◇◇【先駆者の精神】⇔≪温故知新&原点回帰≫◇◇
【2002年7月9日に作成した<第260回>に加筆】
2002年7月7日(日)17:30TBS「報道特集」を観て
●聖書はすべて真理によって作られた、その精神でもって読まれるべきである
(トマス・ア・ケンピス)
●聖書は古いものでもなければ新しいものでもない、聖書は永遠のものである(ルター)
●聖書はみな神の霊感(息吹・感動)を受けて書かれたものであって
人を戒め、正しくし、義に導くのに有益である(テモテ後書3‐16)
神に大事にされ大切なる皆さんこんにちは、ご愛読に感謝します。
【主イエス】自身は常に【旧約】の預言に立ち帰ることを教えました。
東洋的に言うならば、≪温故知新≫の精神に通じるものです。
それは、【聖書】全体を貫いている【原点回帰の精神】だと思います。
この世は神が創造された原初には【エデンの園】という理想郷であり、
過去から現代に至る道は【神の愛=主イエス】から遠ざかれば遠ざかる程、
精神的疲弊と自然破壊を起こして、やがては堕落崩壊して【最後の審判】を
受ける運命にあることを【聖書】は預言しているからです。
従って、人類が目指す事は、問題が起これば、常に【神の愛】である【イエスの生涯と教え・聖書】の
精神に立ち帰って、【神の愛】より授けられる【インスピレーション・霊的な導き】から無限のパワーを
得ることが重要なのではないでしょうか。
●汝ら立ち帰りて静かにせば救いを得て、平穏(オダヤカ)にして依頼(ヨリタノ)まば力を得べし
(イザヤ書30-15:ルター特愛の句)
一方、進化論的価値観では常に過去よりも現在は進歩発展しているので古臭い【聖書】などの助けを
借りずとも、人類の叡智と努力だけでも未来には【ユートピア】が実現できるのだという希望と信念に基づいた
≪バベルの塔≫建設の挑戦だといえるでしょう。
例えば、現代医学の分野において外科的処置と投薬治療だけでは、もはや限界があることは、
一般の私たちでも理解しつつあります。
原因不明の様々な難病や精神的・肉体的ストレスから生じる症候群には現代医学では具体的治療さえ
見出せない状況です。
そこで、活躍しているのが「民間療法」として低く扱われている治療です。
確かに詐欺まがいの疑わしい治療法もあるでしょうが、先日紹介されていた「自律神経免疫治療」には
感動と明るい希望を抱きました。
何故なら、先ずは医者と患者の信頼関係を大切にして、自分自身の免疫力の
大いなる可能性を信じて自己のバランスを正常に戻すと言う方法だからです。
つまり、癌であってもアトピーやパーキンソン病であっても、その原因は体全体をコントロールする自律神経の
交感神経と副交感神経のバランスを乱して自己の免疫力を悪化させてしまったことであり、それを改善すれば
外科的手術や放射線治療や抗がん剤などの薬も一切不要だというのです。
この治療法は自己のバランスを取り戻す為に簡単なハリとレーザーによるツボ刺激が中心のようです。
この治療が産まれたのは、外科医である福田医師の≪ひらめき≫からでした。
彼は外科医でありながら、手術と薬のみに頼る医療に危険を感じていました。
「現代医療は身体を消耗させるだけです。免疫力に立ち戻るべきなのです!」
患者を間違った医療から助けたい!と望む【愛の心】が【神の愛=主イエス】に聞き届けられて
彼の心に≪ひらめき≫として【神愛の声:聖霊】が与えられたのだと私は信じます。
●神は神の聖霊を役立てたいと思う人々にだけ、それを授け給うのであって、
ただそれを所有して楽しむためには与えられない(ヒルティ)
●私は思いをこらしつつ愛の息吹に耳をすまし、そのささやきをまことと知り、
それを書き写すのみ、我が内より創るものはない(神曲・煉獄篇第24歌52節)
●クリスチャンは思想の人ではない。さらばとて、また実行の人でない。
クリスチャンは聖霊の人である。
聖霊によりて神の知恵と大能とを実得するを得し人である(内村鑑三)
福田医師の≪ひらめき≫に共感する《同志》が現れます。それは新潟大学医学部の
安保(あぼ)教授です。福田医師の臨床医の経験に理論的なサポートを行ない
彼らの心を一つに思いを一つにした【愛の結晶】といえるでしょう。
●同じ思いとなり、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、一つの思いになって私の喜びを満たして欲しい
(ピリピ書2-2)
●キリストの名によって、あなた方に勧める。みな語ることを一つにし、お互いの間に分争がないようにし、
同じ心、同じ思いになって、堅く結び合って欲しい(コリント第1書1-10)
●あなた方のうちの二人が、どんな願い事についても地上で心を合わせるなら、
天にいます私の父はそれをかなえて下さるであろう。
2人、3人が私の名によって集まっているところには私もその中にいる(マタイ伝18-19~20)
福田医師は8年前に「自律神経免疫治療法」を開始しますが、理解されずに
医学界から異端者扱いされて勤めていた病院まで2年前に辞めさせられます。
福田医師は完全に孤立されて、心身ストレスの為に心筋梗塞にまで陥ります。
彼を絶望の【どん底】から救ったのは近所の神社通いという信仰精神でした。
