◇◇【天職】に導かれた田中徳太郎氏の話 ◇◇
【2000年11月14日に作成した<第11回>より】
★日本テレビ2001年11月13日放映思いきりりテレビ;
「今日は何の日」より
●ある人の生涯における最大の日とは、その人の歴史的使命、すなわち
神がこの世で彼を用いようとするその目的が明かにわかり、また、
これまで彼が導かれてきたすべての道がそこに通じているのを悟った
日のことである(ヒルティ)
●神の御心にかなうことを求め行なう以上に快い気分を覚えさせ喜びを与えるものはない。
(トマス・ア・ケンピス)
●人の最大発見物は天職なり。これを知らずして彼の人生は無意味なり(内村鑑三)
皆さんの中で既にご存知の方、私同様にテレビを観られた方がいたらご容赦下さい。
田中徳太郎氏は11月13日が命日だそうですが、彼はまさに【天職】に導かれた
生涯であったと思います。
彼の前半生は国鉄勤務のサラリーマンで、休日には趣味のカメラによって、
【しらさぎ】を好んで【しらさぎ】を生息する場所に通って撮影する生涯でした。
彼は職場の写真同好会仲間とともに一つの【夢】がありました。
それは、【しらさぎ】の写真展覧会を開く事でした。
しかし、その展覧会の計画がマスコミに漏れて、注目された事がきっかけで
同好会仲間は恐れをなして彼のもとを去ってしまいました。
さて、ここからが彼の本当の生涯と【天職】が始まるのです!!
彼はたった独りで【夢】である写真展覧会の実現を目指してチャレンジを開始します。
やがて、【しらさぎ】の親子愛の美しさを撮影するために、大きなやぐらを立てて
毎日生態を観察する独りぼっちの偉大なる研究者として人生を歩み始めるのです。
そのため、会社勤務まで辞めてしまいます。
何故、そこまで【しらさぎ】につかまったのでしょうか。テレビの取材によれば、
その理由は彼の生い立ちにあるそうです。幼い頃に親が離婚したために、
親の愛を求めて、そして暖かい家族愛を望みつづけていたそうです。
そんな彼にとって、【しらさぎ】の夫婦・親子・子育てに美しい<家族愛>を
見出したからこそ、彼は全生涯をかけられるほどの魅力を【しらさぎ】に
感じたのではないでしょうか。
そして、【神の愛】が造られた<小さき者>への深い<愛好精神>があったからこそ
<彼>だからこそできる!【ミッション:使命・天職】に導かれたのだと思います。
●野心からも、単なる義務感からも、本当に価値あるものは生まれてきません。
本当に価値あるものは、むしろ、人や事物を深く愛する心から生まれてくるのです
(アインシュタイン)
●驚くべき導きの、神の側からみた目的と直接の狙いは我々を普通の卑近な意味で
幸福にすることではない。むしろ、恐れを知らず、あらゆる良き行いをすすんで
しようとする人、一言でいえば、英雄的な人にするためである(ヒルティ)
●あなたはこの人生において、一人の善き人間になるべきである。
常に善き霊の励ましに従い、その他の全てを拒むような一人の人間になりなさい
(ヒルティ)
●人の生涯は、いつか突然、単純な信仰の境地が訪れて、神への愛がなければ、
どんな信仰も、また神の意志についてのどんな歴史的な、あるいは教養的な知識も、
魂の向上に役立たないことがわかり、反対に、心のなかに神への愛があれば、
一切が明らかになり、やさしく、簡単になる、ということを示される。
我々はこのような境地に達しなければならない。そうなれば、我々は全ての哲学書や
神学書を閉じてよろしいし、またそうしたくなる(ヒルティ)
●ただ偉大な理念の召使と考えるようになったら、その人はすでに確実な頂きに
達したといえる。聖書は、これを「神のしもべ」と呼んでいる(ヒルティ)
そして、彼はけがをした【しらさぎ】を常に10羽近く看病していたそうです。
【しらさぎ】は完治しても彼のそばにいつもいるぐらいに仲良くなついていたそうです。
彼の写真を見ると、自然に生きる崇高なる優雅で荘厳なる【しらさぎ】の姿とともに
