◇◇ 最善の支援者・理解者の態度(その2)◇◇
【2002年4月8日に作成した<第237号>に加筆】 <
「香油のマリア(マタイ伝26‐6~13、マルコ伝14‐3~9、ヨハネ伝12‐1~8)」
「マルタとマリア(ルカ伝10‐38~42)」に学ぶ
2002年3月25日(日)フジTV「ノンフィックス:ラーメンより大切なもの」を観て
★★【その1】のつづき★★
先日のテレビ番組で、まさに「マリアの態度」が、独りの<霊魂と肉体>を復活させる素晴らしい感動を与えられました。
それは、ラーメン業界では伝説の店である池袋の「大勝軒」の店主が描かれたドキュメントです。
現在67歳になる店主は長野から10代で出稼ぎで上京し、同級生の妻と41年前にラーメン店を持つ事ができました。
ご存知の方も多いと思いますが、大勝軒は全国的にも有名なラーメン店として毎日朝早くから長蛇の列ができるほどの人気スポットだそうです。
一日昼だけ200食のみと決めており、11時半開店のために朝一番に並ぶ人は8時前に来る位の人気なのです。
それは単に「味がおいしい」という理由だけではありません。
テレビ取材が常連に質問すると「ここは宗教に近い」とまで答えるほどに、店主の人柄の魅力で来る人も多いのです。
例えば、耳が不自由な男性は会話などほとんど交わさないのに、毎月何度でも車で2時間以上かけてやって来ます。
長い列に並び、やっとラーメンを食べると、「また来なよ!」と声をかけられたような暖かい気持ちになるからだそうです。
ある常連のタクシー運転手は40年間も昼食は大勝軒に決めているそうです。
大勝軒のラーメンは最初から大盛りでボリュームたっぷりだからだそうです。
店主には、しっかりした【ビジョン:理想・夢・志】がありました。みんなに安くおいしくたっぷりのラーメンを提供することです。
そして、店主の人柄を現すエピソードがテレビで紹介されました。
店主の所には、いつも何人もの修業する者がいます。彼等は自分の店の味を善くしたいために味の勉強に来る者やリストラで第二の人生をラーメン店にチャレンジしようとする者など様々な理由で集まって来ます。
店主は味の秘密を一切隠すことなく、質問に応じて全てを公開し教えるのです。
普通の有名ラーメン店では考えられないことです。店主は笑顔で答えます。
「教えてくれと頼まれたら、喜んで全てを教えてあげるよ」
さらに驚くべき事は、リストラでラーメン店を開業しようとして、全くの初心者であった男性には、彼が帰郷する時に、お金を渡して励まします。
「これを持って行きなよ。困ったら、またいつでもおいで!」
男性は涙ぐみながら頭を下げて立ち去って行きました。
店主は長野から上京した同郷者のために同窓会の幹事も毎年行なっています。彼のおかげで、多くの同級生は困った時には、ただで食事させてもらったり、お金を借りるなどお世話になった人ばかりだそうです。
店主はまるで仏様か天使のように見返りを求めず与えることを喜びとしている慈悲深い人として、みんなに感謝されている素敵な人柄です。
しかし、店主への取材によって、16年前に<最善の理解者>の妻を亡くしたことが判ります。
そして、40年前のままの今ではかなり古くなった店ですが、周辺は既に再開発地区で立ち退きが決定しており、5年以内には立ち退かなくてはならないことが決まっていました。
店主は、まるで恵比寿さんや大黒さんのように、体格もかっ幅が良過ぎて、40年間のラーメン業が足腰へかなりの負担となっているのです。
数ヶ月の密着取材によって、徐々に店主の身体がかなり重傷であることが判明します。
病院の診断では両足のひざや右手のひじの骨がかけるほどで、手術しないと1ヶ月後には歩けなくなるかもしれない程の重傷である事を宣告されるのです。
それでも、店主は相変わらず、足をひきずりながら毎朝4時起床で全ての仕込みをほとんど独りでやり続けます。
仮眠は店のイスの上に堅い板を敷いて眠る毎日で、ほとんど太陽を観ることのない毎日でした。
夕食は独りコンビニの弁当で済ますわびしい生活です。彼はポツリと話します。
「余った食材で『まかない食』でもできればいいんだけどな…」
店主は来る人みんなに心優しく接するのに、彼の孤独と苦難に気づいて助けようとする者はいないような状況でした。
彼はテレビで答えていました。
「もういつ死んでも構わないんだ・・・」
テレビ取材によって、改めて明かになったのは、愛する妻が亡くなって、今まで16年間、店の空間はまるで時間が止まっているのでした。
元々は店の二階は夫婦の住居であったのに、昔のままで<開かずの間>にして、店主も立ち入ることはないのです。店主は<生きた「しかばね」>のようです。
そこでテレビのディレクターが、こっそり店に数人いる弟子や店主の妹に身体の実情を伝えました。
彼等はそこまで店主が弱りきっていることなど知りませんでした。
それからの事です、【愛の奇蹟】が起きたのです!
