◇◇ <心を一つ思いを一つ>の【チーム・スピリット&チーム・ワーク】 ◇◇
【2001年12月21日に作成した<第202回>に加筆】<改訂版・再掲載>
2001年12月17日14:05NHK「公園通り」ワダ・エミさんの話
12月17日20:00フジTV「アンビリバボー」を観て
●同じ思いとなり、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、一つの思いになって私の喜びを満たして欲しい(ピリピ書2-2)
●キリストの名によって、あなた方勧める。みな語ることを一つにし、お互いの間に分争がないようにし、同じ心、同じ思いになって、堅く結び合って欲しい(コリント第1書1-10)
【神の愛=主イエス】に大事にされ大切なる皆さんこんにちは、ご愛読に感謝します。
【キリストの愛:自由・平等・寛容・博愛】に従って、人々が<心を一つ思いを一つ>にすれば【愛の奇蹟】も起こせる【ダイナミック・パワー:信じる力・望む力・愛する力】と【バイタリティ:生活力=生命力+活力】を産み出してくれると私は信じています。
●あなた方のうちの二人が、どんな願い事についても地上で心を合わせるなら、天にいます私の父はそれをかなえて下さるであろう。2人、3人が私の名によって集まっているところには私もその中にいる(マタイ伝18-19~20)
個人の【ビジョン:理想・夢・志】も<心を一つ思いを一つ>にした【チーム・スピリット&チーム・ワーク】で最善発揮されます。
先日テレビ番組で興味深い話しを聞きました。映画や舞台の衣装デザイナーとして活躍しているワダ・エミさんの話です。
彼女にとって「衣装デザイン」はまさしく幼い頃から行ってきた【ミッション:使命・天職】であり、妥協や中途半端では満足できない本格派の職人なので、日本では黒澤明監督ほどでないと一緒に仕事ができる人が少なくて、一年の大半は世界で活動しているそうです。
例えば、中国で始皇帝時代の映画作りに参加した時は、赤色だけでも12色も自分で染め上げるほどのこだわりです。
しかし、中国では硬水のために、軟水の日本のような淡い色や渋い色は出せないので、わざわざイギリスや日本から染料とミネラル水を持ちこんで実現させたそうです。
そんなワダさんがイギリスの有名な舞台劇場で体験したことを話してくれました。
演出家は、舞台練習の初日に、門番まで含めて劇場の関係者全員に、今回の舞台はどのようなものかについて詳しくプレゼンテーション(説明)をするそうです。ワダさんも衣装デザイナーの立場で挨拶するそうです。
初日に劇場関係者の全員がお互いに顔と役割がわかることで、ワダさんは彼等から多くの励ましを得たそうです。
ステージの上の役者と演出家だけでなくて、門番を含めて裏方の劇場全体のスタッフが心を合わせて、思いを一つに【ビジョン:理想・夢・志】を共有する【チーム・スピリット&チーム・ワーク】を目指しているのだと思います。
だからイギリスの演劇界はいつも活気に満ちて革新的なチャレンジができるのだと私は理解しました。
さらに、ワダさんは付け加えました。日本映画では多くのプロデューサーの名前が字幕にズラリと並んでいるけれども、金策に追われて忙しいのでしょうか、現場に一度も顔を出さない人さえいるのが実態だそうです。
そして、日本の映画界では多くの場合、撮り直しや修正を極力避けようとするそうです。
「スケジュールが伸びれば経費がかかる、送迎のタクシー代が余計にかかる」などなんだ、かんだと言って、映画を作ることは「コスト:費用」だと考えるので、可能な限り削ることばかり考えがちだそうです。
一方で欧米では、思いきった撮り直しや修正などを申し立てると、
「作品自体がより善くなるならば、観客も満足して収益が上がるから、やってみよう!」
という前向きで挑戦的な考えだそうです。つまり映画作りは「コスト」でなく「投資」だといえるでしょう。
そこには、創り手側だけでなく、観客も含めて、<心を一つ思いを一つ>の一体となった創作活動があるからではないでしょうか。
先ず、観客や聴衆のことを考えて、喜んで感動してくれる姿を思い浮かべて、<心を一つ思いを一つ>にした【チーム・スピリット&チーム・ワーク】で創られるからこそ、大成功につながるのだと思います。
だからハリウッドの映画は、世界のどこでも受け入れられる人気があり、いつも活気に満ちているのだといえるでしょう。
【キリストの愛:自由・平等・寛容・博愛】で【ビジョン:理想・夢・志】に結集した【チーム・スピリット&チーム・ワーク】は<心を一つ思いを一つ>にした<相愛互助・互助友愛>の【神の愛=隣人愛】が実現されるので、感動や勇気を与えてくれます!そして、【神の愛=主イエス】が愛され喜ばれる【ミッション:使命・天職】を見出せるはずです。
●完全な職業とは他人を喜ばして、我もまた喜ぶの職なり(内村鑑三)
●キリストの愛神主義は利他・利己両主義の上に超越して最も多く他を利して最も多く己を利するの道を教えたり(内村鑑三)