彼の頭や肩にまとわりつく人間との信頼関係にある【しらさぎ】の姿までありました。
そのような彼は親戚や地元の人々からは奇人扱いされ、無理解と偏見のまとでした。
それでも彼は【ビジョン:理想・夢・志】の実現のためにも撮影を何年も続けます。
そして。遂に数年後に銀座で展覧会を開催する事ができたのです。
このとき、驚くべき事が起こります。日本での反響よりもフランスやアメリカの芸術界から
注目評価され、名誉ある受賞までします。
今もニューヨークメトロポリタン美術館やフランスの美術館などに展示されているそうです。
しかし、彼は単に有名人では終わりませんでした。
当時、高度経済成長期の減反政策と農薬汚染などにより、年々【しらさぎ】の生息地が
減少して、日本から【しらさぎ】が減少し始めている時期でした。
そこで、彼は日本全国の【しらさぎ】を救済するために捜し追い求めて行くのでした。
そのような時期に彼は胃がんとなり入院してしまいます。
そして、彼が意識不明の状態になったその時に奇蹟的な出来事が起きるのす!
それは義妹の方の証言ですが、11月の季節はずれにもかかわらず、病院の外の
一本の木に数百羽の【しらさぎ】が群れをなしてとまっていたのです。
義妹はあわてて彼に話し掛けますが、すでに会話ができる状態ではなく、2日後には
天国に召されたそうです。
私にはこの話に大いなる【神の愛の摂理】を感じます。義妹の方が見たその事実は、
彼の個人的事業が本当に【神の愛の事業】であり、【神の愛と正義】に基づいていた
証明だと信じられるからです。
●事業の結果について意(オモ)わず、その性質について意(オモ)う(内村鑑三)
●人に少しも頼ることなくして、神にのみ頼ってなすことのできる事業のみが
神の命じ給うた事業である。かかる事業に従事するを得て我等ははじめて
独立の人となるのである(内村鑑三)
●事業の困難を思うべからず、また我の弱きを思うべからず。神の全能なるを思うべし、
その恩恵の無限なるを念ずべし。さらば、事業の困難は失せて我等は強き者とならん
(内村鑑三)
●意(オモイ)を事業に注いで事業は成らず、眼を神に注いで事業はおのずから成る。
神は事業の神なれば、我らは神を信じて無為の生涯を送らんと欲するも得ず(内村鑑三)
皆さんはどのように感じましたか?
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
メイル歓迎します!
cforum@tanaka.name
田中 聡(さとし)
★★★★
皆さんこんにちは!
私は東京の中野に【チャレンジ・フォーラム】という【キリスト精神】啓蒙施設を運営しながら、個人的【福音伝道】事業を行っています。
ここに紹介する記事は、基本的にはメルマが(e-magazine)で2000年11月から2006年6月までに不定期発行してきた
約400号から抜粋して掲載しています。(http://www.emaga.com/info/cforum.html)
もし、皆さんの中で、過去のメルマガにも興味があるならば、まとめてメイル送信しますので御気軽に御連絡ください!
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★★★皆さんの【ビジョン】【願い事】のために【礼拝:祈りと感謝】致します!★★★
あなたの【ビジョン:理想・夢・志】・【願い事】を御気軽に御連絡下さい!
<心を一つ思いを一つ>の【チーム・スピリット&チーム・ワーク】に私が協力します!
あなたと共に【主の御名】によって【神の愛=主イエス】に【礼拝:祈りと感謝】いたします!
●あなた方のうちの二人が、どんな願い事についても地上で心を合わせるなら、
天にいます私の父はそれをかなえて下さるであろう。
二人、三人が私の名によって集まっているところには私(主イエス)もその中にいる(マタイ伝18-19~20)
皆さんからの御連絡お待ちしています!
ハレルヤ!栄光を主に帰します。
主の恵みに感謝します!アーメン