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【神の愛】を見分け優先しよう!①

◇◇≪招かれざる客≫と見るか、≪天然の親善友好大使≫として見るか(その1) ◇◇
【2002年9月3日に作成した<第270回>に加筆】 
「あごひげアザラシ(タマちゃん)漂着」について思うこと

●天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。
 ◆王は家来たちを送り、宴会に招いておいた人々を呼ばせたが皆次々に断って、来ようとはしなかった。
 ◆ある人は「畑を買ったので、見に行かねばなりません。どうか失礼させて下さい」
 ◆ある人は「牛を2頭ずつ五組買ったので、それを調べに行くところです。どうか失礼させて下さい。」
 ◆ある人は「妻を迎えたばかりなので行く事ができません」
 ◆人々は招きを無視し、一人は畑に、一人は商売に出かけ、また他の人々は王の家来たちを
  捕まえて乱暴し、殺してしまった
 (大婚礼(婚宴)のたとえ:マタイ伝22‐1~14、ルカ伝14‐15~24より)

あごひげアザラシ(タマちゃん)報道で、皆さんの多くも一喜一憂させられたのではないでしょうか。
私は今回の出来事によって自己の無力を痛感させられたり社会の実情を知ることができました。

最初にテレビで観た時に私自身は、この可愛らしいアザラシは≪天然の親善友好大使≫であり、北洋で起きている温暖化が深刻であることを神様が警告するために派遣してくれた貴重な来賓だと感じました。

最初、多摩川で発見された時の報道では、生後数ヶ月の「赤ちゃん」ではないかと知らされたので、直ぐにでも専門家や保護団体が助けに行くものと思っていました。

しかし、加熱報道に反比例して一向に助ける気配はなく、やがて2、3歳の子供と訂正され、河川でも充分に生息できるものとして、テレビ番組では朝から晩まで皆に観に行くようにと扇動し続けました。あまりに可愛らしい体型や表情や動きに魅了されてしまって、専門家が本来なすべき事をしていないように私は感じました。

ところが、潮の流れのおかげで、一時多摩川から姿を消してしまいます。私自身はそのまま海に帰ってくれた方が安心でした。せっかくの≪特使≫に対して見世物のように扱って何の「おもてなし」もしない態度に怒りさえ感じていたからです。

残念な事に、鶴見川で発見されることになります。今度の河川は日本でワースト3に選ばれるほどの汚染された環境です。にもかかわらず、行政も関係者も静観の姿勢を取り続けました。そして、先週末に潮の流れと共に再び姿を消してしまいました。

私は鶴見川に再来した26日(月)に、家族と相談して自分でできることを行なうことにしました。
先ず、環境省に問い合わせると野生生物課に回され、「外来種」を保護するための法律は「鳥獣保護法」と「種の保存法」しかないと教えてくれました。残念な事にあごひげアザラシは現在のところ狩猟禁止の対象でも絶滅種でもないので法的には保護すべき対象ではないと応えてくれたのです。

私自身は環境問題や自然や動物の保護運動に参加した経験も専門知識もなかったのですべての情報が新鮮で驚きの発見でした。そして、今回の事態で世界のメディアや保護団体や一般市民から救助の陳情があるか環境省に尋ねると「一切ありません」と話してくれました。

私は不思議に思って、今度は自然保護団体に問い合わせてみることにしました。先ず思いついたのがパンダのシンボル・マークで有名な「WWF」の日本支部でした。彼らは絶滅種の保存や環境問題が原因である場合のみに支援運動すると応えてくれて今回のような「個体の生命救済」は対象外だと応えてくれました。窓口の人の話では諫早湾問題や沖縄の海上基地反対運動などはメディアでこれほどに扱われず、市民も無関心であることの方が深刻だと嘆いていました。

そこで、河川の自然保護を中心に活動している日本自然保護協会を紹介してもらって問い合わせると、窓口の話では彼らも基本的には「個体」の保護を目的としていないと応え、今回のアザラシには無関心な反応でした。

