◇◇【神の愛=主イエス】⇔【先回りの愛】(その2)◇◇<改訂版・再掲載>
【2003年11月1日に作成した<第321回>に加筆】
★★【その1】のつづき★★
11月初旬に四国・中部・東海・関東全域の太平洋沿岸を震源とする「大地震」が予知されています。もはやいつ来てもおかしくない、未だ起きていない事の方が不思議なくらいだという専門家・研究者の声を聞けば、いよいよだと感じます。
NHK総合は朝9時から夕方5時まで生放送でベテラン・アナウンサーを起用して有事に対応しているように感じます。各民放も地震対策の特番を放送していました。
関東大震災や富士山爆発のような大災害が到来することを考える時に、私は旧約の二つのエピソードを思い出します。
一つは、「アブラハムのとりなし(創世記18-20~33)」にある真理です。
ご存知のように、ソドムとゴモラは【神の愛=隣人愛】から遠ざかった腐敗堕落の象徴であり、いつの時代にも急速に繁栄して自滅崩壊してきた個人や組織や民族や思想に通じると思います。
興味深い事は【神の愛】の権限にある【天変地異】を未然に食い止める方法とは、【礼拝:★讃美★祈り★感謝】する【センチネル(守り人)】が【世の光・地の塩】となってわずかでも存在するだけで善いという事実です。
アブラハムは【神の使い】に、ソドムとゴモラの崩壊を予告されたので、50人の【正しい人】がいれば、彼らのために救ってくれるようにと願い出ると、【神の使い】は承諾してくれます。しかし、アブラハムは不安になり45人に下げます。さらに心配になり30人、20人、最後にはたった10人でもいてくれたらと、祈るような思いで願い出ると、【神の使い】はそんな破格な要求にも応じたのです。
実際のソドムとゴモラはどうだったのでしょうか?歴史から完全に根絶するくらいに崩壊してしまったことからみれば、たった10人も存在しないほどに堕落腐敗していた証明だといえるでしょう。
現在の日本はどうでしょうか?私自身の【信仰】も試されていることは確かです。
二つ目のエピソードは「ヨナ書」全体に描かれる真理です。
ご存知のように、いつの時代にも危機を警告する【預言者】はいますが、モーゼもヨナも自ら望んで【預言者】になったのではありません、
【神の愛】に選ばれて、やむを得ず警告し預言する【導き手】となったことは興味深い事実です。何故なら、彼らのような【預言者】は社会的地位やこの世の権威からのお墨付きのない<無名>に近い存在であり、自分には荷が重い責任重大な【ミッション:使命・天職】だからです。
ヨナは逃げ回る中で【神の愛】に導かれて、巨大都市ニネベの崩壊の危機を独りで警告してやがて、当時のニネベの王自身が【神の愛=隣人愛】に目覚めて、町中の大きい者から小さき者まで全員が悔い改めたので、ニネベは崩壊から救われたのです。
ところで、様々な苦難や迫害にもめげず命がけで預言したヨナ自身は納得がいきません。
偉大なる預言者ヨナでさえも、自分だけが苦労させられたと【神の愛】を誤解したのです。しかし、【神の愛】は私たちの叡智をはるかに超えられた【愛と正義】の本源です。
天地万物を創造し【天然の摂理】を支配する全智全能の【創造主】の【【三位一体:父・子・聖霊】が、【被造物】である無力で愚かなる私たちを、むやみやたらに独裁的にいじめる事などあり得ないことが示されていると私は信じます。
●あなたは善なる神にして、善を行なわれます<You are good and do good>(詩篇119‐68)
●【神の実在の原理:the First Principle of Existence(内村鑑三)】
在って在る者の中で最も確実なる者(ヨハネ伝1-1)
●【ロマ書11-36】<三つの和訳>
★ 万物)は、神より出で、神によって成り、神に帰する。栄光がとこしえに神にあるように。アーメン
★すべては、神から、神によって、神のために存在する。神に世々に光栄があるように。アーメン
★すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっている。栄光が神に永遠にありますように。アーメン
●心をつくして主に信頼せよ、
自分の知識に頼ってはならない。
すべての道で主を認めよ、
そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる(箴言3-5~6)
●御子(主イエス)は見えない神のかたちであって、すべての造られたものに先だって生まれた方である。万物は天にあるものも、地にあるものも、見えるものも見えないものも、位も主権も支配も権威も、みな御子にあって造られたからである。これらの一切のものは御子(主イエス)によって造られ、御子のために造られたのである。彼は万物よりも先にあり、万物は彼にあって成り立っている(コロサイ書1-15~17)
★★【その3】につづく★★