●【物の前後<The Divine Order(ホレ―シャス・ボナー)>】(内村鑑三)
◆真(マコト)なることは先にして美なる事は後なり。
美なることが先にして、真なることが後なるにあらず。
先ずありのままの森と岩と沢とありて、しかる後に香しき美しき園はあるなり。
◆善なることは先にして美なることは後なり。
美なることは先にして善なることは後なるにあらず。
先ず荒き野に固き種を下して、しかる後に花は開き枝は茂るなり。
◆喜ばしきは先にして悲しき事は後なるにあらず、悲しき事は先にして喜ばしき事は後に来るなり。
一度は涙にむせびて(泣かざる者とては世になければ)、しかる後に憂いを忘れて踊り喜ぶなり。
◆光は先にして暗闇は後に来るべきものにあらず、先ず暗黒を経過して、しかる後に光明は臨むなり。
先ず黒雲天を覆うて、しかる後に虹顕れる。先ず一度墓に降りて、しかる後に天に昇るなり。
●一時的な(しばらくの)軽い患難は働いて、永遠の重い栄光を、あふれるばかりに私たちに得させる(生み出す)(コリント後書4-17)
●あなた方に会った試練で、世の常でないものはない。神は真実である。
あなた方を耐えられないような試練に会わせることはないばかりか
試練と同時に、それに耐えられるように、逃れる道も備えて下さる(コリント前書10‐13)
●試練と祝福は密接に関連している(ヒルティ)
●【手段と目的】(内村鑑三)
患難のための恩恵にあらず、恩恵のための患難なり。
患難は手段にして恩恵は目的なり
患難をもって始まり恩恵をもって終わるなり。
一の患難は百の恩恵を招き、短きこの患難の世は永遠無窮の恩恵の世に終わる。
ゆえにわれらは恩恵について思うこと常にして患難について考うること稀ならざるべからず、
そは神の造化においては患難はその最小部分にすぎざればなり
宇宙の誕生から始まって、天然やこの世の万事万物の背後にある【神の愛の摂理】は、【闇:患難辛苦】が先にして【光:恩恵祝福】が後であることを自覚して、心に抱く<最愛の我が子・我が分身>である【ビジョン:理想・夢・志】を目指す時も、<不屈の楽天主義・楽観論>の【パッション:受難覚悟の情熱・熱望・気迫】で前進し続けましょう!
●悩みを突き抜けて歓喜にいたれ!(ベートーベン)
●神はどんな悪も行われないようにするよりも、むしろ悪から善を生じさせるようにする方が善いと考えられたのである(アウグスティヌス)
●苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと、主は彼らを苦しみから救ってくださった。(詩篇107-6、詩篇107-13、19))
皆さんが昨日よりも今日に、今日よりも明日に、今年よりも来年に、素晴らしい【神の愛=主イエス】をいっそう身近に体感しながら、【希望】を【確信】にして、日々前進し続ける活躍を心より応援しています!
●苦しみにあったことは私にとって幸せでした。私はそれであなた(主)の掟を学びました(詩篇119-71)
●概して幸福な時よりも、苦しみのときの方が、ひとは神のそば近くにあるものである(ヒルティ)
●患難は恩恵と離れて考えるべきでない。それは、患難は恩恵の一部なればなり。
塩味を和せずして甘味は甘味ならず、患難なくして恩恵は恩恵ならず、
食に薬味の必要なるがごとくに人生に患難は必要なり。
患難ありて始めて人生に香味は生ずるなり(内村鑑三)【p415】
●多くの人が沢山の涙と大変な労苦を重ねて、やっと得たものを、お前はすぐに得ようと欲するのか。
主を待ち望みなさい、雄々しく振る舞い、勇気をしっかり持っていなさい。
孤疑せずに、逃げ出さずに、心身をいつも変わらず神の栄光へとささげなさい(トマス・ア・ケンピス)
●命は恩寵のうちにある、夕暮れに涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある(詩篇30‐5)
★★★Merry Xmas & A Happy New Year !【善き年】をお迎えください!★★★
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!