◇◇ <サリバン先生>を目指そう!みつけて感謝しよう!(その1) ◇◇
【2000年12月10日に作成した<第34回>に加筆】
皆さん、こんにちは!ご愛読に感謝します!
【ミッション:使命・天職】に導く<理想的教育方法>の代表的事例があります。
それは、あの三重苦のヘレン・ケラーを【ミッション:使命・天職】に導いたサリバン先生です。
ご存知のように、サリバン先生は世間的な教師としては何のエリートでもなく、身体的にも目が不自由でありました。
幼少を養護施設で過ごすなど肉体的にも社会的にも<捨てられた存在>に思われる彼女でも、【神の愛=主イエス】から見れば、貴重な素晴らしい<コーナー・ストーン>です!
●家造りらの捨てた石が隅のかしら石になった。これは主のなされたことで、
私たちの目には不思議に見える
(詩篇118‐22、マタイ伝21‐42、マルコ伝12‐10、ルカ伝20‐17、
使徒行伝4‐11、エペソ書2‐20、ペテロ第1書2‐7)
●キリスト信者たる栄誉の一つは、よわき取るに足らざるこの身をもって、
なおも大望を抱いて、その一部分を遂行しうるにあり(内村鑑三)
彼女は弱視の肉体的不自由であり、養護施設で育ち、たいした教育も受けていません。
しかし、彼女には教育にとって何よりも必要不可欠な【信仰心】と【神の愛=隣人愛】がありました!
●いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。
このうち最も大いなるものは、愛である(コリント前書13‐13)
●ある者は車を頼み、ある者は馬を頼み、ある者は学問を頼み、ある者は多数を頼む。
しかれども我は我が主の神を頼まん(詩篇20‐7)
従って、全ての事柄の中に【光:善意・良心・愛・可能性】を見出せる力がありました。
だからこそ、ヘレンにとっては、彼女こそが【ライト・スタッフ(適任者)】であったと言えます。
映画『奇蹟の人』でご存知のように、ヘレンの両親はサリバン先生の<才覚>を、当初は
見抜けませんでした。それは、同時に<神様の導きと恩恵>も直ぐには見抜けなかったのです。
しかし、サリバン先生が訪れたことは、ヘレンのために心から祈り願った両親の愛情と信仰の
証明でもあります。心から祈り求めた者は必ず実現します!ハレルヤ!栄光を主に帰します!
●求めよ、そうすれば、与えられん。あなた方の喜びが満ち溢れるであろう(ヨハネ伝16-24)
●求めよ、さらば与えられん、捜せよ、さらば見出さん、門を叩け、さらば開かれん(ルカ伝11-9~10)
●何でも祈り求めることは、既に与えられたと信じなさい(マルコ11-2~4)
●我らは祈りを神に捧げる、すると神は我らのために語り、かつ働き給う(ジョージ・ミラー)
●自分の意志をまったく神にゆだねて、ひたすら神の道具でありたいと思う人は不思議に、
どんな祈りも聞き届けられる。そういう人はただ願い求めればよいのだ。そうすると憂いも
怖れもなく、至福の状態で、あらゆる困難を切り抜け、生涯の日々をすべての人々と
まじって生きて行くことができる(タウラー)
ここで学ぶ事は、祈り願った結果で、神様から与えられる<解決策>は、人間が考えつくような
<解決策>と必ずしも一致しないという事です。それどころか理解できず、不思議に満ちています。
●私の思いは、あなた方の思いと異なり
私の道は、あなた方の道と異なる
主の御告げ
天が地よりも高いように
私の道は、あなた方の道よりも高い
私の思いは、あなた方の思いよりも高い(イザヤ書55-8~9)
●見よ、侮る者たちよ、驚け、そして滅び去れ、私はあなた方の時代に一つの事をする。
それは人がどんなに説明して聞かせてもあなた方のとうてい信じられないような事なのである
(ハバクク書1-5)
●我が為すことを汝今は知らず、後に悟るべし(ヨハネ伝13-7)
●どんな良い事も、最初に一番良い顔をみせはしない(ヒルティ)
もし、ヘレンを本当に自立させるには、サリバン先生以外では不可能でした。
しかし、両親から見れば、サリバン先生では不満であり、懐疑的だったのです。
ヘレンの家族は富もあり教養も充分な家庭でした。家族の価値観では、子供のヘレンには
物質的に豊かに何不自由なく与えて育て、少しだけでも世間的に従順な態度だけを身に
つけてもらえれば充分だと思いこんでいました。
それが、「聞こえない」「話せない」「見えない」哀れなヘレンにとっての幸福だと信じていたのです。
この価値観は現代の日本にも通じます。子供の将来を考える親からすれば、子供の中にある、
【タレント:個性・才能・可能性】を引き出して【ミッション:使命・天職】に導いてあげようと考える
人は少ないからです。
しかし、サリバン先生だけはヘレンに対して全く異なる見方をしていたのです。
たとえ、ヘレンの両親が猛反対しようとも、彼女はネバー・ギブ・アップの精神で、
しかも、ヘレンの【霊性:魂[勇気]・善意・良心】と【ビジョン:理想・夢・志】を信じ望み愛して
いたからです。
結局、<神の導き>としか思えない【神の愛の奇蹟】が、闇から光へ導いてくれたのです!
