【ビジョン&使命・天職】で<御国:千年王国・メシア的王国・神愛王国>に導く【神の愛=主イエス】!!

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【神愛福音道】【聖書価値観:神愛世界観・神愛歴史観・神愛人生観> 【神助道:神助精神・神助主義・神助本願・神助努力・神助本位】 【<御国:千年王国・メシア的王国・神愛王国>創世道】

【愛の蟻】⇔【愛と自由の戦士】

◇◇ 【愛の蟻】⇔【愛と自由の戦士】! ◇◇
【2002年3月4日に作成した<第225回>に加筆】<改訂版・再掲載>
2002年3月3日(日)NHK教育日曜美術館:ノーマン・ロックウエル」
     
●愛の蟻

ある時、ソロモン王は誰一人いない場所で蟻に出会われた。
無数の蟻が挨拶の言葉を述べに来る中で、
一匹の蟻だけが気をとめず、
目の前の巨大な砂山から砂を一粒ずつ運び続けていた。
ソロモン王はその蟻にこう声をかけられた。

「小さき者よ
 ノアほどに命をながらえ
 ヨブほどに我慢強くとも
 お前がその高い山を消し去ることはできまいに!」

「偉大なる王よ」

蟻は答えて言った。

「私の小さな体よりも
 この激しい思いをこそご覧下さい
 山の向こうには私の愛する御方がいます
 だから、何があろうとも、私は山を切り崩さねばならないのです
 お会いしたいという一心のうちに私が命を落としたとしたら
 その時こそ

 王よ
 どうかこのかよわい蟻から愛の力をお学び下さい
 めしいた者から視覚の秘義を学ぶように」

                  「神の本(アッタール)」より

【神の愛=主イエス】に大事にされ大切なる皆さんこんにちは、ご愛読に感謝します。

アッタールの【愛の蟻】のように【ソロモン王:この世の富・権威・名声】に妥協して隷属することなく、生きている間は世間的には無謀で愚かな事とさえ思われる【ビジョン:理想・夢・志】を愛して挑み続けた個人的なチャレンジこそ、死後に<大いなる光>を放ち、時代を越えて、民族・宗教を超えて、【愛のメッセージ】を与え続けてくれます。

今日も、テレビ番組によって、そんな【ミッション:使命・天職】に生きた先人の【愛と自由の偉業】が紹介されました。
米国を代表するイラストレータのノーマン・ロックウエルです。私自身は彼の事を今日初めて知って感動しました。
皆さんの中にもご存知で愛好する方が多いのではないかと思います。

彼が愛し信じた【ビジョン:理想・夢・志】であり【霊性:魂[勇気]・善意・良心】からの【愛と自由のメッセージ】は21世紀の私たちに大いなる勇気と希望と感動を与え続けてくれます。

9月11日テロ事件後の現在、NYのグッケンハイム美術館が企画して、全米数カ所で彼の個展が開かれたそうです。
多くの人々が彼の絵画によって、当たり前の家庭の姿こそが、最も必要なことであることを再確認したそうです。

1894年NYマンハッタンの上流階級生まれの彼は勉強は苦手でも絵を描くのが得意で、将来は画家になることを夢見ていた少年でした。

そして、彼は22歳の時に彼のイラストが「サタデー・イブニング・ポスト」の表紙に採用されイラストレータとしてデビューします。それから47年間も数百万人の購読者に彼の描く表紙が夢を理想を勇気を希望を与え続けるのです。

彼が描く<表紙イラスト>は341枚に及ぶそうですが、どの絵にも共通しているのは、一枚の絵の中に人々の【善意と良心】をコミカルに、時には自由と正義を雄々しく、人間としての美しき理想の光ある姿を描くことに徹していることでした。

彼のイラストには悪意も闇も存在しません。それぞれの時代に応じた深刻なる社会問題であっても、彼が描くならば、【隣人・社会】に大いなる希望の光と勇気を与えられのです。

例えば、第2次大戦中に「ファシズムから自由を守ろう!」とルーズベルトが国民に呼びかけた時に、彼は即座に「4つの自由」というイラストで応えます。

Freedom of Worship( 信仰の自由)
Freedom of Speech(言論の自由
Freedom from Want(欲求からの自由)
Freedom from Fear(恐怖からの自由)

「4つの自由」を描いた4枚のイラストは250万枚の戦時公債ポスターに使用されて多くの人々に知られます。

60年代の公民権運動の激しい最中には、未来への希望をイラストで表現しています。

左側には黒人の姉妹と、その女の子の腕には白い猫がいて、右側には白人の男の子の兄弟が黒い犬と共にいます。
子供らはお互いに対して偏見・差別が無く、ただ好奇心を抱き、初めて出会った【隣人】に近づき顔を見合わせている光景です。大人達は遠くの窓の中から恐る恐る、疑い深く眺めているだけです。

 「子供たち(未来)なら、社会を変えられる!」という人間の【霊性:魂[勇気]・善意・良心】を愛し信じた証明です。

●人によらずして神に頼んで国家の指導をよく小児に委ねるをうべし(内村鑑三
●光の子らしく歩きなさい。光はあらゆる善意と正義と真実の実を結ばせるものである(エペソ書5‐8~9)