店の弟子たちは店主の為に毎日「まかない食」を作って一緒に食べる様になりました。
周囲の【神の愛=隣人愛】のおかげで、店主は元気を取り戻すのです。
店主は5年ぶりに妻の墓参りに出かけます。そして、足のリハビリのために自転車に乗り始めます。
病院の診療では、あれほど深刻な症状であったのに、手術をしなくても済みそうなほどに改善しました!
自分は絶望的な状況にあっても、絶えず【隣人(顧客)】には【ビジョン:理想・夢・志】を実践し続けたからこそ、店主は<霊魂と肉体の復活>という<素晴らしい恩恵>を得ることができたのだと信じます!ハレルヤ!
●兄弟よ、善を行ない倦むことなかれ(テサロニケ後書3‐13)
●元気を失うな、勇敢な人であれ、慰めはしかるべき時に必ず来るであろう(ヒルティ)
●私たちは善を行うことに、うみ疲れてはならない。たゆまないでいると時が来れば刈取るようになる(ガラテヤ書6‐9)
●汝のパンを水の上を投げよ、多くの日ののちに汝再びこれを得ん(伝道の書11-1)
このドキュメントを観ていて、テレビ取材による【愛のパワー】を改めて確認できました。
第三者のテレビ取材が【仲保者】の役割を果たしたのです。
インタビューによって【ビジョン:理想・夢・志】に立ち帰るチャンスを得る事ができたともいえるでしょう。
これこそ、テレビの【ミッション:使命・天職】と感じました。
●人の子が来たのは、失われたものを尋ね出して、救うためである(ルカ伝19‐10)
●人間のうちに善をのばしてやり、彼等の心に善に対する愛好心を注ぎ込むことが必要である(ヒルティ)
私たちもまた、<最善の支援者・理解者>となって、誰かの励ましや慰めとなり、<霊魂・肉体の復活>を実現させ失われかけていた【ビジョン:理想・夢・志】の復活を実現させましょう!
皆さんが【神の愛=主イエス】に支えられて、<心を一つ思いを一つ>の【信・望・愛】に目覚めさせる【仲保者】や<愛と自由の戦士>となって、世界を舞台に活躍されることを心より応援しています!
●善行は他人を救うためにのみ必要ならず、自己を潔むるためにまた必要なり。自己に勝つの法は人を助くるにあり。
救済に自他の差別あるなし(内村鑑三)
●愛は重荷を感ぜず、労苦を顧みず、自分の力以上のことを行ないたがる(トマス・ア・ケンピス)
●イエスに対する【貴い愛】は人を促して大きな仕事をなしとげさせ、人を励ましいつもいっそう完全な徳を望むように仕向けさせる。愛は常に向上を欲していかなる、いと低い事物によっても引き停められることを望まない
(トマス・ア・ケンピス)
ハレルヤ!栄光を主に帰します!
主の恵みに感謝します!アーメン!
今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
メイル歓迎します!
cforum@tanaka.name
田中 聡(さとし)
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皆さんこんにちは!
私は東京の中野に【チャレンジ・フォーラム】という【キリスト精神】啓蒙施設を運営しながら、個人的【福音伝道】事業を行っています。
ここに紹介する記事は、基本的にはメルマが(e-magazine)で2000年11月から2006年6月までに不定期発行してきた約400号から抜粋して掲載しています。(http://www.emaga.com/info/cforum.html)もし、皆さんの中で、過去のメルマガにも興味があるならば、まとめてメイル送信しますので御気軽に御連絡ください!
★ウェブを参照ください!http://www.geocities.jp/cforum2000/
★★★皆さんの【ビジョン】【願い事】のために【礼拝:祈りと感謝】致します!★★★
あなたの【ビジョン:理想・夢・志】・【願い事】を御気軽に御連絡下さい!
<心を一つ思いを一つ>の【チーム・スピリット&チーム・ワーク】に私が協力します!
あなたと共に【主の御名】によって【神の愛=主イエス】に【礼拝:祈りと感謝】いたします!
●あなた方のうちの二人が、どんな願い事についても地上で心を合わせるなら、
天にいます私の父はそれをかなえて下さるであろう。
二人、三人が私の名によって集まっているところには私(主イエス)もその中にいる(マタイ伝18-19~20)
★★皆さんからの御連絡お待ちしています!★★