●同じ思いとなり、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、一つの思いになって私の喜びを満たして欲しい(ピリピ書2-2)
実際に<神愛の奇蹟>といえる感動的な美しい話が今日も紹介されていました。
それは、北海道の小さな清水村で心を一つに思いを一つにした事で実現した【神愛の奇蹟】です。
現在69歳になる高橋さんは清水村の住民200名に呼びかけて「せせらぎ合唱団」結成します。
そして、ドイツ語による「ベートーベン第九・歓喜の歌」の合唱を成功させた指揮者です。
合唱団の人々は誰も専門的教育など受けておらず、農作業や仕事の合間の時間を使った練習によって、遂には札幌交響楽団との共演ができるまでの実力となったそうです。
高橋さんのチーム・リーダーとしての才能と、合唱団員全員が<心を一つ思いを一つ>の【チーム・スピリット&チーム・ワーク】のなせる業です。
今では清水村は合唱団で有名となり、合唱団は「村おこし」のための貴重な存在です。
しかし、昨年の秋に事件が起きました。
高橋さんが交通事故に遭って脳挫傷となり、意識不明の重体となったのです。高橋さんの人生にとって最大の【試練】です。高橋さんの容態は医者の所見では植物人間でしかありませんでした。
話せず、身体も動かせない高橋さんを目の前にしても、奥さんの敬子さんは高橋さんの復活を信じていました。
そして、高橋さんが情熱を注いで育て上げた「せせらぎ合唱団」のメンバーも病院に駆けつけます。高橋さんの全快を願うことで、<心を一つ思いを一つ>になっていました。
敬子さんはベッドの枕元で高橋さんが心から愛した「合唱団の第九」を聞かせ続けます。
すると、10日目に左手がわずかに反応したのです。【魂】には聞こえているのです!
その後、右手や右足が音楽に合わせて指揮をしているように動き始めたそうです。
1ヶ月半後には長い眠りから覚めるようにして口を開いて言葉を話すようになりました。
医者から見れば「1ヶ月半の再起は信じられない」事で、奇蹟そのもといえるでしょう。
今年の3月には半年ぶりの退院となります。
高橋さんの<奇跡的復活>は奥さんと合唱団の皆が<心を一つ思いを一つ>の<相愛互助・互助友愛>の勝利です!高橋さんは「皆さんの気持ちへの感謝から少しでもお返しがしたい!」気持ちで一杯だそうです。
昨年、20世紀最後の年の「第九・合唱」を【チーム・スピリット&チーム・ワーク】により見事に実現します。
その後、「合唱団」は招かれればどんな場所にも、わずか15名の小学校でも、喜んで訪問しています。
そして<心を一つ思いを一つ>にした【チーム・スピリット&チーム・ワーク】の喜びと感動を【福音伝道】しているのです。
高橋さんは自らが体験して実感できた生命の復活への喜びと感謝に満ちた表情で語ってくれました。
「音楽とは心の感動です。私とメンバーは心と心とが伝え合っているのです。」
「私の演奏をベートーベンが喜び涙を流してくれているのを感じ観たような気がします。」
<心を一つ思いを一つ>にして実現できた【奇蹟の復活】を体験した高橋さんにとっての「第九・合唱」の指揮は、そして、「合唱団」のメンバーにとっても、まさに<相愛互助・互助友愛>を伝道する【ミッション:使命・天職】です!
●人を信じさせるものは経験である。自分も経験してみたいと言う願望と気分とを起こさせるものは、その経験をした人たちの証明である(ヒルティ)
皆さんの中でも、<相愛互助・互助友愛>で<心を一つ思いを一つ>にした【チーム・スピリット&チーム・ワーク】で【隣人・社会】に感動と勇気と希望と慰めと励ましを与える素晴らしいチャレンジを心より応援しています!
●喜ぶの者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい(ロマ書12‐15)
●兄弟たちよ、互いに励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和に過ごしなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたと共にいて下さるであろう(コリント後書13‐11)
●神の国はあなた方の内(間)にある(ルカ伝17‐21)⇔天国とはどこのことでもない、人が人を愛するところである(内村鑑三)
●これまでに書かれた事がらは、すべて私たちを教え導くためのものである。それは聖書の与える忍耐と慰めとによって、望みを抱かせるためである。どうか、忍耐と励ましと慰めの源である神が、あなた方に、キリスト・イエスにならって互いに同じ思いを抱かせ、 心を一つにし、声を合わせて、私たちの主イエス・キリストの父なる神をほめたたえ、あがめさせて下さるように(ロマ書15-4~6)
ハレルヤ!栄光を主に帰します。
主の恵みに感謝します!アーメン
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
メイル歓迎します!
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田中 聡(さとし)