●<超越的希望>[『幸福論』(ヒルティ)より]
受難日の深い闇のあとに明るい復活祭の朝がくる。
災難と、死との戦いと、憂いとに対して、輝かしい勝利をおさめて。
墓石はうちくだかれ、暗い戸口は大きく開かれて、
キリストは死よりよみがえり、彼とともにすべてのキリスト者の希望もよみがえった。
彼の血にまみれた受難のうえに復活の証印は輝き、
未来の国は開かれ、地獄の門の閂(カンヌキ)は折られた。
彼は死よりよみがえった最初の人として、墓の戸口をぬけ出て、
眠っているすべての人たちにも生きよと命じ給うた。
今やわれらの信仰は空しからず、われらはもはや罪のうちに住まない。
今こそよろこんで全世界にこの福音を知らせうる時だ。
最初の方がよみがえられた。されば、ふたたび会う日をのぞみつつ、
安らかに主において死んだすべての人もよみがえるだろう、と。
アダムにおいてすべての人が死ぬように、キリストにおいてすべての人が生きるだろう。
キリストと同じく浄められた体で墓からたちあがるだろう。
ひとりの人によって死が来たのなら、ひとりの方によって生命(イノチ)が来るだろう。
かつては死すべきものであった人間も、今や永遠の姿で現れることができるだろう。
生きるにも、死するにも、また死者を葬るにも、
なんらの希望も持ちえぬ人々とは、この後われらはちがうのだ。
愛するものが死ぬとき、われらは悲しみに胸ふるえても、
しかし愛する者を失ったために、心がおののくことはないだろう。
この世で神のうちにおのれを見いだした者は、あの世でもまたそうするだろう。
まことの愛によって結ばれたものは、それによって永遠に結ばれる。
この世で信じたことは必ず見ることを得、希望によって用意したことは、
つかのまのこの世が過ぎたのち、必ず授けられることになる。
(牧師エップラー)
★★★
●国のために神を信ぜず、神のために国を愛す。
現世のために来世を説かず、来世のために現世を警(イマシ)む。
霊魂のために肉体を潔む(内村鑑三)
●この朽ちるべきものが朽ちないものを着、
この死ぬべきものが死なないものを必ず着ることになります。
この朽ちるべきものが朽ちないものを着、この死ぬべきものが死なないものを着るとき、
次のように書かれている言葉が実現するのです。
「死は勝利にのみ込まれた。死よ、お前の勝利はどこにあるのか。
死よ、お前のとげはどこにあるのか。」(コリント前書15-53~55)
●船友(とも)よ 喜べ 喜んで行こう(死に臨み、真実喜び叫ぶ)
生命閉ざされ 生命始まる
停泊の長き日 ついに終り
踊りつつ 船は
今、錨を揚げる
岸 離れ、速やかに針路を進む
船友よ 喜べ 喜んで行こう(ホイットマン)
●『我らは神の中に生き、動き、存在する』『我らもその子孫である』(使徒行伝17-28
●死は永遠の宮殿を開く鍵である(ミルトン)
●この限りある人生は天国の周辺のようなもので、そこへの門を我々は死と呼ぶ(ロングフェロー)
【神の愛=主イエス】に信愛して【神の愛=御霊】と共に生きるならば、人生の<最大の試練>である<最悪:滅亡の死>を<最善:永遠の生命>へ大転換される!という素晴らしい<超越的希望>のおのかげで、(人生最悪の<死>に比べれば取るに足らない、)経済的・肉体的・心情的・社会的な大小様々な<患難辛苦>における挫折・失敗からも<敗者復活>できる<確信>が抱けます!ハレルヤ!
●キリストをあなたがもっていれば、あなたはもう裕かであり、不足を覚えることがないのだ。
彼はみずからあなたのために慮(ハカ)り、人に望みをかける必要のないよう、万事につけての
忠実な世話役となるであろう。まことに人間は直ぐに変ってゆき、たちまち、(あなたを)
見捨てるものだが、キリストは永遠に(あなたの)傍を去らず、終りにいたるまで確固として
守護されるのである(トマス・ア・ケンピス)
●<最大の賜物>(内村鑑三)
全世界にあらず、
善知識にあらず、
聖徳にあらず、
長寿にあらず、
聖霊なり。
神を知るの知恵なり。
死に勝つの能力(ちから)なり。
しかして神はこの最大の賜物を、キリストによりて、われらに下したもう。
皆さんが【神の愛=主イエス】に信愛して<死後の復活>という素晴らしい<超越的希望>に励まされて、心に抱く【ビジョン:理想・夢・志】を目指して、倒れても何度でも起ち上がり<敗者復活>して<不屈の楽天主義・楽観論>の【パッション:受難覚悟の情熱・熱望・気迫】で前進し続けることを心より応援していま!
●我が父の愛は無限なり、彼は我の滅びることを欲(ねが)い給わず、
彼は我につきて永久に絶望し給わず、
ゆえに我もまた自己につきて絶望することなく、
彼の無限の愛を信じてはばからずして今日起ちて彼に往かん
(内村鑑三:ルカ伝15‐18・放蕩息子の帰郷)
●あなた方は勇気を出しなさい。落胆してはならない。あなた方の働きには、必ず報いがある
(歴代志略下15-7)
●魂のよろこびに
まさる喜びはなし。
これによりて枯骨も芽をふく。
この喜びを、わが主は常に、
われらのために増したもう(ヒルティ)
●【わが唯一の武器】(内村鑑三)
「万軍のエホバ宣べ給う、権勢によらず、能力によらず、我が霊によるなり
(セカリヤ書4-6)」と。
政権によらず、武力によらず、ただ神の霊による。
教会によらず、神学によらず、ただ神の聖霊による。
我が武器はただこれのみ。
我はこれによりて己に勝ち、世に勝ち、ついに死に勝たんと欲す。
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit
Good luck & God bless you!