【ビジョン&使命・天職】で<御国:千年王国・メシア的王国・神愛王国>に導く【神の愛=主イエス】!!

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【神愛福音道】【聖書価値観:神愛世界観・神愛歴史観・神愛人生観> 【神助道:神助精神・神助主義・神助本願・神助努力・神助本位】 【<御国:千年王国・メシア的王国・神愛王国>創世道】

【フリーダム・ファイター】

◇◇ フリーダム・ファイター(自由の戦士)としての先駆者  ◇◇
【2002年2月5日に作成した<第215回>より】 

2002年2月5日(火)12:00NTV「思いきりテレビ・今日は何の日:高橋竹山
   2月5日(火)15:00NHK「夢伝説:ルイ・アームストロング

●もし、人が何か役に立つことを知り、かつ学びたいと願うならば、
 他の人から知られずにおり、人から何ものでもないと思われることを
 愛さなければならない(トマス・ア・ケンピス)
●もし、あなたが何事かの知識や学問を役立つように修得したいと欲する
ならば自分が世に知られず、つまらぬ者と評されるのを喜びなさい
 (トマス・ア・ケンピス)

神に大事にされ大切なる皆さんこんにちは、ご愛読に感謝します。

【キリスト精神】は【フリーダム・ファイター(自由の戦士)】を目指す
【先駆者(パイオニア)】を生み育ててくれます。

【キリスト精神】により神の愛に導かれる【先駆者】は共通の特徴が
あります。

それは世間的には目立たず成果が見られなくても、境遇に従って自分で
なければ他の誰もできないことをチャレンジする事ではないでしょうか。

●人に知られていないようで 認められ
 死にかかっているようで  生きており
 こらしめられているようで 殺されず
 悲しんでいるようで    常に喜んでおり
 貧しいようであるが    多くの人を富ませ
 何も持たざるようで    全てのものを持っている
                  (コリント後書6‐9~10)

社会的成功・成果を出す前に、先ずは神の与える訓練によって【自由の戦士】と
なれるように鍛えられる【試練】の時を経験しなくてはならないのです。そして、
そのチャレンジはやがて大きな愛の実りを結ぶようになります。

●すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと
 思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、平安な義の実を
 結ばせるようになる (ヘブル書12‐11)
●神は誠実であり、なんびとをもその人の力以上の試練にあわせることはない
 (ヒルティ)
●あなた方はこの世に妥協してはならない。むしろ、心を新たにすることに
 よって、造りかえられ、何が神の御旨であるか、何が善であって神に喜ばれ、
 かつ全きことであるか、わきまえなさい(ロマ書12‐2)

今日という一日にも大いなる功績を残してくれた2人の【自由の戦士】が
テレビで紹介されていました。彼等は死後さらに光り輝き生き生きとして
私たちに勇気と励ましを与えてくれる音楽界での【先駆者】です。

一人は三味線奏者の高橋竹山です。ご存知のように津軽で生まれ幼少時に
「はしか」が原因で半失明状態になってしまいます。当時の津軽地方では
マッサージ師か放浪三味線師になる道しかなかったために、13歳で止むを
得ず三味線修業の道を選ぶのです。

しかし、彼はわずか2ヶ月で師匠を超えるほどの実力者となったそうです。
彼は16歳で独立して、その後厳しい放浪の旅に出かけることになります。

彼は一人で三味線を聞かせながら施しを受ける「門付け」で生計を立てる
苦難の道を選んだのです。施しを受けることは時には屈辱であり、しかも
多くの場合は門前払いや差別迫害を受けるなど、とても苛酷な生活でした。

生き延びる為には、それまでの強く叩きつける津軽三味線奏法だと体力を
要するので、なるべく体力を使わないような新たな奏法を考え出します。

まさか、生活苦から思いついた彼の工夫が、後に大いなる実を結ぶために
神が彼に与えた【インスピレーション:霊的導き】だとはその時神の他に
本人もこの世の誰も知る者はいなかったでしょう。

竹山にも転機が訪ずれます。昭和12年('37)に日中戦争が開戦したために
浪曲一座に伴奏者として加わることにしたからです。そして、一座の中に
生涯の同志であり、心の支えとなるナヨさんと出会う事になります。

ヨナさんは目が不自由で娘一人がいましたが、彼は翌年28歳に結婚します。
そして、家族三人の平安で穏やかに暮らしを送れるようになりました。
しかし、仕事は常に旅回りのために離れ離れでした。そんな旅先にいる時
最愛の娘が不幸にも危篤となります。妻は直ぐ帰って来るようにと一座に
連絡しますが、座長は伴奏者がいなくなると困るので知らせませんでした。

彼が仕事を終え旅先から帰宅した時には、娘は天国に召されていました。
世間には浪曲を演じる一座の座長の心無い仕打ちに「何が浪曲だ!?」と
怒り、浪曲も三味線も辞めてしまいます。