彼らからしてみると、日常の問題が深刻過ぎて多忙なために、たった1頭の名も無きアザラシのために時間をかけられないのでしょう。そして、自然淘汰の摂理としても野生動物を単なる感情的に救済すべきでないという厳しい姿勢であるといえるでしょう。

環境や自然を保護するためにあきらめず、前向きで積極的な彼等の行動は素晴らしいと思います。しかし、自然保護という人類が直面する最大の困難な問題に取り組むあまりに日常の業務に忙殺されて、大切な【神の愛・隣人愛】を見失っているようにも感じました。

●あらゆる奥義と知識に通じていても、山をも移す強い信仰があっても、もし、愛がなければ無に等しい。自分の全財産を人に施しても、自分の体を焼かれるために渡しても、もし、愛がなければ、一切は無益である(コリント前書13-1~2)

私はさらにイルカ・クジラ・ネットワークという保護団体にも問い合わせたところ、興味深い話しを教えてもらいました。実はアザラシのような海洋生物の管轄省庁はこれまで旧水産庁(現在の農水省)だったのが、来年から環境省に移管されることが法案で決定した矢先であり、狭間のタイミングが悪い時期だったというのです。もし、絶滅種にある貴重な品種のアザラシならば、直ぐにでも保護されるような汚染環境であっても、たまたま「あごひげアザラシ」だから救助されないことも教えられました。

そこで、今度は「個体」の野生動物を救出してくれる団体を紹介してもらいました。

野生動物救護獣医師協会(電話042‐529‐1279)に問い合わせてみました。事務局の獣医は、汚染を心配しており、何とか助けたいが海洋獣保護の経験がなく様子を見ていると教えてくれました。たまたま理事長が多摩川近辺に住んでおり、多摩川で発見された時には心配して現地にも行ったそうです。姿を消した時にはホットしたそうです。しかし、最悪の河川に再来したので、改めて対処を検討することを約束してもらいました。私はただお願いするだけしかありませんでした。

ところで私と共感してくれる専門家がいてくれたことは大いなる喜びでした。ご存知のように、最近の出来事としてアメリカでは親からはぐれるシャチの子供を群れに帰すことに成功したニュースに感動していた私と同感して、アメリカならば直ぐに救助するだろうとも話してくれました。
一方で洪水で被害を受けてチェコエルベ川では水族館のオットセイが数百キロ流されたのを救助して帰還させようとしましたが、衰弱が激し過ぎて途中で亡くなってしまった話しも報道されています。つまり、衰弱してから救助するのでは手遅れになる危険もある証明でした。

そこで、河川管理担当で今回の責任部署である国土交通省の京浜河川事務所にも問い合わせると、丁寧に返答してくれました。彼等にとって初めての経験であり、先例がないために最悪な場合には保護することも検討するという答弁でした。

結局、環境問題や自然保護団体や行政の立場では、「あごひげアザラシ」の救助は【最重要課題】ではないという結論でした。そして、発見したことは、環境問題や自然保護・動物保護に取り組む団体は各自の専門分野では懸命に活動していても意外と横のつながりや情報の共有化ができておらず、連携も取れていないように感じられたことです。

私の予想では今後も様々な「外来種」が漂着すると思われます。貴重な品種も現われる事でしょう。そんな時に、現在のような体制のままでは救助活動は困難に違いありません。

私としては、政治的にも行政的にも、今回の出来事を予行演習として有効活用することもできるのではなないかと考えたのです。そうすれば≪天然の親善友好大使≫も救われます。ところが、週の半ばに国土交通省の立場として扇大臣がテレビで発言しました。「天然の生物は自由に判断できるので、無理に助けなくても、自然に任せれば良い」という声明を発表しました。

