◇◇復活・再起・新生の希望:一日一生◇◇
【2002年4月1日に作成した<第235回>に加筆】
復活祭に考えること
●私たちは落胆しない。たとい私たちの外なる人は滅びても、内なる人は日々新たなり (コリント後書4-16)
●誰でも新しく生まれ変わらなければ神の国を見ることはできない(ヨハネ伝3-3)
【神の愛=主イエス】に大事にされ大切なる皆さんこんにちは、ご愛読に感謝します。
【主イエス】の復活は私たちの人生において大いなる希望だと思います。
私たちは自分の望みである【ビジョン:理想・夢・希望】に向けて、たとえ挫折し倒れても、そのたびに何度でも起ち上がり、やり直せる希望の象徴だからです。
【主イエス】の<十字架の苦難>とは、私たち各自において一時的な<最悪な試練>の象徴だと思います。
それは、【霊性:魂[勇気]・善意・良心】に従う時に、克服しなければならない不安と恐怖でためらいを抱かせる<狭き門>です。
●私たちの宿敵は「ためらい」です。自分でこんな人間だと思ってしまえば、それだけの人間しかなれないのです(ヘレン・ケラー)
【主イエス】の復活は<罪の呪縛・律法の奴隷>からの自由解放であり、【真理:信・望・愛】の復活だと思います。
それは個人の【霊性:魂[勇気]・善意・良心】の復活から始まり、民族・国家に、そして人類平和へつながった<最善の道>だといえるでしょう。
そして、【主イエス】自身が父なる神に祈り<試練>を受け入れたように、その苛酷と思える苦難を覚悟して、チャレンジするならば必ずやその先には<栄光の復活・再起・新生>があることを示していることに感謝します!
たとえば、イスラエル・パレスチナ紛争では今や最悪の状況のように報道されていますが、今日のNHKスペシャルでは【希望の光明】を教え示してくれました。現実の惨劇の裏では今でも懸命に和解交渉の道を守る為に戦っている【愛と自由の戦士】である政治家や市民が存在することは改めて感動しました。
失望と不義・不正だらけの現状の【十字架の苦難】にあっても、自分の【霊性:魂[勇気]・善意・良心】の自由を彼らは捨て去ることはありません。
イスラエル政府の要人であり、5月の労働党党首選挙の候補でもあるベンアミ氏とパレスチナ政府要人の
アリカット氏は交渉決裂の危機に何度も陥ってもあきらめることなく、平和共存できる道を目指しての
和平構想の原案を見事に仕上げたのです。
彼等には【霊性:魂[勇気]・善意・良心】にかなう【ビジョン:理想・夢・志】が、現実の苦難にも見失わずに、心の中に明確に存在するからだと思います。
アリカット氏は誇らしげに発言しています。
「すでに平和への道は存在しているのです。 今すぐにでなくても、たとえ私が生きている間でなくても、5年10年後には必ずやこの原案が土台になることを信じています。」
ベンアミ氏は平和運動の集会で呼びかけて、あくまでも平和交渉の道を復活させることしか選択の道はないことを強調しています。
目前にあるのは砂漠の荒れ野であっても、既に【平和の種】はまかれたのです!もう後戻りすることはありません。
彼等の勇気あるチャレンジは【神の愛=主イエス】に喜ばれ、必ず大いなる実を結ぶにちがいありません。ハレルヤ!
●見よ、私は新しいことをする。今もうそれが芽生え起ころうとしている。あなた方はそれを悟らないのか。確かに私は荒れ野に道を敷き、砂漠に大河を流れさせる(イザヤ書43-19)
●野の獣、山犬や駝鳥もわたしをあがめる。荒れ野に水を沸き立たせ、砂漠に大河を流れさせ、
私の選んだ民に水を飲ませるからだ(イザヤ書43-20)
自爆テロですっかり人通りがなくなってしまったユダヤ人商店街では、借金をしながら、何とか洋装店を守り営む女性店主のために、昔から友人であったパレスチナ人が、パレスチナ人殉教者追悼会に着る為の妻の洋服を買いに来る光景が紹介されていました。
「昔からの友人が困っている時には、銃で停められても必ず来るよ」
「私たちは、ただユダヤ人とパレスチナ人であるだけなのです。」
彼等は<平和の復活>を信じている証拠です。そして、未来の完全な平和が実現するまで何もせず待ち望むのでなく、決裂し絶望のどん底にみえる今日の一日が平和である事を望み自ら自由と平和のために起ち上がって実践しているところには勇気と励ましが与えられます。まさに自由と正義のために戦う【愛と自由の戦士】の行なう道は不滅です!
