◇◇この世の全ての【権威】は【神の愛=主イエス】に属する!(その1)◇◇<改訂版・再掲載>
【2003年9月10日に作成した<第317回>に加筆】
●国と権(チカラ)と栄えとは窮(カギ)りなく汝(神)の所有(モノ)なればなり(主の祈り:マタイ伝6‐9~13、ルカ伝11‐2~4)
●すべての人は、上に立つ権威に従うべきである。何故なら、神によらない権威はなく、おおよそ存在する権威は、すべて神によって立てられたものだからである(ロマ書13~1)
●万物は、天あるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、位(王座)も、主権も、支配も権威も、みな御子にあって造られたからである。これら一切のものは御子によって造られ、御子のために造られたのである(コロサイ書1-16)
【神の愛=主イエス】に大事にされ大切なる皆さん、こんにちは!ご愛読に感謝します!
私は有権者を置き去りにした政治的権力闘争や【この世の勢力:富・権威・名声】が有効活用されていない社会の実態を見聞きする時に、怒りや不信感や絶望感や自分自身の無力感すら抱くことがあります。
しかし、それは社会の<表面>だけを観察しているに過ぎず、その<細部>を見て、社会の実態を評価することが大切だといつも心がけています。
●我々は結局何を目指すべきか、世の中を知り、これを軽蔑しない事だ(ゲーテ)
●悪いことの中にも、なにほどかの善の魂がまじっている。人が注意深くそれをさがし出すならば(シェ-クスピア)
●神の神たるは人の善きを思うて悪しきを思わざるにあり、悪魔たるは人の悪しきをのみを思い得て善きを思いえざるにあり(内村鑑三)
●事物の光明的半面に着眼する者、これ信者なり。暗黒的半面に注目する者、これ不信者なり。
信者は 常に健康を祝し、成功を讃え、 聖徳をよろこぶ
不信者は 常に疾病を語り、失敗をなげき、悪徳・罪悪を憤る(内村鑑三)
今は亡き小渕首相の個人的実践に、私は大いなる希望と感動を与えられたことがあります。
日常の見聞きする事で、感動すると直ぐに電話して、励ましていた「ブチ・フォン」は皆さんもご記憶にあると思います。
テレビ報道だけでは、世間的有名人や成功者ばかりを励ます電話をしているように思われた方が多いのではないでしょうか。
権威を使った政治的な売名行為として偽善的に映ったかもしれません。
しかし、事実は予想と全く異なっている事を私は後に何度も知る機会があったのです。
たとえば、戦前戦後の迫害に耐え、朝鮮半島で孤児院を建設して、維持運営し続けている日本人家族のTVドキュメンタリーを観た方がいると思います。創設者の女性の姿は『愛の黙示録』という自主制作映画にもなりました。
現在は孫娘にあたる女性が【ビジョン:理想・夢・志】を受け継ぎ、日本と朝鮮半島の【平和の掛け橋】となって活躍しているそうです。
TV番組では台風によって建物が破壊されて修復の目途がつかず、継続困難であるかのような状況を映して終了してしまいました。
確か1999年当時であったと思われますが、心の隅に記憶していても、私自身は、それからすっかり忘れていました。
ところが、小渕さんが亡くなって数年後だと思いますが、新聞紙上で、孤児院の運営で活躍している、あの若き日本女性が紹介されていました。
記事の中では、私と同じ台風被害の番組を観た当時の小渕首相が、直接に電話してきて建設費用の募金活動にも協力して大きな貢献をしてくれた感謝の言葉が記されていました。
私自身が予期せぬ時に出会えた、小渕首相の権威を最善発揮した感動的活躍は、もうひとつあります。
私は毎朝4時からNHKラジオで放送している「深夜便:『心の時代』」を愛好する者の一人です。
ある日の番組では、人生の【どん底】を経験し、そこから家族と共に見事に立直った人が紹介されていました。
再起できた彼は、社会への恩返しに、今度は家族と一緒になって、
「自分と同じように【どん底】で苦しむ人々を救済するための施設を全くの無から建設運営しよう!」
という【ビジョン:理想・夢・志】を抱き実現にチャレンジしていることも紹介していました。
この名も無き人の≪発言≫を真剣に受け止めた人が、小渕首相だったのです!
小渕首相が「心の時代」という社会の中心ではない【コーナー・ストーン】で放送する番組を見聞きして、ささやかな社会改善を目指す【草の根運動】にも、励ましの電話をしていたことは、小渕さんが亡くなってから数年後に、この番組が再放送された時に
初めて世間に紹介されることになったのです。
最初に放送された時に、小渕首相から直接電話をもらえた家族全員が、とても励まされて希望と勇気を与えられたこともあって、全くの無一文から施設実現が成功したそうです。
本人が亡くなってから、何年もたった現在でも、小渕首相が直接電話して励ましていたという話を知る事は何と感動的でしょうか。
少しでも「首相」と言う【権威】を最大限に有効活用しようと日夜努力していたことは、たとえ本人が話さなくても、彼に励まされた人々の【愛の推薦】である【感謝の言葉】によって、必ず実証されることが示されています!
●汝施済(ホドコシ)をする時、右の手の為したることを左の手に知らすることなかれ(マタイ伝6-3)
●自分で自分を推薦する人ではなく、主(愛)に推薦される人こそ、確かな人なのである(コリント後書10-18)
興味深いことは、この世の個人や社会が改善されるためには、政治権力や既成権威だけでなく、【無力】と思える【社会の端役】・【コーナー・ストーン】と<心を一つ思いを一つ>にした【チーム・スピリット&チーム・ワーク】で実現されることがが理解できます。
【この世の勢力:富・権威・名声】や【権力行使】でも、<愛の心>が無ければ無に等しく、【神の愛=隣人愛】と共に働く時こそ最善発揮されて、不可能を可能にする【神の愛の奇蹟】を起こせることを証明しています!ハレルヤ!栄光を主に帰します!