いかに、【信仰心】に厚いサリバン先生であっても、ついには疲れ果てて、もはやヘレンを言葉で
交流できる世界に導く事は、自分の能力と知恵ではできないのではと考えはじめたときのことです。
まさに、<神の祝福>とは、このように、人間が自力では到底困難な壁にぶつかって、力尽きて
もう【神の愛=主イエス】にしか頼る道はないように自覚した時にこそ、現れてくれる事を私たちは
数多くの<奇蹟ストーリー>で学んでいます。ハレルヤ!【神の愛=主イエス】に感謝します!
●信者が信仰を強められたいと願うなら、神に時を与えなければならない。神が信仰を試みられるのは、
ご自身の子供にとってちょうど良い時に助け、救い出すことをどんなに喜んでおられるかということを
実証するためなのである(ジョージ・ミュラー)
●信仰を強めるために重要な最後の点は、信仰の試練が来た時、神に働いていただき、
自分の力で自分を救い出そうとしないことである(ジョージ・ミュラー)
ヘレンは生まれて直ぐに身体受難に出会ったので、詳しい言語を学ぶ機会も無く、音もなく光も
無い闇の世界にいたのですが、まだ目も見え、耳も聞こえる時のことで、ただ一つ【水】の存在を
憶えていたのです。この<神の計画>であった<記憶>が【神の愛の奇蹟】に導いてくれました。
【水】に触れた時に、サリバン先生が言葉としての【手文字】に置き換えて示したので、
ヘレンは自分の感情・意志・考えを伝えられる方法をはじめて知ったのです。
皆さんもご存知のように、このコミュニケーションのおかげで、闇に眠っていただけのヘレンの
【タレント:個性・才能・可能性】が最善発揮されて、【神の愛=主イエス】を信じたことで
見事な【ミッション:使命・天職】を発見して、世界の歴史に刻まれる功績を残してくれました。
●言葉というものがあるのを初めて悟った日の晩、ベットの中で私は嬉しくて嬉しくて、
このとき初めて早く明日になればいいと思いました(ヘレン・ケラー)
この話は私たち全ての人間には、未だに隠されている【タレント:個性・才能・可能性】を無限に
持っている事を、そして発見されるのを待ち望んでいることを、私に確信させてくれます!
実際に、最近の遺伝子研究で判明したことは、私たちの遺伝子の97%は眠っているそうです。
私たちの闇に眠っている【タレント:個性・才能・可能性】を、光に導き目覚めさせましょう!
自己の【タレント:個性・才能・可能性】を最善発揮させて、【ビジョン:理想・夢・志】を抱き
【神の愛=主イエス】と共に【光の子】となって大いに活躍しましょう!
●起きよ。光を放て。あなたを照らす光が臨み、主の栄光があなたの上に輝いているからだ。
見よ。暗闇が地をおおい、暗黒が諸国の民をおおっている。しかし、あなたの上には主が
朝日の如く輝き、その栄光があなたの上に現われる。国々はあなたの光のうちに歩み、
王たちはあなたの輝きに照らされて歩む。目を上げて、見渡すがよい。みな集まって、
あなたのもとに来る。あなたの息子たちは遠くから来、娘たちはわきに抱かれて来る。
そのとき、あなたはこれを見て、晴れやかになり、あなたの心はどよめき喜びに輝く。
海からの宝はあなたに送られ、国々の財宝はあなたのもとに集まる(イザヤ書60-1~5)
●【ヘレン・ケラーの名言・格言】
★あなたの顔を日の光に向けていなさい。そうすれば影を見なくてもすみます。いつも真理に目を向けていなさい。
そうすれば、あなたの心から不安や心配は消えます(ヘレン・ケラー)
★頭を垂れてはなりません。
頭はいつも高く、そして世界を真っすぐに見るのです。
★毎日毎日が、
両手に余るほどの可能性を引き連れて私のもとを訪れます。
★私たちができる限りの努力をするとき、
私たちの人生にどんな奇跡が起こるでしょうか。
また他の方々の人生にどんな奇跡が起こるでしょうか。
★私たちにとって敵とは、「ためらい」です。
自分でこんな人間だと思ってしまえば、それだけの人間しかなれないのです。
★★【その2】につづく★★