◇◇ キリスト精神における労働観 ◇◇
【2001年4月9日に作成した<第97回>に加筆】
●様々な立場での労働観(内村鑑三)
◆社会学者 ⇔ 労働は賃金を得るための苦業なり
◆宗教学者 ⇔ 労働は心身の疲労なり、多くの休養をもってこれを償わざるべからず
◆キリスト者 ⇔ 労働は手をもって神の真理を実得することなり、
直ちに神の宇宙に接することなり、
神とともに働くことなり、ゆえに至高純美の快楽なり
皆さんこんにちは。そしてご愛読に感謝します。
この世での労働には様々な種類があります。賃金・パンを得るために、または自分自身の才能を
発揮させるために、隣人・社会の救済支援のために、などなどです。
もしアダムとイブが【エデンの薗】で神に命じられていた労働を考えると恐らく【植物栽培】であったはずです。
そこで、アダムやイブのように、自分の家の中で簡単に神と共に働ける労働方法がありますので紹介します。
皆さんにおいては、既にご存知で実際に行われているかもしれません。
それは、自分の食事に使われた野菜の《残り物》《切れ端》果物の《種子》を栽培する事です。
そこには、【神の愛の摂理】によって働く、大いなる感動と喜びと発見があります。
●神は愛なり、宇宙は愛の機関なり(内村鑑三)
●愛は神の霊としてこの世界に満ち満ちている(ヒルティ)
●神は時おり、自然の出来事や自然の事物を通して、私たちに話しかけることもある(ヒルティ)
●世界が造られた天地創造の時から、目に見えない神の性質、すなわち神の永遠の力と神性とは、
被造物に現われており、これを通して神を知ることができる(ロマ書1-20)
●独創とは起源に帰ることである。
神は人間を通して創造し続ける。
創造は神のものであり、人間はコピーしているにすぎない。
人間は創造しない、神の創造した自然界から発見するのである(ガウディ)
例えば、レタス・白菜・キャベツ、などの固い《芯》をどうしていますか?
固くて食べにくいと捨てているなら、その葉もないわずかに残された部分を水に浸して毎日水を
欠かせないようにして窓辺の日当たりの良い所にそっと置いて見て下さい。数日後には新しい葉が
出現して、数週間後には多くの葉で満ちています。我が家ではレタスが小さな花を咲かせてくれています。
ニンジン・大根・ネギの根元などのわずかな《先の部分》だけを水に浸しても、数日後には茎を伸ばし葉が満ちて、大根、ネギはうまく行けば簡単に花を咲かしてくれます。
土でなくただ水に浸しておくだけで、40センチもの茎を伸ばしてくれます。
みかん、グレープ・フルーツ、アボガド、柿、イチゴ、ぶどうなどの《種》はそのままに土に埋めておけば、
やがて芽を出して、一年もすれば、葉も茂り、数年後には立派な木々として楽しませててくれます。
野菜の【切れ端】のようなところまでにも、何と美しく偉大なる【神の愛の摂理】が示されていることでしょう!
●神はキリスト(愛)を目的に、キリストに在りて、キリストをして、宇宙万物を造り給へり(内村鑑三)
●【愛】をもって宇宙を造り、宇宙の目的は【愛】、その成りし手段は【愛】、 その原理と精神は【愛】、
宇宙は犠牲によりて成る(内村鑑三)
●万物は、神により神から出で、神によって成り神に保たれ、神のために存在し、神に向かって帰する。
栄光が世々限りなく神にあるように。アーメン (ロマ書11-36)
植物の《残り物》《切れ端》でさえ、素晴らしい【再生・復活】が実現するのですから、≪人間社会≫の場合なら、
【ダイナミック・パワー:信じる力・望む力・愛する力】に満ち溢れている隠された《可能性》もはるかに偉大であって
【この世】に【天国再建・復活】もまた可能である!ということを私自身は改めて実感でき確信できました!
●人のまく所のものは、またその獲る所となるなり、己が肉のためにまく者は、肉が敗壊(クツ)るものを獲り、
霊のためにまく者は霊より限りなき生命を獲取るべし(内村鑑三)
●ひとが本当に神を信じ、それが単に口先だけのことでないなら、唯物論的世界秩序においては、
ただ不可能としか思えない多くの事が当然のことになってくる(ヒルティ)
●もしもあなたがあらゆるものにイエスを求めるならば、必ず(そこに)イエスを見出し得よう(トマス・ア・ケンピス)
皆さんが【神の愛の労働】である【神愛と自由の戦士】となって、自己の【タレント:個性・才能・可能性】を
最善発揮できて、【霊性:魂[勇気]・善意・良心】を喜ばせる、【ビジョン:理想・夢・志】を【心】に見出して
【神の愛=主イエス】と共に働いて、世界を舞台に活躍されることを心より応援しています!
●忠節な者には、主は忠節を持って行動し
慈しみに生きる者には、主は慈しみを示し
無垢な人には、無垢に、とがのない強健な者には、とがのない仕方で対処される
自らを清く保つ者には、ご自身を清い者として示し
心の曲がった者には、ご自身を捻じ曲げた者として背を向けられる(詩篇18-25~26)
●信じるんだ。こんなちっぽけな人間でも、やろうとする意志さえあれば、どんなことでもやれるということ(ゴーリキ)
●君自身であれ!そうすれば世界は豊かで美しい!(ヘルマン・ヘッセ)
●心というものは、それ自身一つの独自の世界なのだ、
―地獄を天国に変え、天国を地獄に変えうるものなのだ(ミルトン)
●心からの祈りによって、成し遂げられないものは、この世界にない(ガンジー)
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
メイル歓迎します!
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田中 聡(さとし)
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