■矢と歌(H・W・ロングフェロー)
矢を天高く放てば、
矢は見知らぬどこかへと飛び去るだろう。
だって、あっという間に視界を超えて
矢の行方を見定めることはできないから。
天高く歌を吟ずれば
歌の調べは見知らぬどこかへと流れ去るだろう。
だって、どんな鋭敏な洞察力があろうとも、
歌の行方を見定めることなど誰ができるだろう。
しかし、幾多の歳月が流れ過ぎた頃のことだ、
私は見つけた、
私が解き放った矢は、朽ちぬままに、
一本の樫の木に命中しているのを。
そして、私が吟じた歌とも再会できた。
我が歌は、そっくりそのままに、
一人の友の心の中に届いていたのだ。
■The Arrow And The Song (Henry Wadsworth Longfellow)
I shot an arrow into the air,
It fell to earth, I knew not where;
For, so swiftly it flew, the sight
Could not follow it in its flight.
I breathed a song into the air,
It fell to earth, I knew not where;
For who has sight so keen and strong,
That it can follow the flight of song?
Long, long afterward, in an oak
I found the arrow, still unbroke;
And the song, from beginning to end,
I found again in the heart of a friend.
★★★
●我が口より出づる言葉はむなしく我に帰らず、我が喜ぶところを成し、
我が命じ遺(オク)りしことを果たさんと主は言い給う(内村鑑三)
●雨も雪も、ひとたび天から降れば、むなしく天に戻ることはない。
それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ、種蒔く人には種を与え、食べる人には糧を与える。
そのように、私の口から出る私の言葉もむなしくは、私のもとに戻らない。
それは私の望むことを成し遂げ、私が与えた使命を必ず果たす(イザヤ書55-10~11)
私たちが<<熱き心燃える思い>で描く<最愛の我が子・我が分身>【ビジョン:理想・夢念・大志】も
ロングフェローの<矢と歌>のように【隣人・社会】に解き放つなら、決して無駄・徒労に終る事なく、
【神の愛=主イエス】の【御心:聖意・聖旨】にかなって美しい成果をもたらすことは確実です!
●汝のパンを水の上を投げよ、多くの日ののちに汝再びこれを得ん(伝道の書11-1)
●汝の真理を社会の中に投げよ、年を経て汝はその偉大なる結果を見るを得ん(内村鑑三)
皆さんの心に描く【ビジョン:理想・夢念・大志】に【神の愛=主イエス】から託された【御言葉】や
【ミッション:使命・天職】を体感して、<【神の愛の力=隣人愛】の種まき>として活躍れることを
心より応援しています!
●イエスは言われた。「神の国は、ある人が地に種を蒔くようなものである。
夜は寝て、朝は起き、そうこうしているうちに、種は芽を出して成長するが、
どうしてそうなるのか、その人は知らない。
地は人手によらず、おのずから実を結ばせるのであり、
初めに芽、次に穂、次に穂には豊かな実ができる(マルコ伝4-26~28)
●朝のうちにあなたの種を蒔け。夕方も休まず手を放してはいけない。
あなたは、あれか、これか、どこで実り成功するのか、知らないからだ。
あるいは二つとも同じようにうまくいくかも、あなたにはわからない(伝道の書11-6)
●涙とともに蒔く者は歓喜とともに刈取らん。
その人は種をたづさえ涙を流して出で行けど
束をたづさえ喜びて帰り来たらん(詩篇126‐5~6)
●「一人が種を蒔き、別の人が刈り入れる」種を蒔く人も刈る人も共に喜ぶ(ヨハネ伝4‐36~37)
●私は30歳。四季はすでに備われており、花を咲かせ、実をつけているはずである。
それが単なるもみ殻なのか、成熟した粟の実であるのかは、私の知るところではない。
もし同志の諸君の中に私のささやかな真心を憐れみ受け継いでやろうという人がいるなら、
それはまかれた種が絶えずに、穀物が年々実っていくのと同じである(吉田松陰)
●真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実(しじつ)に行え。
汝の現今に播(ま)く種はやがて汝の収むべき未来となって現わるべし(夏目漱石)
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!