●あらゆる奥義と知識に通じていても、山をも移す強い信仰があっても、もし、愛がなければ無に等しい。自分の全財産を人に施しても、自分の体を焼かれるために渡しても もし、愛がなければ、一切は無益である(コリント前書13-1~2)
●一切の仕事が神を離れては困難であり、神と共にあれば一切が可能である(ヒルティ)
●戦いに勝って勝つのではない、真理に従って勝つのである。戦いに負けて負けるのではない、真理に反して負けるのである(内村鑑三)
●私たちは真理にさからっては何をする力もなく、真理に従えば力がある(コリント後書13-8)
●真理は大木のごときもので、それを養えば養うほど、多くの実を結ぶ(ガンジー)
アルゼンチン生まれのユダヤ人であり、世界的に活躍している音楽家バレンボイムの活動は、この世の政治的権力や権威に無縁でも、音楽を【愛する心】を通じて、イスラエルとパレスチナとの平和を実現させるための【先駆的挑戦】となって、両方の市民に共感されて、支持されています。
ドイツ・ナチスのヒトラーが愛好し政治的に利用したとも言われてきた音楽家ワーグナーの楽曲を戦後はじめてイスラエル国内で大胆に演奏して≪政治的呪縛≫から【心】を≪愛と自由≫に解放させてくれたのは、たった独りの【愛と自由の音楽家】バレンボイムでした。
イスラエル占領下のパレスチナ地区で音楽演奏を試みますが、イスラエル軍の武力制圧で断念せざるを得なくなりますが、翌日には欧米メディア報道による支援のおかげで、イスラエル政府も軍部も黙認させざるを得なくなったのです。【神の愛=隣人愛】は強し!
●いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうち最も大いなるものは、愛である(コリント前書13‐13)
●ある者は車を頼み、ある者は馬を頼み、ある者は学問を頼み、ある者は多数を頼む。しかれども我は我が主の神を頼まん(詩篇20‐7)
●汝の能力(チカラ)は汝が日々求むるところに従わん(申命記33‐25)
●たとえ困難がどんなであっても、我々は神の力によって、これに対抗することはできるであろう。私は神のおかげで困難になれてきた。神に信頼してまだ裏切られたことがない(クロムウエル)
バレンボイムはイスラエル、アラブ各国の人々の【心の交流】を目的として交響楽団を結成して、日頃専門的指導を受ける機会の無い若者に積極的に支援しているのです。
各国の政治的トップが結集して、こぶしを振りかざして「平和!平和!」と叫びながら【主役】を演じて政治的セレモニーとしての「ロード・マップ」を調印するだけでは、【平和の君】である【神の愛=主イエス】は喜ばれず、心は動かないと思います。
政治や権力を【主役】とする<社会の表舞台>では崩壊しつつある和平交渉に映っていても、【神の愛=隣人愛】を【主役】にする【社会の裏舞台】にあっては、【神の愛=主イエス】は喜ばれて、【神の愛】と共に着実に前進し続けている事を私は確信しています!
●God is marching on.(神は常に前へ前へと進み給いつつあり)
●人は止まらんとし、神は動かんとし給う
人は固執せんとし、神は溶解せんとし給う
人は制定せんとし、神は産出せんとし給う(内村鑑三)
●キリスト教の神は是(しかり)<yea/yes>である、
否(いな)<nay/no>ではない (コリント後書1‐19)
神は建つる者であって、壊す者ではない、奨励する者であって、批難するものではない(内村鑑三)
初めは、たった独りからでも、【信望愛:信じる心・望む心・愛する心】に満ち溢れた【ビジョン:理想・夢・志】を抱き、高く掲げるならば、自分の立場が世間的には少数派で、弱小で無力と思われる存在であっても、たとえ<反対勢力>が恐るべき強大に思えようとも<不屈の楽天主義・楽観論>の【パッション:受難覚悟の情熱・熱望・気迫】で日々前進し続けましょう!
やがて、政治や軍隊や宗教など【この世の勢力:富・権威・名声】もまた【神の愛=主イエス】に従って、<心を一つ思いを一つ>に支援協力するようになって、【愛と自由のロード・マップ】が具体的に実現されることを、【神の愛=主イエス】が示しているからです!
●最悪のものでも、最高になる、勇気さえあれば(ブラウニング)
●熱意は熱意を生む。(Enthusiasm begets enthusiasm.)(ロングフェロー)
●人間の生きがいは、その人が毎日行う行動の積み重ねである(フランクル)
●楽天は人を成功に導く信仰なり。希望なくして何事も成ることなし(ヘレン・ケラー)
●強くあれ、雄々しくあれ。
彼らを恐れてはならない。うろたえるな
あなたの神、主ご自身が、あなたと共に進まれるからだ
主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない(申命記31-6、へブル書13-5)
●【勝利の秘訣(内村鑑三)】
我に力なし、しかれども我が全能の神は我が為に活動(ハタラ)き給う。我に知恵なし、しかれども我が全智の神は我が為に計策(ハカ)り給う。
●だから、私はキリストのためならば、弱さと侮辱と危機と迫害と行き詰まりとに甘んじよう。何故なら、私が弱い時にこそ私は強いからである(コリント後書12-10)
★★【その2】につづく★★