【2007年7月13日に作成した<第436回>に加筆】<改訂版・再掲載>
◇◇【神の愛】の【試練&召命:オーディション&リハーサル】に挑戦しよう!(その1) ◇◇
●あなたは我が内臓を造り、我が母の胎内で私を組み立てられた。
私はあなたをほめたたえ感謝します。
私はあなたの恐ろしい力によって、驚くべきものに造り上げられている。
御業がどんなに驚くべきものか、私の魂はよく知っている(詩篇139-13~14)
【神の愛=主イエス】に大事にされ大切なる皆さん、こんにちは!ご愛読に感謝します!
ご存知のように、ハリウッド映画や米国TVのシリーズ・ドラマでは、スパイ映画や
政治モノがよく見られます。
興味深いのは、特別な任務(ミッション)遂行のためには、時には服役中の囚人や
凶悪犯罪の前科者でも、召集することです。たびたび見られるので、実際にそのような
起用もあるのだと思います。
なるほどと思わせることが最近TVで紹介されていました。それは、ブロードウエーの
オーディションのことです。
日本のオーディションの場合は、面接の前に、書類審査があるそうです。性別、年齢、
体格など、詳細な前提条件が示されていて、履歴や過去の実績などの書類審査で、
ほとんどの応募者は落とされます。
一方で米国は異なります。例えば年齢指定は「~歳に見える人」となっているそうです。
書類審査は一番最後であって、ヤル気さえあれば「とりあえず、面接に来て下さい」と
いわれるそうです。
役柄(任務)に<最適な人物(ライト・スタッフ)>を見つけるためには、過去の実績や
肩書き履歴など「紙きれ(書類審査)」で判断するのではなくて、実際に「本人(人物)」と
直接面接することによって、本人すらも、まだ気づいていない、隠された、素晴らしい
【タレント:個性・才能・可能性】を見出そうとする意欲を感じるではありませんか!
米国大リーグのスカウトマンの行動もTVで紹介されましたが、日本の優秀な野球選手を
発掘するためには、単に野球の名門学校だけを訪問するのではなく、たとえば街中にある
バッティング・センターなどでも捜したりするようです。
既に出来上がった選手でなく、専門家に知られず、まだ荒削りでも磨けば光る<逸材>を
探し出すのです。
選考の第一条件は技能や実績よりも「野球が大好き!」という【愛好精神】といえます。
あるアメリカ人の監督の発言を思い出します。
「野球選手は<プレイヤー(楽しく遊べる人)>であり、<ワーカー(仕事人)>でない!」
このようにして行なわれる<オーディション・選考方法>は【神の愛=主イエス】による
【試練&召命:オーディション&リハーサル】にも通じます。
【神の愛=主イエス】は、人智よりもエキサイティングで、ビッグ・サプライズであり、
ワンダフル(不思議一杯)でありながら、最後の最後には<真・善・美>に満ち溢れた
最善最強の【ライト・スタッフ(適任者)】となっているから、素晴らしい感動と勇気と
励ましと希望が与えられます。
旧約の時代に【神の義】に選ばれた「酒飲みのノア」や「嘘つきアブラハム」や多くの
預言者たち、モーゼも、ダビデも、【神の愛=主イエス】が選んだ最初の十二使徒でも、
彼等が生きた【この世の勢力:富・権威・名声】とは無縁で無名の在野の人が中心です。
【この世の勢力:富・権威・名声】からすれば<書類審査>で落とされるような立場も、
【神の愛=主イエス】がとりなす【試練&召命:オーディション&リハーサル】ならば、
ヤル気さえあれば、【ビジョン:理想・夢・志】さえあれば、それだけあれば、見事に
合格できる<ビッグ・チャンス>です。【神の愛=主イエス】は先ずは<心の中>や
<心意気>を見てくれるからです!ハレルヤ!主の恵みに感謝します!
