◇◇十字架を背負う者 ⇔ 使命・天職を目指す者(その2)◇◇<改訂版・再掲載>
【2002年11月29日に作成した<第280回>に加筆】
2002年11月20日(水)早朝4:00NHKラジオ「心の時代」
11月28日(木)15:30NTV「ザ・ワイド:アニマル・ヘルパー警官」を見聞きして
★★【その1】のつづき★★
日本の今日現在にも個人的偉業として【ミッション:使命・天職】を背負っている人が
たくさんいることで日々感動させられます。
例えば、京都府の独りの警官夫婦が40年間もの長き間ずっと活動してきたエピソードも
感動的です。私はテレビで初めて知らされたのです。
現在58歳になる有城(アリシロ)現役巡査部長は、日々捨てられている様々なペットたちや、事故に遭った野生動物を保護するために自宅で自費で動物たちを養っているのです。
現在では様々な種類の動物が150頭にもなり、エサ代だけでも月15万円になるほどで
全く貯金もない状態だそうです。
有城さんが暖かい手を差し伸べなければ、毎日何10匹と捨てられているペットたちや、
事故で怪我している動物たちは生き延びる事はなかったでしょう。
現役の巡査部長が本業の交番業務と別に40年間もやり遂げてきたのには理由があります。
彼の【十字架】【ミッション:使命・天職】を背負う【試練:神の導き】があったのです。
18歳の頃に有城さんは白バイに憧れていて、自分の望み通りに、警官になれたそうです。
初めての勤務日のことです。まだ新人で慣れない彼は、独りで交番の留守を任されました。
そこに子供たちが血相を変えて交番に飛び込んできました。。
彼らの訴えは巣から落ちたキジバトのヒナを救って欲しいという願いでした。
しかし、彼らの「助けて!」という願いをかなえられずに、彼らの目の前で悲しい結末を
迎えてしまったそうです。
有城さんには、その出来事が【ミッション:使命・天職】に導かれる<人生の大転機>と
なったのです。
●驚くべき導きの、神の側からみた目的と直接の狙いは我々を普通の卑近な意味で幸福に
することではない。むしろ、恐れを知らず、あらゆる良き行いをすすんでしようとする人、一言でいえば、英雄的な人にするためである(ヒルティ)
彼の純粋に思い描いた「白バイで活躍したい!」という熱き【ビジョン:理想・夢・志】は、【神の愛=主イエス】に認められて、望み通りの道が与えられたのだと確信できます。
優しくて強い!理想的な<白バイ>の役柄とは【愛と自由の戦士】そのものだからです!
●すべてのことを、人々の言葉や評価によってではなく、あるがままに認める者はまことの賢者であって、人間よりむしろ神から教えを受けた者である(トインビー:イザヤ書54-13)
●自分の十字架を負うて私(主)について来る者でなければ、私の弟子となることはできない(ルカ伝14-27)
有城さん夫婦は、人間の都合で事故に遭った野生動物を愛情を持って治療して元気にさせて、野生に帰すことをする一方で、保育園や小学校のためには移動動物園を実施しています。
少年少女たちには、あえて人間の都合で事故に遭って傷ついて野生に戻れなくなった動物も連れて行って見せるそうです。
可哀想な動物たちの姿と彼等を助け育てている有城さんの愛と勇気に感銘を受けた子供から、動物との正しい共生を願って、実現を決意する、新たな【愛と自由の戦士】が登場する事を私は楽しみに待ち望んでいます。
有城夫婦の具体的実践をみせることは<優しくて強い!>とは何かを示す最良の教育ですね。
●凡庸な教師は、ただしゃべる
良い教師は、説明する
優れた教師は、自らやってみせる
偉大な教師は、心に火をつける(ウィリアム・アーサー・ワード)
●大切なのはどれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心をこめたかです
(マザー・テレサ)
●大切なことは、たくさんのことをし遂げることでも、何もかもをすることでもありません。大切なことは、いつでも何に対しても喜んでする気持ちがあるかどうかなのです。
(マザー・テレサ)
●やって見せ 言って聞かせて させて見て ほめてやらねば 人は動かぬ(山本五十六)
●ひとを信じさせるものは経験である。自分も経験してみたいという願望と気分とを
起こさせるものは、その経験をした人たちの証言である(ヒルティ)
●神の御心にかなうことを求め行なう以上に快い気分を覚えさせ喜びを与えるものはない
(トマス・ア・ケンピス)
私には有城さんのように有り金を投じて動物のために40年間を捧げるような勇気と熱意はありません。だからといって、無力な私に失望したり自己嫌悪で嘆き悲しむことは無用です。
【聖書】を通じて【神の愛=主イエス】は、私だからできる!ことがあることを、やさしく教え示しているので感謝感激です!
弱小の私自身も【タレント:個性・才能・可能性】と大切な【ミッション:使命・天職】が与えられていると自信と誇りをもって信じられるからです!
