オンリー・ワン】を目指そう!◇◇【2002年7月23日に作成した<第263回>より】
2002年7月22日(月)19:30NHKクローズアップ現代山本直純:音楽の心を若者に」

●人数が少ないからといって世界を変える力はないと侮るなかれ。
世界を変えてきたのはまさしく少数の力なのである(マーガレット・ミード)
●自分がそうであって欲しいと思う世界に向かう変化を自ら後押ししなさい
 (ガンジー
●すべて偉大なことは、小規模で少人数から始まるものだ。あなたはそれを
 覚悟しなければならない。そして、子供たちを教育するにも、彼等が少数派に
 属する事を平気なように導かねばならない(ヒルティ)

今日一日のテレビ番組の中にも、素晴らしき【使命・天職】に生き、後世の為に
種をまき続けて召天された1人の生涯が紹介されていて、感動と勇気を得ました。

その人は、皆さんも大変ご存知の音楽家山本直純さんです。先日、1人の読者の
方から山本直純さんの番組があることを事前に紹介して頂きました。
貴重なお便りに心より感謝いたします。

山本さんの生涯は、他の誰も替わりのできない【オンリー・ワン】の生涯でした。
作曲家の父とピアニストの母の下で、音楽に魅了されて将来は指揮者になる事を
【ビジョン:理想・夢・志】に抱いたそうです。家庭環境と英才教育のおかげも
あったかもしれませんが、山本さんは音を聞き分けられるという天性の絶対音感
あって、10代の頃から既に認められ周囲を驚かせていたようです。

クラシック指揮者としてのエリート・コースである芸大に進学します。そこでは、
生涯の親友となった岩城宏之さんや小澤征爾さんと出会います。彼らは山本さんの
【天性の才能】に感化され、音楽家として触発され、音楽性を磨けたからこそ、
現代の活躍があると言っても過言ではないようです。

それだけ日本で圧倒されるほどの【タレント:個性・才能・可能性】があったなら
海外でも活躍できたに違いありません。しかし、ご存知のように山本さんの活躍は
山本さんが影響を与えた岩城さんや小澤さんが海外で活躍しているのとは異なって
国内での様々な音楽分野での派手なパフォーマンスが印象にあるだけです。しかも
最近は、あまりテレビに登場されることもなく目立たず忘れ去られた存在でした。

本来、山本さんの幼い頃からの【ビジョン:理想・夢・志】とはクラシック音楽
指揮者になることだったのに、彼は自ら理想を棄てて楽な道に走ったのでしょうか。

いいえ、山本さんが選んだ道とは彼にとって【最も困難な道】を選んだのでした。
その事実とは、最近の報道によって、彼の死後に初めて全貌が明かになったのです。
誰もが簡単にできない自己の【タレント:個性・才能・可能性】を最大発揮させた
【オンリー・ワン】の生涯とは、死後にこそ【永遠の生命】として光り輝きます。

●自分で自分を推薦する人ではなく、主に推薦される人こそ、確かな人なのである
 (コリント後書10-18)

昭和30年代のTVブームに伴い、彼の天才的音楽センスが買われて、CMや映画など
若くして大衆音楽の世界で活躍することになります。

あまりの人気のために一週間に2日しかゆっくり眠れないほどの多忙さとなります。
楽天的で豪快でいつも人を喜ばせる天性のキャラクターと大衆向けの様々な分野での
作曲活動で人気者になっている頃に、一方では小澤さんや岩城さんは海外で本格的な
クラシック音楽の指揮者として活躍していたのです。

しかし、山本さんの偉大なところは【この世の権威・富・名声】が近づいても決して
【ビジョン:理想・夢・志】は放棄していなかったことです。

山本さんは単に世界で有名な指揮者や音楽家として「ナンバー・ワン」を目指す事が
望みではありませんでした。青年の心に抱いていた【ビジョン:理想・夢・志】とは
クラシック音楽の魅力を誰にでも親しみやく身近な存在にしたい」という事でした。
彼はそのための【最善な道】を見出し、自らの決断によって選択したのです。

小澤さんはTV番組のインタビューで、当時の山本さんの決意を紹介してくれました。

「僕は日本に留まり、クラシック音楽の裾野を広げる道を開拓する。
 俺が下で、君が上(世界で活躍)をやれ!
 日本でオーケストラを用意して待ってるぞ!」

●いつも他よりも低い地位にいて、すべての人の下につくことを求めなさい
 (トマス・ア・ケンピス)
●むしろ、招かれた場合には、末座に行ってすわりなさい(ルカ伝14-10)

山本さんはクラシック音楽を原点として全ての音楽を心から愛していたのだと思います。
それは、まさに音楽界を豊かにする【自由・平等・寛容・博愛の精神】そのものです。

ご存知の様に、テレビ番組のテーマソングやCMソングや映画「寅さん」の名曲など、
どんな分野の音楽においても決して手を抜かず音楽の基本に忠実で、才能を出し惜しみ
せず4000曲もの作品を創り続けました。

「暗い旋律で感動させるのは邪道だ。明るいメジャーな旋律でホロッとさせる事が
 プロであり重要なんだ!」岩城さんは山本さんの作曲姿勢を語ってくれました。

山本さんは長年温めてきた企画である「オーケストラがやって来た」という番組を
昭和47(1972)年から始めます。それまで気取っている雰囲気のあるクラシック音楽
親しみやすく身近な存在にするために全精力を投じた実験的チャレンジの連続です。