その後も、ウーマン・リブベトナム戦争など様々な社会問題を扱いながらも、70年代の疲弊した米国社会にあっても彼は徹底して人々の【霊性:魂[勇気]・善意・良心】を愛し信じ、優しい<家族愛>や<郷土愛>や人々の交流の風景を描き続けます。

1976年には、建国200年記念を祝し「自由の鐘」を描きます。その年に84歳で召天するまで【ビジョン:理想・夢・志】を愛し実現を目指すことに、彼の生涯をかけたチャレンジでした。

彼は油絵の写実的技法を駆使した芸術家であり、正統の画家でした。一枚の絵を描くのに写真を50~100枚も使って構成を念入りに考えたそうです。

彼はレンブラントゴッホに芸術家の精神性を求め、ピカソのような芸術家となることも望みでした。しかし、生存中は彼の芸術性は認められませんでした。世間では画家というより、イラストレータとして扱われることで、時にはうつ病になるほどに苦悩したこともありました。

彼は世間的に偉大な芸術家とは認められなくても、彼の偉大さはいつも人々と共に歓び、共に悲しむことのできる身近な理解者であったことです。ロックウエルの【神の愛=隣人愛】に満ちた<心意気>は、彼自身の発言に示されています。

 「芸術のための芸術ではなく、人々のための芸術を目指す!」

●歓ぶ者と共に歓び、泣く者と共に泣きなさい(ロマ書12‐15)

そして、彼の【ビジョン:理想・夢・志】は没後25年後の21世紀の現代にも光り輝き、彼のイラストの芸術性や精神性が改めて高く評価されたのです。

●正しい者の道は夜明けの光のようだ。いよいよ輝きを増して真昼となる(箴言4‐18)

アメリカ市民が直面する<大困難>である9・11のテロ事件後の米国にとって、ロックウエルの存在価値は変わりました。
NYタイムズは事件後すぐに紙面でロックウエルを引用して紹介したそうです。

 「もし、ロックウエルならば、今回の事件をどのように描いたであろうか」

米国民は彼のイラストに自分たちが持っていた理想を確認する事ができるのです。みんなの心の中にあるのに、日頃は生活に忙殺されたり、見失いかけていた【ビジョン:理想・夢・志】を、鮮明に描いてくれたのがロックウエルだったのです。

●人間のうちに善をのばしてやり、彼等の心に善に対する愛好心を注ぎ込む事が必要である(ヒルティ)
●兄弟よ、善を行い倦むことなかれ(テサロニケ後書3‐13)
●あなた方はこれらの小さい者のひとりをも軽んじないように気をつけなさい(マタイ伝18‐10)
●自由人にふさわしく行動しなさい。ただし、自由をば悪を行う口実として用いず神の僕にふさわしく行動しなさい(ペテロ第1書2‐16)

ロックウエルは米国全盛期の20年代から70年代よりも21世紀の荒廃の時代に、かえって光り輝く存在となりました。
それは彼がいつまでも愛し信じ続けていた【ビジョン:理想・夢・志】が永遠に通じる【愛のメッセージ】だからです。

●理想を語るは夢を語るにあらず、未来の事実を語るなり(内村鑑三

【隣人・社会】の【光】である【霊性:魂[勇気]・善意・良心】を信じ望み愛する歓びを伝えた【愛の福音】の341枚のイラストこそが、どん底の絶望の中にある米国社会に慰めと励ましと希望と勇気を与え、<復活・再出発>する道に導いてくれたのです。ハレルヤ!栄光を主に帰します!

●あなた方はこの世に妥協してはならない。むしろ心を新たにする事によって造りかえられ、何が神の御旨であるか、何が善であって神に喜ばれ、かつ全きことであるか、わきまえ知るべきである(ロマ書12‐2)
●善の勝利についての絶望は常に個人的勇気の欠乏である(ヒルティ)
●愛は勇気の基底なり、人の善を念(オモ)いて後に我等は、その人に対して大胆に何事もなすを得るなり(内村鑑三

皆さんが混迷の時代にこそ【愛の蟻】や【愛と自由の戦士】となって、愛する【ビジョン:理想・夢・志】で、遠く未来にまで【神の愛=主イエス】への歓喜と感謝と感動と【霊性:魂[勇気]・善意・良心】に満ちた【愛の光】を放つチャレンジを心より応援しています!

●未来にむかって大いなる展望を与えてくれるような高所に立てば、時折、風が激しく吹きぬけても、一向(いっこう)に気にならないものなのだ(ワーズワース
●世界はきみたちに大きく開かれている。どしどし遠慮なく進むがいい。
 大地は広々とつづき、空は広大無辺にひろがっている(ゲーテ
●今日(こんにち)の人々よ、若い人々よ、今度は君たちの番が来ている!われわれを踏み越えて行きたまえ。そして前進したまえ。われわれよりもいっそう偉大で、いっそう幸福でありたまえ(ロマン・ロラン
●喜べ!喜べ!人生の事業、人生の使命は喜びだ。空に向かって、太陽に向かって、星に向かって、草に向かって、樹木に向かって、動物に向かって、人間に向かって喜ぶがよい(トルストイ 
●喜びとは、勝利それ自体にではなく、途中の戦い、努力、苦闘の中にある(ガンジー
●情熱をもって君たちの使命を愛せよ。これより美しい事はない(ロダン
●われわれにふさわしいものは、快活と勇気、希望を実現しようとする努力である(エマーソン)

それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
 
メイル歓迎します!
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田中 聡(さとし)