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預言者の覚悟【1】

◇◇ 預言者の覚悟(その1) ◇◇
【2001年6月8日に作成した<第145号>より】
2001年6月3日(日)「知っているつもり」を観て

預言者はおのが郷で喜ばるることなし(ルカ伝4-24)
預言者はおのが郷、おのが親族、おのが家族の外にて尊ばれざることなし
 (マルコ伝6-4、マタイ伝13-57、ヨハネ伝4-44)

神に大事にされ大切なる皆さんこんにちは、ご愛読に感謝します。

預言者とは誰の事でしょうか。【キリスト精神】において預言者は単に神からの
メッセージを直に託された特別な聖人だけではないと思います。現代的に言えば
【隣人愛】を【自由・平等・寛容・博愛】を具体的に現実の何物かに示し現せる
【ビジョン:理想・大志・夢】を抱いている人の事だと思います。

何故なら、神は愛であり愛は【イエスの生涯と教え】そのものであり、それは
【自由・平等・寛容・博愛】の具体的実践の道を与えてくれる存在だからです。

●愛にあって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるイエス
 達するのである(エペソ書4-15)

例えば、テレビで紹介された西村真琴博士も預言者の一人だと思います。

彼は1885年に生まれますが、当時は文明開化と共に科学技術を尊び進歩と発展を
国民あげて望んでいる時代でした。そんな時代にあっても彼は生物学者を目指し
優秀な成績で20代から学者としての道を歩み始めました。

そんな彼の人生を決定づけたのは、当時植民地としていた満州に生物学の研究を
するために家族と共に赴任した時の体験でした。満州では支配する日本人が裕福
な生活をする一方で、現地の住民は奴隷のように酷使されていたからです。

彼は生物を研究する内に、天の下では全ては平等であるという確信を抱いており
いかなる人間同志でも自由・平等であるべきだという信念に到達していました。
彼は純粋に生物の研究に没頭する事が出来なくなり、家族を残してアメリカに
一人旅立つ事を決意するのです。あの自由と平等のアメリカならば、理想の社会が
あるに違いないと夢を抱いて出かけます。

しかし、当時のアメリカもまた差別と偏見に満ちていました。東洋人の彼を迎えた
言葉は「イエロー・モンキー」という罵声であり、彼は疲れ果てて夢敗れて途方に
くれることになります。彼がそのまま被害者意識の敗北者で終るはずがありません。
どんなに迫害されようとも踏みにじられようとも必ず道は開けます。

何故なら、彼が信念とする神の下では全ては【自由・平等】であることは真実である
からです。彼の抱いた【ビジョン:理想・大志・夢】が正しい証明は本人の力では
どうしようも無い時にこそ【神の導き】として現われるのです。

●四方から患難を受けても、窮しない
 途方にくれても、行き詰まらない
 迫害にあっても、見捨てられない
 倒されても、滅びない(コリント後書4-8~9)

彼のアメリカでの苦境を救ってくれたのは、あの有名な新渡戸稲造博士だったそうです。
新渡戸氏の暖かい仲介によって西村氏は現在の北海道大学に教授として勤め口を得る事が
できたそうです。しかし、そこでもまた西村氏を待ち受けていた【試練】がありました。

彼が赴任した頃に北海道で火山爆発が起きたのです。同時に「まりも」の生息地が汚染し
「まりも」が絶滅の危機に陥ります。当時の学者・有識者・ジャーナリズムのみんなが
火山爆発が原因とみなしていました。

そこで、生物学に詳しい西村氏が現地で研究してみたところ、実際は火山爆発のせいでは
なくて、人間が鉄道建設や土地開発のために勝手に森林を伐採したために土石流が湖に流れ
たことが汚染原因であることが判明したのです。彼はそこでもまた科学技術と進歩の暴走を
目撃してしまいます。彼は単なる生物学者ではなく、まさに【自由・平等・寛容・博愛】を
愛し実現させる預言者そのものでした。

彼の取り組んだことは、「まりも」の生態研究に専念します。何とか「まりも」の絶滅を
防ぐためにです。当時、学者の多くは富国強兵として経済発展や技術開発などに有益な事
しかしなかった中で、彼だけが戦争や経済には無用な小さき生き物のためにだけ全精力を
投じたのです。やがて彼は「まりも」研究では博士号を取得するまでになるのです。

●学問の上に学問がある、しかして深き学問は常に信仰と一致する(内村鑑三
●愛する兄弟たちよ、確(カタ)くして動かされず、常に励みて全力を注いで主の事(ワザ)
 に務めよ。主にあってあなた方の労苦が無駄になることはないと、あなた方は知っている
 からである(コリント前書15-58) 

周囲の学者連中からは変人扱いされ理解されなかったでしょうが、彼にはそんな事などは
どうでもよく、ただ何としてでも「まりも」の命だけは救済したかったに違いありません。
彼は「まりも」救済活動を自ら行って企業や個人から寄付金を集める事までしたそうです。
おかげで、小さき弱き「まりも」は現在でも絶滅せずに生存しています。西村さんの勇気と
信念に感謝します。

●最も小さい者のひとりにしたのは、すなわち、私(主)にしたのである(マタイ伝25-40) 

★★【その2】につづく★★