<一日一生:2月1日>(内村鑑三)
●自由を得させるために、キリストはわたしたちを解放して下さったのである。
だから、堅く立って、二度と奴隷のくびきにつながれてはならない(ガラテヤ書5-1)
自由は吾人の固有性にあらず。
ゆえに完全に自由にならんと欲せば、
吾人は完全に自由を有する神に至らざるべからず。
すなわち吾人は神によりてのみ真正に自由なるをうるなり。
詩人テニソンいわく
Our will is ours to make it Thine.
(われらの意志は、そを汝(神)にささげんがために、われらに与えられしものなり)、と。
吾人の意志は吾人の意志をもってこれを神にささぐべきものならざるべからず。
もちろん人は不可割的固体なるがゆえに、
いかなる場合においても他体に吸収さるべきものにあらず。
されども人、その自由を国家の使用に供してかえって国家大の自由を獲得するがごとく、
これを無限の神の使用に供して、無限大の自由、すなわち真正の自由を享有するにいたる。
★★★
●自由は意志の自由にかぎらず、また思想の自由にとどまらず、実行の自由をもいう。
我れ我がなさんと欲することをなすを得て、我に真正の自由あるなり。
しかして、神がキリストをもって信者に賜う自由はこの自由なり。
困難の山をも動かし、積弊の桑樹をも抜きて海に移しうるの自由なり。
信者の特権は神の全能の使用権に他ならず(内村鑑三、所感p334)
●神がひとたび人間の意志を所有されるならば、神はその人の中で自ら全てのことを行ない、
彼を完全へと導き給う(聖女カタリナ)
【神の愛=主イエス】に信愛すれば、私自身がどんなに意志薄弱で根性がなくても、<無限大!>の【神の愛=主イエス】から与えられる<真正の自由>によって、私の心に抱く<最愛の我が子・我が分身>である【ビジョン:理想・夢・志】を目指すことも可能です!ハレルヤ!
皆さんが<無限大!>の【神の愛=主イエス】に信愛して<真正の自由>を与えられて、心に抱く【ビジョン:理想・夢・志】の実現を目指して、<不屈の楽天主義・楽観論>の【パッション:受難覚悟の情熱・熱望・気迫】で前進し続けることを心より応援しています!
●人生の価値は、その長さとは関係がない。
人生の価値とは、どのようにその時間を利用したかで決まる ものなのだ。
あなたが十分に生きたかどうかは、あなたが生きた年数ではなく、
あなたがどのような意志をもって生きたのかで決まる(モンテーニュ)
●人間生活は意志の自由に基づいており、それに、神は自由な人間と、
みずから進んで働く僕とを欲していられるからである(ヒルティ)
●自分の意志をまったく神にゆだねて、ひたすら神の道具でありたいと思う人は不思議に、
どんな祈りも聞き届けられる。そういう人はただ願い求めればよいのだ。
そうすると憂いも怖れもなく、至福の状態で、あらゆる困難を切り抜け、
生涯の日々をすべての人々とまじって生きて行くことができる(タウラー)
●【境遇と意志】(内村鑑三)
人と天然とは外より働き、神は内より働き給う。前者は境遇を作り、後者は意志を作り給う。
吾人が神に到るはかれに意志を強くせられんためなり、境遇に勝ちえて自ら新境遇を作らんためなり。
人は神の子なり、境遇の奴隷にあらず。
神に依りて境遇を無視し、これを破りて意志の自由を実行すべき者なり。
●学問は脳、仕事は腕、身を動かすは足である。しかしいやしくも大成を期せんには、
先ずこれらすべてを統(す)ぶる意志の大いなる力がいる。これは勇気である(大隈重信)
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!