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神へのLoveSong!

◇◇ 神へのラブ・ソング&ゴスペル ◇◇
【2001年5月30日に作成した<第140回>より】

2001年5月28日NHK夢伝説「マヘリア~命の歌・ゴスペル」
     5月29日朝日新聞朝刊35面「夢や希望 生演奏」を観て

●さあ、我が愛する者のために私は歌おう(イザヤ書5-1)

霊的な音楽には人の心を動かす力があります。武力や経済力や知力でもなく
たった一人の楽器演奏やボイスによる歌だけで、個人の魂を生き返らせる事も
世界中を感動や勇気や希望に導く事も可能です。

最近、テレビや新聞で報じられた、自己の【タレント:個性・才能・可能性】を
音楽活動で最大発揮させて【使命・天職】に生きる人々を紹介させてください。

先ず一つ目は朝日新聞で紹介されていた【ABLIZ(アブリズ)】の活動です。
平林さんというプロの女性キーボード・プレイヤーが呼びかけて始めたプロ集団
の10名メンバーによる病院や施設訪問を中心とした生演奏活動です。

きっかけは平林さんの知人が起こした交通事故でした。被害者は中国ウイグル自治区
出身の留学生だったそうです。彼の名はアブリズ・イミティといいます。彼は退院後
も後遺症があって、二度目の手術を控えてきた時に、平林さんたちが励ましのために
ホーム・コンサートを開いてあげたそうです。クラシックを始めリクエストに答えて
ポップスも演奏できるそうですが、アブリズには初めて聞く音楽ばかりで、とっても
感動したそうです。そして、彼の落ち込んでいた【魂】をよみがえらせたのです!
彼は語っています。

「日本で一番楽しい思い出になりました。将来の夢を失ったように思う事もありました
 が、研究に頑張りたい。」彼は再び夢にチャレンジする勇気と希望を得たのです。

平林さんにとって、アブリスとの出会いは【使命・天職】への【神の導き】であったと
私は信じます。彼女はその後アブリズさんとの出会いを忘れないために【ABLIZ】
を結成して、なかなか生演奏を聞く機会のない人々の為にと病院や施設訪問を決行する
のです。まさしく、音楽により勇気と希望をもたらす【福音伝道】活動ですね。

●私の心の思いなる歌が神の御心にかないますように(詩篇104-34)

もう一つ紹介したいのは、マへりア・ジャクソンのゴスペルに捧げた生涯です。
ご存知のように、ゴスペルは黒人が歌う賛美歌を現していますが、彼女はその中でも
特別な存在でした。1911年生まれのマヘリアは南部ニューオリンズの貧しい家庭で
育ちますが、4歳の頃から教会の聖歌隊で歌を学びます。当時はまだ黒人差別が激しく
彼女は叔母を頼って15歳の頃、北部のシカゴに脱出します。

彼女には何度も人生の転機がありました。しかし、常に教会と信仰と共に生き続けた
生涯でした。彼女はシカゴの地元教会ではゴスペル歌手として有名となり始めます。
そして24歳の時に、10歳年上の科学者志望の大学出身の黒人と結婚しますが、
不景気の時代であり彼には仕事がありません。そこでマヘリアが美容院で生計を立て
ながら、教会の依頼に応えて音楽活動を行っていました。神を賛美して勇気と希望を
与え続けたのです。

そんな彼女に最初のレコード吹きこみ依頼が来たのは26歳の時です。黒人専門の
レコード会社であのルイ・アームストロングも所属していた【デッカ・レコード】
です。しかし、1937年当時は黒人差別が激しくてレコード不買運動が盛んとなり
彼女のレコードもボイコットされてしまいます。

しかし、この体験こそが彼女の歌うゴスペルに魂が込められていった良き【試練】と
なったと私は信じます。彼女はゴスペルをまさに【使命・天職】として歌い続けます。
40年代初め頃は黒人専用ホールのみでの地道な公演活動と教会依頼の仕事で生計を
立てる生活を余儀なくされて、遂には夫ともうまく行かず41年には離婚してしまい
ます。彼女に残されたものはゴスペルだけでした。

そんな彼女に再び世間に知られるチャンスが訪れたのは45年の36歳になった頃
のことです。彼女の素晴らしい音楽性を見出した【アポロ・レコード】が二枚目の
アルバムを計画するのです。

彼女を世に知らしめたのは、レコード会社でも彼女自身でもありません。その立役者は
スタッズ・ターケルという一人のDJでした。彼はジャズ専門のダウンビート誌の記者
からマヘリアのアルバムを紹介されて、彼女の音楽性に即座に感動してしまいます。
当時は戦後で白人も黒人も疲れ果てつらい毎日を送っていた時代でもあります。彼には
彼女のゴスペルが神への【ラブ・ソング】こそが国民全員に励ましになると確信できた
のです。そこで、彼は4週間連続でラジオで流し続けました。

