【ビジョン&使命・天職】で<御国:千年王国・メシア的王国・神愛王国>に導く【神の愛=主イエス】!!

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【神愛福音道】【聖書価値観:神愛世界観・神愛歴史観・神愛人生観> 【神助道:神助精神・神助主義・神助本願・神助努力・神助本位】 【<御国:千年王国・メシア的王国・神愛王国>創世道】

<恩恵>の為の<患難>【1】

◇◇神の計画:恩恵のための患難(その1)◇◇
【2002年12月16日に作成した<第282回>より】
2002年12月29日(金)早朝4:00NHKラジオ「心の時代:「60歳からのプロゴルファー」
     12月6日(金)13:00NTV「思いきりテレビ:今日は何の日」
     12月15日(土)早朝1:00NHK教育「ビジネス塾」を見聞きして

●試練と祝福は密接に関連している(ヒルティ) 
●患難のための恩恵にあらず、恩恵のための患難なり
 患難は手段にして恩恵は目的なり(内村鑑三
●私はあなた方のために立てている計画を知っているからだ。
 ‐主の御告げ‐それは災いではなくて、平安を与える計画であり
 あなた方に将来と希望を与えるためのものである
 (エレミヤ書29‐11)
●神のなされることは皆その時にかなって美しい(伝道の書3‐11)
●主は待っていて、あなた方に恩恵を施される(イザヤ書30‐18)

自分自身の都合と計画では人生においてマイナスの【最大のピンチ】と
思われるような逆境や患難こそが、実は【神の意志と計画】から見れば
最善のプラスに転じる【絶好のチャンス:恩恵】であることを私たちに
信じさせてくれる【ダイナミック・パワー】が【キリスト精神】だと
私は実感しており、皆さんにも確信を持ってこの【福音】を推薦します。
 
●一体に計画を立てるということは、何の役にも立たないことが多いものだ。
 待つこと、そして神の授けたまう機会に注意を怠らず与えられたその機会を
 素早く、すすんで十分の心構えをもってつかむこと、これが成功をおさめる
 道である(ヒルティ)
●【患難とその結果】(内村鑑三:ロマ書5‐3)
 患難によりて壊(コボ)たれ、忍耐によりて支え
 練達(実行)によりて再築し、美わしき義の実を結ぶに至る。
 練達は希望を生ず。

自責の罪悪感や挫折感や無力感に打ちひしがれる悲嘆にくれる時、または
世間から見放された孤立感や誰も理解者がいないと孤独感や絶望感にある
【人生のどん底】にある時ほどに、【神の愛】はいつも身近にいて下さり、
主を信愛して仰ぎみるならば、いつでも何度でも私たちを救いに導くために
【愛の手】を差し出していて下さる慈愛深きことを私たちは忘れない事です。

●インヌマエル:神われらと共にいます
 (マタイ伝1‐23、イザヤ7‐14、8‐8)
●見よ、私は世の終わりまで、いつもあなた方と共にいる
 Always,with you (マタイ伝28‐20)
●私に目にはあなたは高価で尊い。私はあなたを愛している
「Very Important Person in God' Eye」
 (イザヤ書43‐4:V.I.P.の語源)
●神はあなた方をかえりみて下さるのであるから、自分の思い煩いを
 いっさい神にゆだねるがよい(ペテロ前書5‐7)
●もしもあなたがあらゆるものにイエスを求めるならば、必ず(そこに)
 イエスを見出し得よう(トマス・ア・ケンピス)

60歳でプロゴルファーになった古市さんの人生にも、その時にかなって美しい
【神の愛】の導きがあったと私は信じます。

古市さんは50代半ばに阪神大震災に遭遇するまでは、神戸で写真屋を自営して
ゴルフをこよなく愛好して、地元では消防団として活躍していたそうです。
そんな人生において【最大のピンチ】であり、【絶好のチャンス】となったのが
地獄のような悲惨な体験を味わった阪神大震災だったのです。

古市さんは被災直後に家族の安全を確認できると、直ぐに消防団として地域の
住民を救出に奔走したそうです。しかし、消火栓が不備であり消防車が来ても
火災を消火することができずに、目の前で火に包まれて犠牲となる多くの住民を
救出できない無力感と挫折感を味わうことになります。

この不条理のような惨事にも、【神の愛・摂理】は確実に示されていたと思います。
救えなかった事を嘆き絶望させるのではなく、生き残った者はどう生きるべきかを
考えさせるために神が私たちに与えられた絶好の【試練】であると私は信じるのです。

●命は恩寵のうちにある、夕暮れに涙が宿っても、朝明けには
 喜びの叫びがある(詩篇30‐5)
●あなた方に会った試練で、世の常でないものはない。神は真実である。
 あなた方を耐えられないような試練に会わせることはないばかりか
 試練と同時に、それに耐えられるように、逃れる道も備えて下さる
 (コリント前書10‐13)

古市さん自身は隣人を救えなかった罪悪感や挫折感と同時に「真の勇気とは?」と
いう人生テーマを考えさせられる絶好の機会を神様から与えられたようです。

そして、持ち前の前向きな精神によって、地域の復興のためにと住民代表となって
行政との交渉にも積極的に参加します。

しかし、区画整理交渉では住民と行政とが意見の相違でぶつかり難航してしまいます。
そんな問題を抱え悩んでいた時に、古市さんは何気なくラジオからのメッセージに
心を開かれたそうです。それはラジオに出演していたある有識者の話でした。

