【ビジョン&使命・天職】で<御国:千年王国・メシア的王国・神愛王国>に導く【神の愛=主イエス】!!

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【コーナー・ストーン】が世界を動かす!

◇◇ 【みにくいアヒルの子・コーナー・ストーン】が世界を動かす ◇◇
【2001年9月9日に作成した<第180回>に加筆】<改訂版・再掲載>
2001年9月6日NHK「プロジェクトX:田舎工場・世界を制す~クオーツ革命の腕時計」を観て

アメリカは建国200年の歴史と伝統のない国だと言われています。しかし、そこに移住して開拓した先駆者たちの中心はヨーロッパ出身であり、歴史と伝統のある国々で育った人々である事を忘れてはいけないと思います。

つまり、アメリカ建国者たちは、自らの過去を棄て去って、人生をやり直し、<生まれ変わり>を目指したのだと思います。

個人にしても社会にしても民族国家にしても、過去の栄光を捨て去り、やり直すことは容易ではありません。現在の日本の政治・経済・社会改革においても同じことが言えるのではないでしょうか。

そこで、個人でも集団・国家でも重要なことは、先ずは明確な長期的な【ビジョン:志・理想・夢】を描くことだと思います。

百万ものユダヤ民族を奴隷から解放させ40年間も放浪の旅に導いた、自由解放運動の祖である預言者モーゼは【自由・平等・寛容・博愛】が実現される【約束の地】を【ビジョン:理想・夢・志】とします。
アメリカ建国を目指したメイフラワー号もそうでした。キング牧師が目指した<社会>も同じだと思います。

プロジェクトXで紹介された世界初のクオーツ腕時計の発明秘話にしても、たった独りが描いた、過去の栄光を捨て去り、ゼロからやり直そうとした、フロンティア精神の壮大な【ビジョン:理想・夢・志】から全てが始まったのだと思います。

現在の諏訪湖周辺は精密機械工業のメッカで有名ですが、そのきっかけを創ったのは時計屋の主人である山崎さんだったのです。たった独りの偉大な【ビジョン:理想・夢・志】が諏訪を日本を見事に再生・復活させたのです!

★【ガンジーの名言・格言】
●偉大な人を見よ!彼らは常に一人立つ。
●勇敢な人は、一人闘うことを誇りとする。
●たとえ一人になろうとも、全世界に立ち向かい給え!
 世界から血走った眼で睨(にら)まれようとも、君は真っ向から世界を見すえるのだ。
 恐れてはならない。君の心に響く、小さな声を信じ給え!

第2次世界大戦中の昭和17(1942)年頃は、日本全体が軍事産業中心となっていて、当時の諏訪湖周辺はもはや戦前に活躍していた紡績産業は軍需と無縁であり衰退しており、諏訪全体の将来に希望はありませんでした。

そんな希望の無い時代に、無名の時計店主の山崎さんは大いなる【ビジョン:理想・夢・志】を描いてみせたのです!

彼は15歳の頃から数年間、セイコー時計で有名な銀座の服部時計店に奉公の経験があっただけの無学な28歳の青年でしたが、彼の【ビジョン:理想・夢・志】は並外れていました。

彼は他の地元商店主に向って熱っぽく語ったそうです。

   「この美しい湖のある諏訪を、東洋のスイスにしよう!」

荒唐無稽で無謀な計画と思われるような事でも、情熱を持って確信に満ちて語ったからこそ、希望の見出せなかった諏訪の人々の心を動かしたのだと私は信じます。

●情熱は世界を動かす(ベンツのCM)
●理想を語るは夢を語るにあらず、未来の事実を語るなり(内村鑑三
●汝は王者なれば ただ一人征(ゆ)け 自由の大道を自在なる英知もて進め 
 その尊き偉業の報いを欲せず 自らが愛する思想の実をば結びゆけ(プーシキン

山崎さんはその壮大な宣言の後に、服部時計店の出資を得て、時計製造会社を創設します。初めの場所は「みそ倉」だったそうです。22名の紡績工場で働いていた手の器用な女工を雇います。

昭和34(1959)年頃には一日2秒の狂いがあるくらいの見事な腕時計を製造する事に成功します。しかし、世間や市場では田舎の無名の町工場の時計など軽視して相手にしてくれませんでした。

彼等がようやく手巻きの腕時計を開発した頃には、米国では電池式のより正確な腕時計が発明されて市場では爆発的ヒットとなるのです。この時点では世界の技術と<周回遅れのレース>のような状況です。

さらに驚くべきニュースが若い技術者から持ちこまれます。それはアメリカのベル研究所で画期的な発明があったのです。

クオーツ(水晶)の電気に反応する特徴を活かした一日0.01秒単位の狂いしかない時計でした。しかし、そのサイズは2メートルもあるタンスよりも大きなものでした。

この世界を代表するベル研究所でさえ実現できない時に、山崎さんはとてつもない計画を立てます。
それは、クオーツの腕時計を開発することでした。偉大なるかな!山崎さん!