オーケストラを地方に連れて行ったり、耳だけでなく視覚に訴える手法をこらしたり
何かの形で観客にクラシック音楽の素晴らしさを解らせたいという熱意は音楽仲間も
その迫力に圧倒されるほどだったそうです。

「大衆との間に壁がある限りダメなんだ!」

世界でも通用する天才音楽家が、クラシック音楽に縁の無い地方にまで、わざわざ
来てくれたのですから、当時の観客は生演奏の音楽を聞けて感動し喜んだでしょう。
また、大阪では市民参加の「一万人の第九コンサート」も15年間も続けたそうです。

山本さんは自分の名声や権威を指揮棒を持ってふりかざすのでなく、自分を棄てて
観客とオーケストラのメンバーを直接交流させて音楽で一体化できる感動と喜びを
伝えたかったのだと思います。

●伝道の道は伝うことにあらず、自己を虚しゅうして他(ヒト)を充たすことなり
 (内村鑑三

晩年の山本さんが最も熱心だったことは、音楽の心を若者に伝え育成する事でした。
今日まで22年間も東京、群馬県香川県にある3つのアマチュア・オーケストラの
指導をしてきたのです。それは、世間的には目立たないような地味な活動であり、
あまり取材もされなかったようです。しかし、だからこそ、そこには山本さん自身の
【ビジョン:理想・夢・志】を実現するための強い信念を見出せるのです。

●もし、人が何か役に立つことを知り、かつ学びたいと願うならば、
 他の人から知られずにおり、人から何ものでもないと思われることを
 愛さなければならない(トマス・ア・ケンピス)
●もし、あなたが何事かの知識や学問を役立つように修得したいと欲する
ならば自分が世に知られず、つまらぬ者と評されるのを喜びなさい
 (トマス・ア・ケンピス)

さずがの山本さんも前任者から引き継ぐ時には戸惑ったそうです。オーケストラの
若いメンバーは失敗をしないように、目立たないようにして、指揮者に任せきりの
態度だったからです。

そこで、山本さんが先ず取り組んだのは、若者の「意識改革」だったそうです。

「自分で考え、自分の音を奏でなくては本当の音楽の喜びはわからない」

オーケストラの集団の中にいると、どうしても自分の音に無責任になりがちなので
たとえば、彼等一人一人を立たせて演奏させ、皆の前で目立たせ注目されることを
経験させたりしたそうです。

音楽をこよなく愛する山本さんの熱心な指導に影響されて、小澤さんや岩城さんが
経験したように、活き活きとしたオーケストラへと見事に変貌して行ったのです。
自分の意志で楽しくやれるようになった、自立した多くの若者がそこにいました。

晩年の山本さんは熱心で飽くなき音楽の裾野を広げるという困難な道を選んだ事を
次のような希望を抱いて話してくれました。

「我々は種をまいて少しずつでも花が咲き実りがあればそれでいい。
 モヤシのように細々と育ちつつあっても、いすれは森として残してみたい」

彼の音楽を身近にするための【種まき】は生涯の最後の最後までやり続けたのです。
それは、実りの少ない時間と手間のかかる【福音伝道】であるといえるでしょう。

●咲く花は多し、実となるは少なし。実となるは多し、熟するは少なし
 天然の法則は神の聖旨なり(内村鑑三

しかし、アマチュア・オーケストラにしても彼の指導を受けた1000人近い後継者が
確実に音楽の心に目覚めて着実に前進し続けています。

今年、香川県のオーケストラは山本さんの意志を継ごうと、初めての試みとして
山本さんのオリジナル曲を演奏するそうです。彼の【ビジョン:理想・夢・志】は
21世紀に引き継がれ、やがて望みの【森:理想】が完成する時がやって来るのです。

●彼は死んだが、信仰によって今もなお語っている(ヘブル書11‐4)

私たちも山本直純さんのように【オンリー・ワン】の生き方がきっとあるはずです。
それは、【この世の権威・富・名声】があろうとなかろうと関係ない愛の世界です。
見果てぬ夢と思われようとも、泥まみれの実現困難な道であっても、私がしなくて
他に誰がする!?という使命感と意欲を抱ける道が各自に用意されているのです。
それは自分が選んだのではなく【主の愛】によって召命された【使命・天職】だと
いえるでしょう。

●希望と愛が目指すものは、決して成就することのない完全性である。
 それでもなお、固くそれを抱き続けるならば、人生の塩となり杖となる
ヒルティ)
●あなたが私(主)を選んだのではない、私があなたを選んだのである
 (ヨハネ伝15-16)
●人は天から与えられなければ、何ものも受けることはできない(ヨハネ伝3-27)

山本さんが自分の目指す道を発見できたように、【主イエス】が私たちが目指し
進むべき道を教えようとして、私たちの心にも訪問したがっていることでしょう。
私たちが心を開いて【神の愛】を受け入れれば、きっと大発見があるはずです。

●見よ、私(主)は戸口に立って、たたいている。誰でも私の声を聞いて戸を
 開けるなら、私はその中に入って彼と食を共にし、彼もまた私と食を共に
 するであろう(黙示録3-20)

皆さんが【神の愛】による大いなる導きにより【オンリー・ワン】の道を
発見されることを心より応援しています。

それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
 
メイル歓迎します!
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田中 聡(さとし)