●汝は永遠の存在者とともに立てり、世はことごとく失するとも汝の事業は滅ばざるべし、ただ心を強くし勇み励め(内村鑑三)
私たちの目指すべき道にも【十字架の苦難】の時は必ず訪れるでしょう。しかし、患難は恩恵の入り口(狭き門)に過ぎず、【神の愛=主イエス】は【栄光の復活】が約束されていることを信じて、楽しみに待ち望みましょう!
●苦しい状態は「一時」のことであっても永続するものでなく、それは神によって一瞬に変えられるものであり、しかも、目的がとげられると間違いなく即座に変えられる(ヒルティ)
●患難を避けんとするなかれ、これに勝たんとせよ。独り自らこれに勝たんとするなかれ。神により勝たんとせよ(内村鑑三)
身を捨てて名を汚され敗れてこそ為し得る道があり、【ミッション:使命・天職】となることを進んで受け入れましょう。
●誰が、キリストの愛から私たちを引き離すことができようか。患難か、苦悩か、迫害か、飢えか、裸か、危難か、剣か。「神様のためには、いつでも死ねる心がまえでいなければならない。私たちは殺されるのを待つ羊のようだ(詩篇44-22)」 と書いてある通りである。しかし、私たちは、私たちを(命を投げ出してまで)愛して下さったキリストによって、これらすべてのことの中にあっても、輝かしい圧倒的な勝利者となるのです(ロマ書8-35~37)
●負けて勝ち、踏みつけられて立ち、殺されて活くるのがキリスト信者の生涯である(内村鑑三)
●正義は敗れて興り、不義は勝ちて亡ぶ(内村鑑三)
私たちが【ビジョン:理想・夢・志】を追い求める時に、世間的には不成功・迫害孤立の無理解の苦難が予想されても恐れることも不安になることもありません。何故なら、【ビジョン:理想・夢・志】は【神の愛=主イエス】と共に歩む<道>だからです。【栄光の復活】のように、奇跡的な<神の助け>が与えられる事を信じて前進し続けましょう!
●あなたを避けどころとする者は皆、喜び祝い、とこしえに喜び歌います。御名を愛する者はあなたに守られ、あなたによって喜び誇ります(詩篇5-12)
●キリストの名のためにそしられるならあなた方は幸いである。その時には、栄光の霊、神の霊があなた方に宿るからである(ペテロ前書4‐14)
世の中が混迷波乱で疲弊しても、【神の愛=主イエス】を信愛する者は、<一日一生>で日々新たに生まれ変わることができるので、いつも明るく元気に希望と勇気に満ち溢れて、老いて益々若き<青年の心>であり続けられます。
●年若き者も疲れ果てうみ、壮年なる者も衰えおとろう。しかし、主を待ち望む者は新たなる力を得る。またワシの如く翼をはりてのぼらん、走れどもたゆまず歩めども疲れない(イザヤ書40-30)
●青年、壮者とは;
常に不可能を計画する人
常に大改革を望む人
常に詩人的にして夢想する人
常に利害にうとき人
常に危険を感ぜざる人 (内村鑑三)
心に抱く【ビジョン:理想・夢・志】を目指す時に、直面する現実の患難に倒され挫折・失敗しても、今日現在が<どん底>でも、【神の愛=主イエス】を信愛するなら、一切心配ご無用です!
●私たちは四方から患難を受けても、窮しない
途方にくれても、行き詰まらない
迫害にあっても、見捨てられない
倒されても、滅びない(コリント後書4-8~9)
●今の私があるのは、ただひとえに、あふれるほどに注がれた神様の恵みと、あわれみとのおかげです。実際に働いたのは私ではありません。 神が私の内部で働き、祝福してくださったのです(コリント前書15-10)
【神の愛=主イエス】から<一日一生>日々新たに勇気と希望を得て、<復活・再起・新生>されて、皆さんが活躍されることを心より応援しています!
●喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである(マタイ伝5-12)
●【勝利の秘訣(内村鑑三)】
我に力なし、しかれども我が全能の神は我が為に活動(ハタラ)き給う。
我に知恵なし、しかれども我が全智の神は我が為に計策(ハカ)り給う。
●あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主は計らい、主が成し遂げてくださる。
あなたの正しさを光のように明らかにし、あなたのための裁きを真昼の光のように輝かせてくださる(詩篇37-5~6)
●わが魂よ。なぜ、おまえは絶望しているのか。なぜ、御前で思い乱れているのか。
神を待ち望め。私はなおも神をほめたたえる。私の救い、私の神を。(詩篇43-5)
ハレルヤ!栄光を主に帰します!
主の恵みに感謝します!アーメン!
今日も明日も素晴らしい人生をお過ごし下さい。
May grace and peace be with your spirit.
Good luck & God bless you!
メイル歓迎します!
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田中 聡(さとし)