●未来にむかって大いなる展望を与えてくれるような高所に立てば、時折、風が激しく吹きぬけても、一向(いっこう)に気にならないものなのだ(ワーズワース
●未来は外からくるものではありますまい、未来は諸君らの裡(うち)にある(アンドレ・ジイド)
●未来!この未来を創造するものは諸君をおいて他にはないのです(ジイド)
●よき時代は天から降ってくるものではなくて、わたしたちが自分でつくり出すものです。
 それはわたしたちの心の中にあるものなのですよ(ドストエフスキー
●未来は、“今、我々が何を為すか”にかかっている(マハトマ・ガンジー
●世界はきみたちに大きく開かれている。どしどし遠慮なく進むがいい。
 大地は広々とつづき、空は広大無辺にひろがっている(ゲーテ

そこで、さっそく理工系の大学生を採用するために、山崎社長自らが大学を回ってリクルートにでかけます。しかし、東大に始まって国立・私立の有名大学に訪問して、直接教授に会って頭を下げても、どこでも当時は今以上に理工系学生は大企業向けしか考えておらず断られるばかりです。

無名の実績も無い将来性も保証されないような田舎の町工場になど、大切な学生を提供してくれる大学は皆無でした。

ところが、静岡大学に立派な教授がいたのです。その阿部教授もまた初めは断るつもりだったそうです。
しかし、山崎社長の熱意に動かされて、ここなら学生をきっと大切にしてくれるかもしれないと思いなおしたそうです。
京阪神から離れた、地方にある静岡大学にもまた同じような悩みにあったからです。
それと同時に静岡大学には誇りもあったのです。初めてのTV受像機開発に貢献した高柳氏は静岡大学出身であり、ご存知、本田宗一郎豊田佐吉も静岡出身です。まさに静岡は【コーナー・ストーン】の地です!

山崎さんは教授の許しを得て、学生に直接説得して、大企業に内定していた若手技術者を採用することに成功します。
有能な大卒技術者を採用できるまで3年もかかったそうです。

彼等の尽力で昭和38(1963)年頃には、3kgの百科事典サイズの置き時計を完成させます。

しかし、耐震性や電気回路やモーターの関係からいって、直径3センチサイズの腕時計を開発製造するのは、開発者の立場では、「夢のまた夢」と言えるくらい程遠い話しだったそうです。

ようやく第一歩を踏み出した時に、山崎社長は過労から胃がんとなって倒れます。彼は半年後に残念なことに自分の描いた【ビジョン:理想・夢・志】実現を観ることなく亡くなってしまうのです。

以前にも紹介したように、常に壮大な【ビジョン:理想・夢・志】実現において献身者・殉教者がつきものです。

山崎さんがクオーツ時代の<先駆者>として、諏訪と日本の復活の<預言者>としての【ミッション:使命・天職】を完成させるためには、大きな収穫を生み出すための【一粒の麦】の役割を担ってくれたのだと私は信じます!ハレルヤ!

●誠に実に汝等に告げん、一粒の麦も地に落ちて死なずば、ただ一つにて残らん。もし死なば多くの実を結ぶべし(ヨハネ伝12-24)

山崎さんの死後に、スイスをはじめ世界の大手時計メーカーがクオーツ腕時計開発に参入しはじめます。
当然、親方を失って行き先を見失いかけていた技術者が、山崎さんの<遺志>を受け継いで、世界の巨大企業を相手に<弔い合戦>にチャレンジするのです。

クオーツの極小化という難問に解決の道を開いたのは【インスピレーション:神の導き】としか考えられないことが起きます。

来る日も来る日も徹夜して研究しても思いつかなかったのに、ある日のことです、疲れきって寮に戻り、仲間の部屋に立ち寄った時に、ギターの調律用の「音叉(オンサ)」に目が止まります。

U字型の「音叉」は小さな音でも共振させて増幅させる機能がありますが、この機能こそが、クオーツを極小化させる解決策となったのです。人間の努力を【神の愛=主イエス】が祝福された瞬間です!ハレルヤ!栄光を主に帰します!

●あなた方の内に働きかけて、その願いを起こさせ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである(ピリピ書2‐13)

昭和44年のクリスマスに遂に世界初のクオーツ腕時計は誕生するのです。一日0.2秒の狂いしかない正確な時計が田舎の無名の工場で生まれたことが世界中で話題となります。

大手企業の内定を断ってでも、山崎さんの【ビジョン:理想・夢・志】に魅了されて、開発してきた技術者は、当時を思い出して語ってくれました。

 「諏訪が田舎だったから自分の信じた道を進められたのです。」
 「みにくいアヒルの子が白鳥になった感じです。」

時代から取り残されたように思われる【コーナー・ストーン】が、常に<新たな時代>を創ってきたひとつの証明です。

●家造りらの捨てた石が隅のかしら石になった。これは主のなされたことで、私たちの目には不思議に見える(詩篇118‐22、マタイ伝21‐42、マルコ伝12‐10、ルカ伝20‐17、使徒行伝4‐11、エペソ書2‐20、ペテロ第1書2‐7)

自由・平等に正確な時を誰もが手軽に身近なものとして、世界がクオーツ技術の恩恵に預かれたのは、山崎さんが世界の一流時計メーカーに先駆けて完成できたからだと私は信じています。★Good luck & God bless you!★
●神はあなた方にあらゆる恵みを豊かに与え、あなた方を常にすべてのことに満ち足らせ、すべての善いわざに富ませる力のある方である(コリント後書9‐8)

皆さんも、先陣を切って、時代の先駆者として、世界を舞台に活躍されることを心から応援しています!

●今日(こんにち)の人々よ、若い人々よ、今度は君たちの番が来ている!
 われわれを踏み越えて行きたまえ。そして前進したまえ。
 われわれよりもいっそう偉大で、いっそう幸福でありたまえ(ロマン・ロラン
●情熱をもって君たちの使命を愛せよ。これより美しい事はない(ロダン
●われわれにふさわしいものは、快活と勇気、希望を実現しようとする努力である(エマソン
●諸君の精力と思考とを、自分の使命に集中させよ!なすべきことを、とことんまでやりぬけ。あらゆる改善をし、あらゆることに精通し、なすべき仕事を完璧にマスターせよ!(鉄鋼王カーネギー
●友よ 太陽に向かって努力せよ!
 人類の救済が 熟する日も近い
 さえぎる木の葉や枝が なんだ
 太陽のもとまで 突き進め!(ヒッピル)