●人は表面のことを見るが、神は心中を見られる。人は行ないを考察するが、
神は意図をおもんばかられる(トマス・ア・ケンピス)
●人々が「失われた」と言うところで、神は「見いだした」と言い、
人々が「裁かれた」と言うところで、神は「救われた」と言い、
人々が「否」というところで、神は「然り」と言う。
人々がなげやりな気持や、高慢から、目をそらせるようなところで、
神は他のどこにもない愛のこもった目を向けるのである(ボンヘファー)
被造物である人間のスカウトマンでも、隠された【タレント:個性・才能・可能性】を
見抜くことができるのですから、まして【造り主】である【神の愛=主イエス】ならば、
人間の洞察力よりも、遥かに精密に【タレント:個性・才能・可能性】を見極めていて、
<最善の任務>【ミッション:使命・天職】に導かれる事に感謝・歓喜で従います!
●神は神を愛される者と共に働いて万事を益となるようにして下さる(ロマ書8-28)
●私(主)が来たのは、いのちを、あふれるほど豊かに与えるためです(ヨハネ伝10-10)
日本で人気のオードリー・ヘップバーンは幼少時の戦争体験が心の傷となったそうです。
そのため彼女の<人生目的>は傷を癒し修復させるために「幸福な家庭」を目指します。
映画女優としては大成功するものの、私生活では結婚と離婚を繰り返して、映画出演の
チャンスを捨てて10年間も女優を休み子育てに専念します。しかし、彼女の心の傷が
癒されたのは、60歳を過ぎた亡くなる直前だったのです。
ご存知のように晩年のオードリーはユネスコ親善大使としてアフリカやインドなどの
貧しい子供たちを助け励ますことに献身的に活動しました。
戦争難民や貧困飢餓など【苦難】に直面する子供と<心を一つ思いを一つ>にする事で
「心の傷」から、ようやく自由解放されたそうです。
幼少体験と様々な人生経験は、実は<この時>を迎えるために用意されていたのです。
そうです!【神の愛=主イエス】は彼女の切なる<願望>に応えて【愛と自由】に飢えた
世界の子供たちとの交流体験で、彼女が気づかなかった<幸福な家族>を、時にかなって
与えてくれたのだと確信します!ハレルヤ!栄光を主に帰します!
オードリーはTV番組で嬉しそうに微笑みながら語ってくれました。
「私にとって、辛かった幼少時代も、女優としての成功も、私生活も、人生60年間は、
今日のためのリハーサルでした!」
●ある人の生涯における最大の日とは、その人の歴史的使命、すなわち神がこの世で彼を
用いようとするその目的が明かにわかり、また、これまで彼が導かれてきたすべての
道がそこに通じているのを悟った日のことである(ヒルティ)
●神の御心にかなう事を求め行なう以上に快い気分を覚えさせ喜びを与えるものはない
(トマス・ア・ケンピス)
●人の最大発見物は天職なり。これを知らずして彼の人生は無意味なり(内村鑑三)
オードリーが献身的に働き支援を求めるので、世界中の人々が、苦難にある子供たちに
注目するようになりました。
苦難と成功を経験することで何が一番大切かを知っているオードリーだからこそできる!
最適な【ミッション:使命・天職】に【神の愛=主イエス】は彼女を<召命>しました!
●涙とともにパンを食べた経験のないものに、人生の味はわからない(ゲーテ)
●寒さにふるえた者ほど太陽の暖かさを感じる。人生の悩みをくぐった者ほど
生命の尊さを知る(ホイットマン)
【神の愛=主イエス】はオードリーの<最善の人生>のために60年間という長時間を
かけた懇切丁寧な【試練&召命:オーディション&リハーサル】を行なったのです!
●あなた方は、力を尽くして信仰には徳を、徳には知識を、知識には自制を、
自制には忍耐を、忍耐には信心を、信心には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。
これらのものが備わり、ますます豊かになるならば、あなた方は怠惰で実を
結ばない者とはならず、私たちの主イエス・キリストを知るようになるでしょう。
これらを備えていない者は、視力を失っています。近くのものしか見えず、
以前の罪が清められたことを忘れています。だから兄弟たち、召されていること、
選ばれていることを確かなものとするように、いっそう努めなさい。
これらのことを実践すれば、決して罪に陥りません(ペテロ後書1-5~10)
●いままでふり返ってみて、大きな不幸と思われることが、実は大切な人生の
曲がり角であったと思われてならない(三浦綾子)
★★【その2】につづく★★