■<忍 耐>(内村鑑三)
●なんじらに必要なるものは忍耐なり。
これ神の旨をおこないて約束の物を受けんがためなり(ヘブル書10-36)
忍耐とは、ただ一直線に進むことである。
時を得るも時を得ざるも、
人に善く称(い)わるるも、悪しく称わるるも、
社会に賛成せらるるも、反対せらるるも、
成功するも、失敗するも、
ただ神の命これ重んじ、
右顧左眄することなく、
ただ一直線に進むことである。
忍耐は直進を要し、また時間を要す。
同一の事を長く継続するを要す。
単調無味のそしりはまぬかるべからざるところである。
堅き岩に鑿(のみ)を当て、
努力をもってこれを貫かんとするのである。
忍耐は頑固なるを要す。
人と協(あ)わんと欲し、
世に喜ばれんと欲して、
忍耐を全うすることはできない。
忍耐の道はとうてい春野を分け行くがごとき快楽の道ではない。
★★★
【神の愛=主イエス】に信愛するならば、私たちが心から信じ望み愛する【ビジョン:理想・夢・志】を<旗印>に高く掲げて一直線に挑戦し続けられる<原動力>となる無限大の<忍耐力>までも【賜物・無償ギフト・神恵】として与えてくれることは<歓喜!感動!感謝!>です!
●<患難とその結果>(内村鑑三:ロマ書5‐3)
患難によりて壊(コボ)たれ、
忍耐によりて支え
練達(実行)によりて再築し、
美わしき義の実を結ぶに至る。
練達は希望を生ず。
●患難は忍耐を生み、
忍耐は練達(練られた品性)を生み出し、
練達は希望を生み出す(ロマ書5-3~4)
皆さんが【神の愛=主イエス】から与えられる無限大の<希望>と<忍耐力>とを<原動力>にして、心に抱く<最愛の我が子・我が分身>である【ビジョン:理想・夢・志】を目指して<不屈の楽天主義・楽観論>の【パッション:受難覚悟の情熱・熱望・気迫】で前進し続けることを心より応援しています!
●エホバを待ち望め。さらば彼、なんじを救わん(箴言20-22)
●最後まで耐え忍ぶ者は救われる(マタイ伝10-22)
●あなた方は耐え忍ぶことによって、自分の魂を勝ち取りなさい(ルカ伝21‐19)
●試練を耐え忍ぶ者は幸いなり。その人は適格者と認められ、
神を愛する人々に約束された命の冠をいただく(ヤコブ書1‐12)
●明日を耐え抜くために必要なものだけ残して、あらゆる過去を締め出せ
(ウィリアム・オスラー)
●すぐれた人間の大きな特徴は、不幸で、苦しい境遇にじっと耐え忍ぶことだ
(ベートーヴェン)
●順境の美徳は節度であり、逆境の美徳は忍耐である(ベーコン)
●もし、世界に喜びしかなかったら、勇敢になるとか、忍耐強くなるとか、
学ぶことは、決してなかったでしょう(ヘレン・ケラー)
●作物を刈り取るには、まず種をまかなくてはならない。
その後は、収穫の時期がくるのを忍耐強く待ちつづける必要がある。
そして多くの場合、いちばん待ち望まれる果実ほど実を結ぶのはいちばん遅い。
(スマイルズ)
●悲しみと苦痛は、やがて「人のために尽くす心」という美しい花を咲かせる
土壌だと考えましょう。心を優しく持ち、耐え抜くことを学びましょう。
強い心で生きるために(ヘレン・ケラー)
●忍耐は腕力に勝る。いっぺんには克服できないことも、
少しずつ消化してゆけばかならず克服できる(プルタルコス)
●悦びがなんであるかは、元来、多くの苦しみを耐え忍んできた人のみが知っている。
その他の人たちは真の悦びとは似ても似つかない単なる快楽を知っているにすぎない (ヒルティ)
●大切なことは、大志を抱き、それをなし遂げる技能と忍耐をもつということである。
その他はいずれも重要ではない(ゲーテ)
●すべて物事には終わりがある。したがって忍耐は成功をかち得る唯一の手段である
(ゴーリキー)
●これまでに書かれた事がらは、すべて私たちを教え導くためのものである。
それは聖書の与える忍耐と慰めとによって、望みを抱かせるためである。
どうか、忍耐と励ましと慰めの源である神が、あなた方に、キリスト・イエスに
ならって互いに同じ思いを抱かせ、心を一つにし、声を合わせて、
私たちの主イエス・キリストの父なる神をほめたたえあがめさせて下さるように
(ロマ書15-4~6)
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!