彼は妻と二人で暮らせるために三味線を棄ててマッサージ師になることを
38歳の時に決心して学校に通い5年後に開業して穏やかな日々が訪れます。
しかし、何か物足りなく毎日やりきれない日々が続き身も心も荒廃します。

娘の死への後悔と罪悪感から三味線を棄てた彼を神は見捨てませんでした。
津軽三味線を演奏することが、彼に託した【使命・天職】だったからです。

彼を三味線の道にカムバックさせたのは民謡界の大御所の成田雲竹でした。
そして、民謡の三味線伴奏で活躍していた彼の真の実力と可能性を見出し
世界にまで紹介することになるきっかけを拓いた【導き手】が登場します。

1963(昭和38)年の彼が53歳当時、キング・レコードの若手ディレクターの
斎藤さんです。斎藤さんは竹山の演奏にそれまでに無い特別のものを感じ
彼の津軽三味線だけで音楽にしてみたい衝動に駆り立てられるのです。
津軽三味線の独演など前代未聞なチャレンジであるので会社は反対します。

斎藤さんは会社に無断でレコーディングします。そのレコードは7万枚も
売れる反響を呼び、それまで津軽地方の芸能であった津軽三味線が全国に
知れ渡るきっかけとなり、老若男女に受け入れられるようになったのです。

竹山は1983(昭和58)年の73歳には勲章をもらうまでの貴重な存在になります。
そして、1985(昭和60)年には初めての世界公演のチャレンジを決意します。
彼は最初の訪問地は韓国と決めていました。それには理由がありました。

まだ20代の彼が北海道を放浪の旅していたときのことです。飲まず食わずの
辛い思いをしていた彼を助けてくれたのが、韓国出身の炭坑夫の人々でした。
彼等も同じように貧しく苦労していたのに、竹山を暖かくもてなしてくれた
恩を忘れずにいて、いつか韓国の人々に恩返しがしたいと思っていたのです。

彼は「アリラン変奏曲」を作曲して演奏会ではいつも演奏するそうです。
その後、全米ツアーも成功します。もはや歴史に残る日本を代表する世界の
竹山の誕生です。

彼はユーモアに満ちた天真爛漫な人でした。彼の演奏会は語り口調で聴衆を
なごませ楽しませて、演奏では勇気と希望を与えてくれる【愛の伝道】です。

彼はどんな苛酷な境遇にあっても差別偏見に屈しない【自由の戦士】として
音楽界の【先駆者】として私たちのために活躍してくれたのです。

彼を強くしたのは妻の支えがあったことを忘れてはいけないことです。妻は
彼の三味線への情熱を理解し彼を支えるために、40年間「いたこ」で生計を
立て生活を守りつづけたそうです。

彼の後半生の社会的成功は、前半生の苦難を妻と二人で乗り越えたからこそ
神から与えられた祝福であったのではないでしょうか。

●人の歩みは主によって確かとされる。主はその人の道を喜ばれる。その人は
 倒れてもまっさかさまに倒されはしない。主がその手を支えておられるからだ
 (詩篇23‐24)
●喜んで必然に従う者、彼こそは賢者にして、神を知る人である(ヒルティ)
●あなた方が召されたのは、実に、自由を得るためである。ただ、その自由を
 肉の働く機会としないで、愛をもって互いに仕えなさい(ガラテヤ書5‐13)

もう一人の【自由の戦士】は以前にも紹介したルイ・アームストロングです。
彼の事は改めてご紹介したいと思います。

彼等のように【自由の戦士】として【先駆者】としてチャレンジする者には
社会進出の仕方が【主イエス】が公的に登場した時と共通すると思います。

それは、本人の自己紹介や自力の計画による出世でなく【神の導き】によって
登場するということです。彼等はイエスの時に洗礼者ヨハネが紹介者になった
ように、誰か他の紹介者や理解者によって世に出現するからです。

●導きの正反対は出世主義である(ヒルティ)
●賢さで人生を乗りきるのは困難だが、導きによって生きるのは容易である
 (ヒルティ)

高橋竹山さんが最初から津軽三味線で世界進出して勲章までもらうことなど
計画も想像すらもしなかったに違いありません。

●一体に計画を立てるということは、何の役にも立たないことが多いものだ。
 待つこと、そして神のさずけ給う機会に注意を怠らず与えられたその機会を
 すばやく、すすんで十分の心構えをもってつかむ事、これが成功をおさめる
 道である(ヒルティ)

●神はあなた方のうちに働きかけて、その願いを起こさせ、かつ実現に
 至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである
 (ピりピ2-13)

現在、誰にも知られずに孤軍奮闘している貴方のチャレンッジでも神はいつも
見守られて正しく導いてくれることをお互いに信じましょう。

●あなた方は四方より患難を受けても 窮しない
 途方にくれても 行き詰まらない
 迫害にあっても 見捨てられない
 倒されても   滅びない(コリント後書)
●私は世の光である。私に従って来る者は闇の内を歩くことがなく
 命の光をもつであろう(ヨハネ伝8‐12)

貴方でなければ、他の誰もできないようなチャレンジを心から応援します。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!