●神は人を分け隔てはしない(ロマ書2-11)
●彼らは弱かったのに、信仰によって強い者とされる!(ヘブル書11-34)
●あらゆる存在は、その特性に従って自己を発展させ自己を実現させる生まれつきの衝動を自分の内に持っている(ヒルティ)
自己の【十字架:使命・天職】を背負うには、自己の【霊性:魂[勇気]・善意・良心】を満足させる<内なる声>であり【神の愛=主イエス】の【賜物:無償ギフト・神恵】である【ビジョン:理想・夢・志】を愛し守り育てることが大切だと実感できます。
●全ての守るべき物よりもまさりて汝の心を守れ。そは生命のこれより出づればなり
(箴言4-23)
●あなたにゆだねられている尊いものを私たちの内に宿っている聖霊によって守りなさい
(テモテ後書1‐14)
●あなたに委ねられていることを守りなさい。
そして俗悪な無駄話と偽りの「知識」による反対論を避けなさい(テモテ前書6-20)
●我等は神に造られたる者にして、神のあらかじめ備え給いし善き業に歩むべく
キリスト・イエスの中に造られたるなり(エペソ書2‐10)
●私たちはこの宝を土の器の中に持っている。その測り知れない力は神のものであって、
私たちから出たものでないことが、あらわれるためである(コリント後書4‐7)
●人間の力の秘密は、神の道具であるという性質にある。
何故なら、全ての永続的な真実の力は神のものであって、人間のものではないからである(ヒルティ)
●神がひとたび人間の意志を所有されるならば、神はその人の中でみずから全てのことを
行ない、彼を完全へと導き給う(聖女カタリナ)
【神の愛=主イエス】が私たちに託す【十字架:使命・天職】とは、独力で背負うことも、まして実現するには<重荷>です。
だからこそ、【神の愛=主イエス】に信愛することが不可欠なのです。
【神助】に信愛すれば、どんなに現実的不可能と思われる【ビジョン:理想・夢・志】も
時には【神の愛の奇蹟】によって実現可能となる事を楽しみに待ち望み前進しましょう!
●【神助】(内村鑑三)
◆神を信ぜよ、さらば神は汝の必要に応じてすべての善き物をもって 汝を恵まん。
⇔ ★天来の思想
★外来の友人
★意(オモ)わほざる汝に臨む全ての恩恵の手段(テダテ)
◆汝の目下の境遇をもって汝の力を量るなかれ。
汝は信仰をもって神の力を汝の力となすをうべし。
●我々は神の命じ給う道を歩いていれば日々その務めと力とが自ずから与えられる。
特にそれを得ようと思い煩うことはいらない。ただ、それを受け入れて実行すれば善い
(ヒルティ)
●なおも神の御手と御心にさからわず
勇気と希望を少しも捨てぬ。
私は静かに耐え真っ直ぐに前進する(ミルトン)
●神の側に立とうと決心するが良い。
次にはあなたの力と個性に合わせてあなたに個人的に下される神の命令に従え(ヒルティ)
●一体に計画を立てるということは、何の役にも立たないことが多いものだ。待つこと、
そして神の授けたまう機会に注意を怠らず与えられたその機会を素早く、すすんで
十分の心構えをもってつかむこと、これが成功をおさめる道である(ヒルティ)
●志の堅固な者をあなた(主)は全き平安のうちに守られます。
その人があなたを信頼しているからです(イザヤ書26-3)
皆さんが熱き思い燃える心で描く【ビジョン:理想・夢・志】を大切に愛し守りつづけて
【神助】の支えによって、見事に【ミッション:使命・天職】】として実現されます事を
心より応援しています!
●神は我をして我以上の思想を語らしめ、我以上の事をなさしめ給う。
神に頼る我は小なりといえども、はなはだ大なる者なり(内村鑑三)
●キリスト信者たる栄誉の一つは、よわき取るに足らざるこの身をもって、
なおも大望を抱いて、その一部分を遂行しうるにあり(内村鑑三)
●情熱をもって君たちの使命を愛せよ。これより美しい事はない(ロダン)
●われわれにふさわしいものは、快活と勇気、希望を実現しようとする努力である(エマソン)
●諸君の精力と思考とを、自分の使命に集中させよ!
なすべきことを、とことんまでやりぬけ。
あらゆる改善をし、あらゆることに精通し、なすべき仕事を完璧にマスターせよ!
(鉄鋼王カーネギー)
●愛する優しい若者よ!
君の心には寂しさなど、ありえない!
私は祈る
君が、分別と剛毅(ごうき)と真実をもって
胸を張り、負けずに歩まれんことを!(スコットランドの詩人バーンズ)
ハレルヤ!栄光を主に帰します。
主に感謝します!アーメン
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
メイル歓迎します!
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田中 聡(さとし)