◇◇神の声は常に世論に反対す〈内村鑑三)(その1)◇◇<改訂版・再掲載>
【2005年8月25日に作成した<第385回>に加筆】
●投票箱より正義は生まれず(カーライル)
●キリストは少数である。福音は少数の意見である(内村鑑三)
【神の愛】に大事にされ大切なる皆さん、こんにちは!ご愛読に感謝します!
現在の世論・世間的常識は年金・社会保障・失業・少子化対策・国防・憲法改正から、スポーツ・芸能界に至るまで
賛否・利害・損得・善悪を問うことで意見・価値観が二分しているように思われます。
【キリスト精神】によって与えられる【神の愛の視点】では政治や経済や国防を本当に大切にしたければ、その背後にある【神の愛】を正しく受け入れることだと気づくはずです。
●経済の背後に政治あり
政治の背後に社会あり
社会の背後に道徳あり
道徳の背後に宗教あり
宗教は始めにして経済は終りなり。
宗教の結果はついに経済において顕れる(内村鑑三)
【旧約聖書】に示されるユダヤ民族の歴史に学ぶなら、どんなに経済的・物質的に豊かになって、知識・教養に富んでも【神の愛】へ忘恩になって、都合のよい偶像崇拝に陥ったなら、【ビジョン:理想・夢・志】を見失って滅びることになることが明確に示されていることを見逃してはなりません。
●ビジョン(預言)がなければ民族は欲しいままに振るまい、我がままになり滅ぶ(箴言29-18)
●あなたの僕である預言者たちを通して与えられた、律法に従って歩むようにという主なる神の声に聞き従いませんでした(ダニエル書9-10)
●この都は神の声を聞かず、戒めを受け入れなかった。主に信頼せず、神に近づこうとしなかった(セカリヤ書3-2)
日本の現状を打破するには【この世の勢力:富・権威・名声】ではなく、私たち各自の心に【福音の勢力】を迎える事です!
●【福音の勢力】(内村鑑三)
福音は政治にあらず、しかれども国家を潔む
福音は美術にあらず、しかれども美感を喚起す
福音は哲学にあらず、しかれども思惟を刺激す
福音は産業にあらず、しかれども富を増進す
福音はこの世のことにあらず、しかれども人をその中心において
活かすゆえに活動の全ての方面においてこの世を啓発す。
この世以外の福音こそ、この世を救う唯一の勢力なれ。
●福音は社会のためにあらずして、社会は福音のためなり
福音は顕れたる神の聖旨を実顕せんがために世を造り給いしなり。
福音は目的にして社会は手段なり(内村鑑三)
●【キリスト教の真意(内村鑑三)】
活動思索の全ての方面においてエホバの神を崇め奉る、
これキリスト教の真実となす。
-天体に神の栄光を探る
-地層に神の御手の工(ワザ)を求む
-詩歌に神の無限の愛をたたえる
-美術に神の美妙の理想を現わす
-農は神と共に神の地を耕すこと
-工は神と共に造化の上に、さらに造化を加えること
-商は神と共に神の物産を広く四方に分かつこと
●世に惨事多きや、福音を説くべし
世に罪悪多きや、福音を説くべし
国家を救わんと欲するや、福音を説くべし
社会を改良せんと欲するや、福音を説くべし
福音は世を救うための神の能(チカラ)なり(内村鑑三)
●【幸福と十字架(内村鑑三)】
人類の幸福は 学術の進歩を要す
学術の進歩は 思想の自由を要す
思想の自由は 政治の改善を要す
政治の改善は 人心の洗浄を要す
人心の洗浄は 霊魂の釈放を要す
霊魂の釈放は キリストの十字架を要す
たとえ日本社会の中心が【福音】を相手にしなくても、少なくとも私たちだけは【神の愛=主イエス】を【救世主】として認めて【福音:キリストの教え・聖書の御言葉】が与えてくれる無限の【ダイナミック・パワー:信じる力・望む力・愛する力】と日々新たな
【バイタリティ:生活力=生命力+活力】で【霊性:魂[勇気]・善意・良心】を<パワー・アップ>させて、この混迷波乱の社会で【神の愛=隣人愛・聖霊】の【光】で満ち溢れさせて、【福音:御言葉】に従って【神の愛の奇蹟】を起こしましょう!
●十字架の言葉は滅び行く者には愚かであるが、救いに預かる私たちには神の力である(コリント前書1-18)
●キリストの言葉を、あなた方のうちに豊かに宿らせなさい。そして、知恵をつくして互いに教えまた訓戒し、詩とさんびと霊の歌とによって感謝して心から神をほめたたえなさい(コロサイ書3-16)
●あらゆる良い贈り物、あらゆる完全な賜物は、上から光の源である天の父から来る(ヤコブ書1‐17)
●心に植えつけられた御言葉を素直に受け入れなさい。御言葉にはあなた方の魂を救う力がある(ヤコブ書1‐21)
●御言葉を行う者となりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけで終わってはならない
(ヤコブ書1‐22)
●軍隊と巡査と法律とをもって維持されている平和は実は平和ではない。聖書は人をして、その利欲の念を絶たしめて、これに代わるに他を救わんと欲するの【聖欲】をもってせしめて社会をその根底より改める (内村鑑三)
●真正の愛国心は外敵に対して、この国を護らんとするにとどまらず、神に対してこれを聖めんとす(内村鑑三)
私たちの【同志・同労者】が様々な分野で活躍することを日々紹介されていることは、勇気と励ましと希望となるので、感謝感激です!