「金銭を失うことは小さなこと、信頼を失うことは大きなことでしょう、
 しかし、『勇気を失うこと』は全てを失うことなのです」

●人は自己を失わなければ、どんな生活を営んでもよい。
 自分の本領に留まるならば一切を失ってもかまわない(ゲーテ
●なおも神の御手と御心にさからわず
 勇気と希望を少しも捨てぬ。
 私は静かに耐え真っ直ぐに前進する(ミルトン)

古市さんにとっては、このラジオからの【福音】に励まされたそうです。せっかく
生き残された者たちが、お互いに争うことの忘恩と無意味さを知ったからでしょう。
それまで、敵対視しがちな行政担当者への考えを改めて、お互いに協力し合う為に
尽力したのです。おかげで、彼の地域は他のどの地域よりも早く復興実現を果たす
のです。

住居問題が解決されると、今度は【人生再建】を目指さなくてはなりませんでした。
家族のために先ずは早急に生計安定をはかるために60歳近い古市さんが選択できる
道は世間的には限られているように思われます。

震災後2年経った97年に、考えられる道として、一つはガードマン、または会社員、
そして、元の写真店を再建するという道でした。恐らく多くの人々でも考えつく
結論でしょう。しかし、古市さんは家族の心配と反対を押し切って最も困難な道を
選ぶ勇気ある決意をしたのです。

それは「プロ・ゴルファーになる」という【夢実現】を目指す困難な道でした。

元々、古市さんには30年間も愛好し続けていたゴルフの世界で【ビジョン:理想・
夢・志】がありました。プロと対等関係な証明である「ハンディ・ゼロを目指す!」
というアマチュア・ゴルファーとしての頂点を望むことだったのです。

しかし、家族を抱え先ずは目先の生計を安定させなくてはならないという世間的には
余裕のない人生最大の危機において、そして60歳という体力では、家族だけでなく
誰もが「見果てぬ夢」としてあきらめさせる無謀な道としか思えないことでしょう。

それでも、人生最悪な条件において彼を困難なチャレンジに導いたのには、彼と共に
震災の苦難を克服したゴルフ仲間の励ましだったそうです。多くを失った被災者には
古市さんのチャレンジは勇気と希望の光だったからです。そして、彼の実力を知る
仲間には不可能には思えなかったのです。

古市さんのゴルフへの取り組みは単なるレジャーではなかったようです。ゴルフとは
「心の格闘技」だと自認するように、精神的な戦いであることに魅力を感じており、
どんな状況におかれても常に前向きで何事にも屈しない人生観に通じていたからです。
体力や才能や道具を磨く以上に、心を鍛えることがゴルフには最も大切であることを
考えて常日頃から鍛錬してきたのです。おかげでプロになるために特別な訓練も指導も
受けなかったそうです。

99年にプロ・テストにチャレンジしますが、彼の30年間のゴルフ人生でも一度も体験
したことのない信じられないような不運を体験します。それはフェア・グラウンドで
自分のボールを見失ってしますという前代未聞な「ロスト・ボール」でした。

古市さんにとって、この最悪な体験は「やっぱり無謀な夢だった…」としてあきらめる
善いきっかけにはなりまでんでした。それどころか、さらに自信をつけさせたのです。

「いつまでも不運が続く人生はない!来年こそチャンスだ!」

そして、翌年に再挑戦して2000人の応募者からの50名に選ばれて見事にプロになります。

古市さんは「見果てぬ夢」を追い求めて実現した勇気ある【先駆者】として私たちに
貴重なメッセージを与えてくれました。それは「真の勇気と何か?」への回答です。

古市さんはプロ・テストの最終戦を経験して、初めて実感できたことがありました。
プロを目指すまでの古市さんには勇気とは「何事にも前向きで屈しない積極性」だと
思い込んでいて、まさに古市さんは自分の望む勇気ある生き方を実践してきました。
しかし、それだけでは「真の勇気」でないことを苦難を経験して60歳にして初めて
悟ったのです。

それは、「真の勇気」とは単なる前向きな積極性だけでなく【感謝の心】を持つ事で
あるという真理への悟りでした。

●いつも喜んでいなさい、絶えず祈りなさい、全ての事に感謝しなさい
 (テサロニケ前書5‐16~18)

若くて体力も才能もあり、信念と熱意があっても、多くの実力者が目の前で失格者と
なって行くのを目にして、プロとして残った者たちに共通する特徴に気づいたのです。
それは周囲への思いやりであり、感謝と謙虚な態度でした。

古市さん自身も震災を生き残り、周囲の支えあってこそ生かされている事や、ニ度の
チャレンジを支え応援してくれる家族や友人たちがあったからこそ、自分はここにいる
という【感謝の心】があったからこそプロになるという【夢実現】は達成されたのです。
それは、多くの人の心が一つ思いが一つになった【愛の結晶】だったといえるでしょう。

●同じ思いとなり、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、一つの思いになって
 私の喜びを満たして欲しい(ピリピ書2-2)
●キリストの名によって、あなた方に勧める。みな語ることを一つにし、
 お互いの間に分争がないようにし、同じ心、同じ思いになって、
 堅く結び合って欲しい(コリント第1書1-10)
★★【その2】につづく★★