◇◇【キリスト精神】としての<Noble(高貴・気品)>とは ◇◇
【2002年に作成した<第210号>に加筆】<改訂版・再掲載>
●ノーブル(noble)とは;
◆理想を抱懐してこれを実行せんとする勇気
◆世人が為し難しと信じることを、あえて為さんとする気品
◆平凡なること俗なることの反対にして、理想を信じ大胆にこれを事実ならしむること
【神の愛=主イエス】に大事にされ大切なる皆さんこんにちは、ご愛読に感謝します。
中世ヨーロッパの貴族には<Noblesse oblige(ノブレス・オブリジェ)>という高貴なる義務があったと聞きます。
それは、戦争時など有事には民衆を守るべく先頭に立って戦いに挑むという義務だそうです。
【この世の勢力:富・権威・名声】を手に入れた、上に立つ者には【ミッション:使命・天職】あるということでしょうか。
そして、【神の愛=主イエス】に忠実なる【キリスト精神】を尊重する【自主独立:自由・独立】の個人においても、同じように【Noble(高貴・気品)】なる【ミッション:使命・天職】があるといえるでしょう。
●自由人にふさわしく行動しなさい。ただし、自由をば悪を行う口実として用いず神の僕にふさわしく行動しなさい(ペテロ第1書2‐16)
●兄弟たち、あなた方は、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい(ガラテヤ書5-13)
初場所の相撲界にもそのような人を発見できました。私は相撲については詳しくありませんが、今場所は横綱の休場不在であり話題に乏しく寂しいものがあります。
そんな沈滞ムードの中に、キラリと光る独りの相撲取りが登場したのです。
その人は、神戸出身の相撲取りで今場所改名した「復興山」です。
彼は阪神大震災から神戸の復興を願って、改名することで独り立ち上がって、相撲で勇気と励ますことにチャレンジしているのです。
相撲に詳しい方なら、ご存知かもしれませんが、「復興山」はまだ実力では下っ端の方のようです。
つまり、NHK総合の夕方の相撲放送には放映されませんし、新聞の一般紙にも成績が載ることもないようです。
しかし、阪神大震災から7年目(2002年)の今日の夜7時のNHKニュースで「復興山」の取り組みが放映されました。
彼の勇姿はまるで横綱の取り組みのごとくに、相撲に関心の薄い私を含めて全国の人々に紹介されているのです。
さらに、彼のコメントまでアナウンサーが紹介してくれました。
「今日も何とか勝ててうれしいです!」
「復興山」は自分の出世や成績など<ナンバー・ワン>を目指すためだけに戦ってはいません。自分でなければ、他の誰もできなかったような<ノーブル(高貴・気品)>なる【オンリー・ワン】のチャレンジをしているのです!
まさに「復興山」の【ミッション:使命・天職】であると私は信じます!ハレルヤ!栄光を主に帰します!
●我々は何をなすべきか、またそれをいかに為すかについて決して無頓着であってはならない。いやむしろ我々は全ての勤勉と才能を真剣に活用しなくてはならない。ただし、野心や所有欲からではなくて義務感と神への愛から、それをしなければならない。そして、事の成否は神に委ねるべきである(ヒルティ)
昨年までは首相や天皇が震災被害を慰霊する式典に出席していたようですが、首相も天皇も出席しなくなった7年目の今年に、【愛】によって新たな人物が登場してくれたことは、地元神戸の人々だけでなく、現在不景気の中にあって、チャレンジしている日本全国、世界各国の日本人への勇気と励ましの【希望の星】といえます。
「復興山」は単なる相撲の土俵で勝負する相撲取りではなくて、日本の復興や個人の【霊性:魂[勇気]・善意・良心】までを復興させるためにチャレンジしています!