彼の予想通りにマヘリアの歌は全米で大ヒットを産むのです!当時の大ヒットといえば、
10万枚ですが、なんと彼女は100万枚を突破する快挙でした。黒人として初めての
記録でしょう。さらに、彼女の人気は高まって、カーネギー・ホールでの黒人では最初の
公演を実現します。彼女39歳の時です。そして、入場動員数でも新記録となります。
彼女の【ゴスペル】は神へのラブ・ソングとして、聞く者の【魂】を呼び起こすのです。

●霊魂を救うのではない。霊魂を創造(ツク)るのである。イエスキリストを紹介して
 彼より生命(霊魂)を受けしむるのである。伝道とは、救済とはこれである
内村鑑三

彼女には再び人生の転機が訪れます。彼女にはラスベガスでのディナーショー公演の話が
飛び込んできます。貧しい子供時代には中学校を中退して金を稼ぐ事に決めて、ずーっと
夢に見続けていた【富と名声】が目の前に遂に現われたのです。

しかし、大人になった彼女はその道を選ばずに断ります。その代わりに、より多くの人々
にゴスペルを福音伝道できるテレビ出演を選ぶのです。先ずはあの有名なエド・サリバン
ショーに出演します。それをきっかけに全国放送のレギュラー番組の出演を手に入れます。

ところが、彼女にまた【試練】が訪れます。当時黒人の公民権運動が盛んになりつつあり
彼女の人気を嫌って番組を降板させられたのです。一番ファンレターをもらっていたのに。
彼女は音楽界では白人にも認められ仲良くできたのに、町では相変わらず差別されていま
した。彼女はテレビ界から追放されたことで、本当の生き方を発見するのです。まさに、
彼女にとっての進むべき【使命・天職】が発見できたのです。

それは、監獄の服役者のためのコンサート活動でした。

彼女は後に語っています。
カーネギーもロンドン公演も楽しかったけれど、社会から隔絶した人々のために公演した
 ことが一番楽しかった」と。

●あなた方は、私が空腹の時に食べさせ、渇いているときに飲ませ、旅人であった時に宿を
 貸し、裸であった時に着せ、病気の時に見舞い、獄にいた時にたずねてくれた。
 私の兄弟であるこれらの最も小さい者の一人にしたのは、即ち、私(主)にしたのである
(マタイ25-35~36、40)

マヘリアはキング牧師の出会いにより、さらに前進します。キング牧師がワシントンでの
20万人デモ集会を行った時にも、マヘリアは招かれて、ゴスペルを歌うのです。

「神を信じよう。神は必ず見守ってくれているから
 神は白人も黒人でも全ての者のためにある方だから」

●私は必ずあなたと共にいる(出エジプト記3-12)
●万軍の主は我等と共におられる(詩篇46-7)
●その(主)の名は『インヌマエル』と呼ばれるであろう、
 これは「神は我々と共におられる」という意味である(マタイ伝1-23)

その後に、キング牧師はあの有名な演説を高らかに行ったのです。

「私には夢がある!白人の子供と黒人の子供が共に食卓を同じにする日が来る事を!」

マヘリアはキング牧師が暗殺された68年以降は公民権運動の中心から離れて行きます。
彼女は政治活動よりも、ゴスペルの福音伝道が【使命・天職】であったからです。
彼女は世界ツアーでドイツ公演と途中で心臓疾患で倒れ急きょ米軍機によってシカゴに
帰国しますがそのまま天国に召されたそうです。1971年の享年60歳でした。

彼女は武力を使わずに、ただの【ゴスペル】を歌うだけで20世紀の世界に自由・平等の
平和実現にチャレンジしてみせた大いなる【先駆者】となったのです。彼女は今でも
ゴスペルの女神の存在です。勇気と希望を与えてくれる永遠の存在です。

●汝は何事にも慎み苦難を忍び、伝道者の業をなし、汝の職をまっとうせよ
 (テモテ後書4-5)

さらに、あのプレスリーもまたマヘリアを母として尊敬して彼が3度も受賞したグラミー
賞は全て【ゴスペル部門】であったそうです。プレスリーの話はまた後日紹介させて下さい。

●神が私たちに求め給うのは、わたしたちと共にいますこと、神に心を寄せる者を見出し
 その心を神みずからの霊によってさらに育て、かつ生き生きとさせること、これ以外の
 何ものでもない(ヒルティ)

それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!

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