私は今度は国会議員に問い合わせてみる事にしました。民主党社民党など環境の問題に積極的な新人議員を中心に事務所や議院会館に電話で問い合わせてみました。

議員の中には、今回の漂着は単なる一過性の出来事でなく、これからも続出するであろう重大な環境問題として考えてくれる人がいるに違いないと思ったからです。そして、これからの為にも、扇大臣に救助作戦を決行するように働きかけて欲しいとお願いするつもりでした。何故なら、扇大臣の議員会館の秘書に電話で訴えてみても無関心な反応だったからです。ある人はメイルで丁重に断って来ました。、ある議員秘書は多忙を理由に相手にもしてくれませんでした。「そんなに心配なら貴方がすれば良いでしょう?」とまで奨められました。

彼等の言い分も良く理解できます。彼等は日常の忙しさのあまりに、新たな問題を持ち込まれては困るからです。既にテレビでは視聴者の90%が助けて欲しいと訴えているのに、議員たちは忙殺されていてそれどころではないのでしょう。

●なすべきことを欲しはするが、それを成し得ない
 なすべきことを成し得るが、それを欲しない
 欲しかつ為し得るが、何を為すべきかを知らない(ゲーテ
●人の生活はすべて次の二つから成り立っている
 したいけれど、できない。できるけれど、したくない(ゲーテ

そこで、最後に京浜河川事務所の担当者と環境省に救出作戦の早期決行を訴えるメイルをして、私の活動をとりあえず終える事にしました。

しかし、ここまで人に頼って、人に動くように働きかけているうちに、もっと≪最善の方法≫があることを私は再発見したのです!!
それは【神の愛=主イエス】にお願いする事です。私は愚かにも、自分も直接救助したくないから、人々にお願いするだけしかしませんでした。だから、誰も動かなかったのです。
「【天然の親善友好大使】を助けたい!」という私が心から自信と誇りを持って行なえることは【神の愛=主イエス】に直訴することです。こんな私だからこそできる事は【礼拝:祈りと感謝】だったのです。

●あなたのしようとすることを主にゆだねよ、そうすれば、あなたの計画はゆるがない(箴言16-3)
●神にすがる依頼心ありて始めて真個の独立と威厳と自尊はあるなり(内村鑑三
●真っ先に人間に慰めを求めないで、神にそれを求めなければならない(ヒルティ)
●神に従う生活をしない者は、ただ怖れにばかり支配される(ツィンツィンドルフ・同胞教会設立者)
●我れ神に依頼(ヨリタノ)みたればおそれなし。人、我に何をなし得ようか(詩篇56-11)

私は毎日何度でも、【神の愛=主イエス】にアザラシを通じて【神の愛の奇蹟】を示してくれるようにとお願いしています。きっと人間では不可能な【神の愛の奇蹟】を示してくれることを私は信じ望み楽しみにしています。

●神を信ぜよ、さらば神は汝の必要に応じて全ての善き物をもって汝を恵まん(内村鑑三
●もうあなたは泣くことはない。あなたの叫び声に応じて、主は必ずあなたに恵み、それを聞かれるとすぐ、あなたに答えてくださる(イザヤ書30‐19)

専門家の多くは救助に消極的だったのに、今週になってようやくテレビ報道でもムツゴロウ博士の畑さんが、「僕だったら、自分の子供のように思って直ぐに助け出す」と答えてています。また、北海道で多くの赤ちゃんアザラシを救助しながら野生に帰すことを積極的に行なっている水族館の係員は、今回の扱い方については「見世物にしているようで可哀想だと」答えて、先ずは直ぐにでも保護して身体を元気にさせて、キレイな海に戻すべきだと提言し始めているのは大きな喜びです。

●神を信じる人々にとっては、すべての憂いが次第に消えて、その代りに、ある確かな信念が生まれる。
~本当の禍(ワザワ)いをもたらすことはないとう信念がわいてくる(ヒルティ)★【その2】へ続く★