●驚くべき導きの、神の側からみた目的と直接の狙いは我々を普通の卑近な意味で幸福にすることではない。むしろ、恐れを知らず、あらゆる良き行いをすすんでしようとする人、一言でいえば、英雄的な人にするためである(ヒルティ)
「復興山」は既に、<記録の人>ではなく、【神の愛=隣人愛】と共に<記憶の人>となったのです。
「復興山」の善意からの今場所の健闘を心から応援しています!そして、彼に勇気と励ましを与えられたことに感謝します!
●最も善きものは善き意志である。ゆえにこの善き意志より出でしものが真の善である(カント)
●【健全なる思念】
事業の困難を思うべからず、また我の弱きを思うべからず。
神の全能なるを思うべし、その恩恵の無限なるを念ずべし。
さらば、事業の困難は失せて我等は強き者とならん(内村鑑三)
●主に感謝せよ。主は慈しみ深く、人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。
主は渇いた魂を満ち足らせ、飢えた魂を良いもので満たしてくださった(詩篇107-8~9)
意気地なしで臆病な私でも、【神の愛=主イエス】に信愛すれば、<不屈の楽天主義・楽観論>の【常時歓喜!不断祈念!万事感謝!】で【フロンティア精神:★チャレンジ精神★ポジティブ/プラス思考★オープン・マインド】に満ち溢れさせて、【一日一生】日々新たになり、【ビジョン:理想・夢・志】を抱く<青年の心>に導いてくれます!
●あなたは知らないのか、聞いていないのか、主は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることなく、たゆむことなく、その叡智ははかり知れない。疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。若者も疲れ、たゆみ、若い男もつまずき倒れる。
しかし、主を待ち望む者は、新しく力を得て、ワシのごとく、翼を張りてのぼり、走れども疲れず、歩めども倦まざる者となる(イザヤ書40‐28~31)
●イエスと共にある者は;
◆青春の詩的理想を持続することができる
◆単純にして一貫せる生涯を完全に遂行できる
★平民の友★自由の主張者★理想の追求者
にしてその
★実行者★大革命家★大詩人★大預言者
●青年、壮者とは;
常に不可能を計画する人
常に大改革を望む人
常に詩人的にして夢想する人
常に利害にうとき人
常に危険を感ぜざる人 (内村鑑三)
●神は我をして我以上の思想を語らしめ、我以上の事をなさしめ給う。神に頼る我は小なりといえども、はなはだ大なる者なり(内村鑑三)
●キリスト信者たる栄誉の一つは、よわき取るに足らざるこの身をもって、なおも大望を抱いて、その一部分を遂行しうるにあり(内村鑑三)
●キリストを神として拝するも我等の良心は少しも品性の堕落を感じません。のみならず、帝王を崇拝して自由を失い、富豪を崇拝して威権を隕(オト)せし国民もイエスを神として崇め奉りて、その失いし自由と独立を回復した例は人類の歴史に幾度もあります(内村鑑三)
皆さんが、【神の愛=主イエス】に信愛して、自分だからこそできる<ノーブル(高気)>なるチャレンジで活躍される事を心より応援しています!
●あなた方は、以前は闇であったが、今は主にあって光となっている。光の子らしく歩きなさい。光の結ぶ実はもろもろの善と正義と誠実なり(エペソ書5‐8~9)
●未来にむかって大いなる展望を与えてくれるような高所に立てば、時折、風が激しく吹きぬけても、一向(いっこう)に気にならないものなのだ(ワーズワース)
●友よ 太陽に向かって努力せよ!
人類の救済が 熟する日も近い
さえぎる木の葉や枝が なんだ
太陽のもとまで 突き進め!(ヒッピル)
●汝は王者なれば ただ一人征(ゆ)け 自由の大道を自在なる英知もて進め
その尊き偉業の報いを欲せず 自らが愛する思想の実をば結びゆけ(プーシキン)
★★追記★★
2007年春場所で「復興山」は引退されたそうです。第二の人生での更なる活躍を心より応援しています!
ハレルヤ!栄光を主に帰します!
主の恵みに感謝します!アーメン!
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
メイル歓迎します!
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田中 聡(さとし)