彼は毎日祈り続けたそうです。そして、彼は見事に再起するのです。
そして元気に回復した現在でも毎朝5時に起きて神社にお参りし続けています。
●【神助】(内村鑑三)
◆神を信ぜよ、さらば神は汝の必要に応じてすべての善き物をもって
汝を恵まん。
⇔ ★天来の思想
★外来の友人
★意(オモ)わほざる汝に臨む全ての恩恵の手段(テダテ)
◆汝の目下の境遇をもって汝の力を量るなかれ。汝は信仰を
もって神の力を汝の力となすをうべし。
●我に糧あり、聖書なり。我に力あり、祈祷に存在す。
我は単独にして世界を相手に戦いを得るなり(内村鑑三)
福田医師独りから始めた勇気あるチャレンジは、当初は医学界からは敬遠され
【この世の勢力:富・権威・名声】から縁遠い孤立無援の状態でした。
しかし、福田医師の「何とかして患者を救いたい!」という愛による信念からの
明確な【ビジョン:理想・夢・志】があったことを【神の愛=主イエス】は喜び助け出したのです。
彼が発見できた【ミッション:使命・天職】である【神愛の事業】を【神の愛=主イエス】は決して
見捨てる事はありません。
●人は表面のことを見るが、神は心中を見られる。
人は行いを考察するが、神は意図をおもんばかられる(内村鑑三)
●【健全なる思念】
事業の困難を思うべからず、また我の弱きを思うべからず。
神の全能なるを思うべし、その恩恵の無限なるを念ずべし。
さらば、事業の困難は失せて我等は強き者とならん(内村鑑三)
彼の無謀な冒険を支えてくれる≪最強の味方≫は妻でした。彼女は耳鼻科医師であり
現在では生計を支えて彼のチャレンジの良き理解者であり応援者となっています。
福田医師は先ず初めに気持から病気にならないようにと患者に説得するそうです。
患者自身が「直せる!」と感じ信じられたなら、もう大丈夫だそうです。つまり
自律神経がバランスを取戻し免疫力を正常にするには精神的安定が重要だからです。
福田医師が行なっている免疫力治療とは、患者の不信と絶望で不安な【どん底】の心に
【神の愛=隣人愛】で余分な心配・ストレスを取り除いて【ダイナミック・パワー:信じる力・望む力・愛する力】を
心に取戻している【神愛の事業】であると私には感じられました。
●心配は神への強い信頼によってしか徹底的に打ち勝つことができない(ヒルティ)
●信心の恵みは、善い希望と、つつましい忍耐で待ち望むべきである(トマス・ア・ケンピス)
福田医師との信頼関係によって、【信じる心】と【望む心】を取戻せた患者には
癌の進行を止めたり、完治させるような【愛の奇蹟】を起こせた人まで現れます。
やがて、話題となって全国から患者や医者がやって来るようになったそうです。
そして、一年前から自律神経免疫治療の医学研究会が発足するようになります。
実証可能な臨床データが集まるまでにはあと2~3年はかかる見込みだそうです。
研究会に参加している1人の医者はインタビューに誇らしげに語ってくれました。
「医学界では異端グループであろうと、患者が治ることが目的なのです。」
●義(タダ)しき事のために責められる者は幸いなり、
天国は即ち彼らの者なればなり (マタイ伝5-10、ルカ伝6-22)
元々、免疫分野が専門で世界でも高く評価されている安保教授は、日本でなく
海外の学会に向けて「白血球と自律神経支配」こそが生物のはたらきの基本で
あるという論文を発信し続けているそうです。近い将来において、彼の論文は
暴走する現代医療への警鐘となって高く評価されることを私は確信しています。
福田医師と安保教授のチャレンジは、【神の愛=主イエス】が創った人体自身が
持つ素晴らしい免疫力を大切にして現代医療もまたその原点に立ち帰るための
≪導き手≫であり≪温故知新≫の精神であり、≪原点回帰≫の【先駆者】だと思います。
私たちも≪原点回帰≫の精神を抱き【先駆者】となるチャンスがあるはずです。
福田医師のように孤立無援の立場になることもきっとあるでしょう。
しかし、福田医師が【試練:神愛の訓練】に見事に打ち勝てたように、私たちもまた
信仰精神によって見事に困難を克服できることを信じましょう。
●たとえ困難がどんなであっても、我々は神の力によって、
これに対抗することはできるであろう。私は神のおかげで困難になれてきた。
神に信頼してまだ裏切られたことがない(クロムウエル)
●神があなたを遠ざける喜びよりもあなたを神(愛)へと駆り立てる苦難のほうを
好むようになるならば、あなたは正しい道にいるのである(ヒルティ)
●お前の意図に反しても、それは全くもう駄目というわけではない。
目前の感じによって物事を判断するのは間違いである(トマス・ア・ケンピス)
皆さんが様々な分野で≪原点回帰≫≪温故知新≫の≪導き手≫となり、勇猛果敢なる【先駆者】として
大活躍されることを心より応援しています。
A Happy New Year!新年あけましておめでとうございます!
★★【新年2007年】が皆様の≪飛躍の一年≫となりますように祈念します!★★
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
メイル歓迎します!
cforum@tanaka.name
田中 聡(さとし)