●船出(ヒルティ)
ついに実行した。この世をあとに!
この世の盃(サカズキ)はこなごなに砕かれた。
世をはなれた小舟のなかから
遠い岸辺が薄明りのなかに見える。
路もない海原にあやしく囲まれ、
これからは、ただ希望のみが財産だ。
私の席はきみたちが占めたまえ、
きみたちにはこの世が、私には天国が開かれよ。
長いあいだもくろみ、多くの不安なときに
熟慮したことを、ついに敢行した。
わが巡礼の足が永遠の祖国を見出すまで
もはや決して陸地を踏むことはない。
こののち、月桂樹の枝はわたしのために花咲かず、
かしわの冠がわたしの額(ヒタイ)を飾ることはない。
この世のすぎゆく努力はすべて空しい、
わたしの求めるのは永遠の冠のみ。
このはるかな高い目標は夢ではないか。
あのたなびく霧は岸辺であろうか、
もしもそうでも、私は高尚な遊びをしているのではないか。
この荒海のなかに行く手が見出せるだろうか。
暗い旅路ののちに聖なる都を見出せるだろうか。
いかにつらい苦難の路であろうとも、私は進むのだ。
いざさらば!私を生んだ陸地よ。
苦しみは短く、喜びは永遠である。
★★★
●行きなさい、あなたのために、あなたの地(国)から、あなたの親族から、あなたの父の家から、私があなたに示す地に向けて(創世記12-1)
●立ち上がれ、青年たちよ!
思索せよ、青年たちよ!
時を空しく過ごすなかれ!
目を開け!
大地を踏みしめ、未来へ進め!
歯を食いしばり、前進せよ!
まだ手を差し伸べられていない苦悩の民衆のために
道を示し
その智慧を引き出せ!
明るい微笑みで、心をはずませ
歓喜に魂を燃やしゆけ!
●友よ 太陽に向かって努力せよ!
人類の救済が 熟する日も近い
さえぎる木の葉や枝が なんだ
太陽のもとまで 突き進め!(ヒッピル)
●戦おう!勝利は勇者のものだ!
冷たく立ちはだかる逆境と無慈悲な運命の壁を突き崩し、飛翔せよ。
そして、はるかなる栄光をつかみたまえ。
群がる犬のような愚者の誹謗(ひぼう)など一笑に付し、決して恐れるな。
翼を広げ、頂上を目指したまえ。
コンドルだけが到達できる山頂を!
あなたの心が抱く理想に命を吹き込み、旅立ちたまえ。
私は祈る。あなたの船が善なる海風に恵まれるように。
そして、常に順風満帆の航海であれ!―と(エルサルバドルの詩人エスピノ)
私たちが、今日までどんな現実生活を過ごしていても、【神の愛=主イエス】と共に生きる決意さえすれば、現実を突き抜けて、心に抱く【ビジョン:理想・夢・志】を目指す<人生大冒険>に<船出>することができます!
●人間は、できうる限り遠い未来のことを考えて人生を生きるべきである(トインビー)
●世界はきみたちに大きく開かれている。どしどし遠慮なく進むがいい。
大地は広々とつづき、空は広大無辺にひろがっている(ゲーテ)
●今日(こんにち)の人々よ、若い人々よ、今度は君たちの番が来ている!
われわれを踏み越えて行きたまえ。そして前進したまえ。
われわれよりもいっそう偉大で、いっそう幸福でありたまえ(ロマン・ロラン)
●青春とは臆病さを退ける勇気、安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、二〇歳の青年よりも六〇歳の人に青春がある。年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる(サミュエル・ウルマン)
●今こそ「人生」というすばらしい冒険をこの地球上で行なえる、唯一の機会である。
だから、できる限り豊かに幸福に生きる計画をたて、実行することだ(デ―ル・カーネギ)
●人生は大胆な冒険か、無か、そのどちらかだ(ヘレン・ケラー)
皆さんが【神の愛=主イエス】に信愛して、心に抱く<最愛の我が子・我が分身>である【ビジョン:理想・夢・志】を目指す<船出>によって、【神の愛=主イエス】と共に日々前進し続けることを心より応援しています!
●逆向きに生きようとする人が多い。ものや金をいくらでも欲しがり、それで自分のしたいことをして幸福になろうとする。それは順序があべこべなのだ。まず真の自分になり、それから、するべきことをして、自分の望みのものを手に入れるのである(マーガレット・ヤング宣教師)
●汝ら前に進まんのみ(内村鑑三:出エジプト記14-15)
前に進まんのみ、餓死を恐れず、単独を恐れず、失敗を恐れず、破滅を恐れず、前に進まんのみ
●後のものを忘れ、前のものに向かって体を伸ばしつつ、目標を目指して走り、キリスト・イエスにおいて上に召して下さる神の賞与(栄光)を得ようと努めている(ピリピ書3-13~14)
●罪を忘れ、疾病を忘れ、失敗を忘れ、怨恨を忘れ、神と生命と成功と愛とに向かって進まんのみ(内村鑑三)
それでは今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!