たとえば、サックス奏者で作曲家でもある野田燎氏(大阪芸術大学教授)の「音楽運動療法」へのチャレンジは【神の愛の事業】です。
突然の事故や生まれつきの「脳障害」やパーキンソン病などで、医者・世間からは植物人間のように扱われ、見放されてきた人々に音楽やトランポリン運動を活用して、患者〈受難者)の心を励まし、動かなかった身体の一部を動かして、呼びかけに応えるまでに
改善させるプログラムを開発して実践しているのです。
まだ、日本の医学会(世論)においては効能について疑問視されているために、彼の孤軍奮闘であり、協力する病院はわずかです。
しかし、野田さんの挑戦には【神の愛の奇蹟】が示されていて、前進あるのみです!ハレルヤ!栄光を主に帰します!
「死ぬまで続ける!」と誇らしげに語っている野田さんの姿は、まさに【ミッション:使命・天職】に生きている【愛と自由の勇者】です!
●【奨励の声】(内村鑑三)
汝は永遠の存在者とともに立てり。世はことごとく失するとも汝の事業は滅びざるべし。ただ、心を強くし勇み励め。
●何人といえども、力によってではなく、愛によって働く信仰を持たぬ者はキリスト教徒ではない(ジョン・ロック)
●愛は重荷を感ぜず、労苦を顧みず、自分の力以上のことを行ないたがる(トマス・ア・ケンピス)
●愛は万事に対する能力をもち、愛しないものならば、力尽きて倒れる場合にも多くの事を成し遂げ功を奏させる(トマス・ア・ケンピス)
●イエスに対する【貴い愛】は人を促して大きな仕事をなしとげさせ、人を励ましいつもいっそう完全な徳を望むように仕向けさせる。愛は常に向上を欲していかなる、いと低い事物によっても引き停められることを望まない(トマス・ア・ケンピス
自分には野田さんほどの優秀な【タレント:個性・才能・可能性】も勇気もないので、私には無理だと嘆き悲しむ必要はありません。
私たちが本来の【タレント:個性・才能・可能性】を最善発揮できる【ミッション:使命・天職】を発見したり実践できない最大原因は私たちの【タレント:個性・才能・可能性】や【ビジョン:理想・夢・志】に問題があるのではないからです。
最大の問題は【この世の君・悪魔】の支配が強すぎるからです。私たちの理性や自力では到底太刀打ちできるものではありません。
自己の無力と敗北を悟ってこそ、私たちは【神の愛=主イエス】に完全信頼することができるのであって、無力こそを誇りましょう!
私たちが【ビジョン:理想・夢・志】に挫折して、弱き自分を知って、【神の愛=主イエス】に導いてくれる【この世の君・悪魔】の策略に大いに感謝しましょう!
●悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。私たちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。だから、邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、平和の福音を告げる準備を履物としなさい(エペソ書6-11~15)
●主が言われた『私の恵みはあなたに対して十分である。私の力は弱いところに完全にあらわれる』それだから、キリストの力が私に宿るように、むしろ喜んで私の弱さを誇ろう(コリント後書12~9)
●神はあなた方にあらゆる恵みを豊かに与え、あなた方を常に全てのことに満ち足らせ、全ての善いわざに富ませる力のある方である(コリント後書9‐8)
●嘆くのはやめて旅をし続けるがよい。すでに与えられたものをしっかり守れ。
この午後をなお歩み続けるならば、夕べには平和がさし招くであろう(ヒルティ)
●【最大の能力(内村鑑三)】
確信と称する活動力ではない、信仰と称する一種の依頼心である。
これが世界を動かした力である。
先ず我の無能を覚って、しかる後に神の大能に頼る、かくて自己は死して
神、我にありて生きるに及んで、我は真個の勇者となる。
【この世の君・悪魔】から私たちが死守すべきは、今日現在これだけは譲れない!【確信】している【ビジョン:理想・夢・志】です。
【ビジョン:理想・夢・志】を実現することは【神の愛の事業】ですが、【ビジョン:理想・夢・志】を守り育てるのは私たちの任務です。
【確信】ある【ビジョン:理想・夢・志】とは、私自身の発想ではなく、天来のものであり、決して忘れがたく生涯つきまとう存在です。
今日現在実現できそうにないからといって、家族身内の無理解や現実問題が困難だからといって、自分勝手に放棄することは【自分本来の道】を放棄することになることを覚悟するべきでしょう。だからこそ【ビジョン:理想・夢・志】だけは守り抜きましょう!
●彼らが私に対して陣を敷いても、私の心は恐れない。私に向かって戦いを挑んで来ても、私には確信がある(詩篇27-3)
●ある日を他の日よりも尊ぶ人もいれば、すべての日を同じように考える人もいます。それは、各自が自分の心の確信に基づいて決めるべきことである(ロマ書14-5)
●自分の確信を捨ててはいけません。この確信には大きな報いがあります(ヘブル書10-35)
●私たちは、最初の確信を最後までしっかりと持ち続けるなら、キリストに連なる者となるのです(ヘブル書3-14)
●人は自己を失わなければどんな生活を営んでもよい。自分の本領に留まるならば一切を失ってもかまわない(ゲーテ)
●信仰は人によっては迷信のごとくに見える。信仰は確かに一種の冒険である。これに従って、あるいは失敗におわるかもしれない。しかしながら、信ずる者は信仰の迷信でないことを知る(内村鑑三)
★★【その2】につづく★★